経験者の8割以上が知らない!不動産買取のメリットである「契約不適合責任免除」とは
株式会社NEXER・不動産買取のメリットに関する調査

■「契約不適合責任免除」を知っていますか?
不動産売却では、引き渡し後に「設備の不具合」や「見落としていた瑕疵」などが発覚し、思わぬトラブルに発展することがあります。
こうしたリスクを避けるために押さえておきたい仕組みが「契約不適合責任免除」です。
そこで今回はタクシエ(TAQSIE)と共同で、事前調査で「不動産買取依頼をしたことがある」と回答した全国の男女150名を対象に「不動産買取のメリット」についてのアンケートを実施しました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERとタクシエ(TAQSIE)による調査」である旨の記載
・タクシエ(TAQSIE)(https://www.mecyes.co.jp/taqsie/)へのリンク設置
「不動産買取のメリットに関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年11月7日 ~ 2025年11月18日
調査対象者:事前調査で「不動産買取依頼をしたことがある」と回答した全国の男女
有効回答:150サンプル
質問内容:
質問1:「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」という言葉を知っていますか?
質問2:買取では契約不適合責任が「免除」されることが多いことを知っていましたか?
質問3:契約不適合責任免除のメリットをどの程度理解していますか?
質問4:その理由を教えてください。
質問5:売却後のトラブル(雨漏り、設備故障など)への不安はありますか?
質問6:どのような不安がありますか?
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■86.7%が、不動産の買取において契約不適合責任が免除されることが多いことを「知らない」と回答
まずは「契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)」を知っているか聞いてみました。

もっとも多い回答は「全く知らない」の42.7%でした。
「名前を聞いたことがある程度」が18.7%「聞いたことはあるが、内容はよく分からない」が18%と続き、全体の約8割が法的責任を十分に理解していないことがわかります。
次に、不動産の買取において契約不適合責任が免除されることが多いことを知っているか調査しました。

「知らない」と答えた方が86.7%と大半を占める結果になりました。
契約不適合責任の免除は、売主の負担を大きく軽減できる買取特有のメリットにもかかわらず、一般的にはほとんど認知されていない状況がうかがえます。
■79.4%が、契約不適合責任免除のメリットを「分からない」と回答
続いて、契約不適合責任免除のメリットをどの程度理解しているか聞いてみました。

「ほとんど理解していない」と答えた方は60.7%でした。
「名前は知っているが、仕組みはよく分からない」と答えた方も18.7%おり、全体の約8割が契約不適合責任免除のメリットを十分に理解できていない状況が明らかになりました。
それぞれの理由を一部紹介します。
「ほとんど理解していない」回答理由
・不動産の売買に詳しくないから。(60代・男性)
・その言葉を知っている人は不動産関係の人しか知らないと思う。普段使うことがないから。(60代・男性)
・言葉自体知らないから。(60代・男性)
・場面に出くわさなかった。(60代・男性)
「名前は知っているが、仕組みはよく分からない」回答理由
・調べたことが無いから。(40代・男性)
・不動産売買を業者に頼んでやったから、詳しいことはわかりません。(60代・女性)
・あまり関心が無いので。(60代・男性)
・不動産について勉強していないため。(60代・男性)
日常的に契約不適合責任免除を意識する場面がほとんどないため、理解が不足する様子がうかがえます。
また、不動産売買の手続きを専門家に任せる方も多く、自分ごととして捉えにくいまま取引が進むケースが目立ちました。
こうした状況が、契約不適合責任免除のメリットが十分に理解できていない一因になっていると考えられます。
一方で「理解している」と答えた方の理由も見てみましょう。
「よく理解している(仕組みを把握している)」回答理由
・予備知識は大事だから。(30代・男性)
・勉強したから。(50代・男性)
・不動産会社に勤めていた折に、買取の契約を何回か行った。(60代・男性)
・マンション管理を担当していたので、瑕疵担保責任について学んでいた。(70代・男性)
「ある程度理解している」回答理由
・勉強した上で契約したため。(40代・男性)
・購入時に色々勉強したので。(50代・男性)
・宅建の勉強をしたことがあるから。(60代・女性)
・不動産会社に教えてもらった。(60代・男性)
理解していると答えた方の多くは、過去の業務経験や資格学習、不動産取引に向けた事前の勉強など、能動的に情報を得る機会があったケースが目立ちました。
普段なじみがないため、理解しづらい内容であることがうかがえます。
■34.7%が、不動産売却後のトラブルに不安が「ある」と回答
最後に、不動産を売却した後のトラブルに不安を感じているか聞いてみました。

8%が「とてもある」26.7%が「ややある」と答え、3人に1人以上の方が何らかの不安を抱えている状況が明らかになりました。
具体的にどのような不安を感じているのか、一部の回答を紹介します。
「とてもある」回答理由
・家に不具合が分かった時の責任問題や保証。(50代・女性)
・考えだしたらキリがないほど。ガス漏れ、水回り、漏電、など。(60代・女性)
「ややある」回答理由
・不良品があるかもしれない。(30代・男性)
・やはりシロアリや経年劣化やたくさんあります。(40代・女性)
・そもそもの構造の脆弱性でしょうね。(50代・男性)
・何が起こるか分からない不安。(50代・女性)
・見えない場所の不具合。(60代・女性)
・思いもよらないところが傷んでいるかもしれないため。(60代・男性)
構造の劣化やシロアリといった見えない箇所の不具合への心配が多く挙がっており、売却後の責任範囲を明確にできない点が不安につながっている様子がうかがえます。
また「何が起こるかわからない」という漠然とした不安を抱える方も多く、売却後のトラブルへの備えが十分に浸透していない実態が見て取れました。
契約内容や責任範囲の理解不足が、こうした心理的な不安の大きさにつながっているのではないでしょうか。
■まとめ
今回は、不動産買取にかかわる「契約不適合責任」について調査を行い、その実態を紹介しました。
約8割の方が法的責任の内容を「詳しく知らない」と回答し、さらに買取ではこの責任が免除される点を「知らない」と答えた方も86.7%にのぼりました。
こうした状況から、多くの売主が契約不適合責任免除の本来のメリットを十分に理解されていない状況がわかります。
また、売却後のトラブルに不安を感じている方も3割以上みられ、見えない不具合や責任範囲の曖昧さが心理的な負担につながっていました。
契約不適合責任の仕組みを理解し、免除が適用される取引方法を知ると、売却後の不安を軽減しやすくなります。
安心して取引を進めるためにも、疑問点は早めに相談し、自分に合った売却方法を検討してみてはいかがでしょうか。
タクシエ(TAQSIE)
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXERとタクシエ(TAQSIE)による調査」である旨の記載
・タクシエ(TAQSIE)(https://www.mecyes.co.jp/taqsie/)へのリンク設置
【タクシエ(TAQSIE)について】
運営会社:三菱地所リアルエステートサービス株式会社
所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ11階
Tel:03-3510-8011
URL:https://www.mecyes.co.jp/taqsie/
運営メディア:不動産売却マスター
概要: 不動産売却マスターは、マンション、戸建て、土地、相続などの不動産売却に関する情報を提供する、三菱地所リアルエステートサービス株式会社運営のウェブメディアです。
URL:https://www.mecyes.co.jp/taqsie/master/
【株式会社NEXERについて】
本社:〒171-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
Tel:03-6890-4757
URL:https://www.nexer.co.jp
事業内容:インターネットリサーチ、SEO、WEBブランディング、レビューコンテンツ、リアルショップサポート、WEBサイト制作
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