共感が食品ロス削減の力に「涙目シール」が環境省「グッドライフアワード」を受賞~デザイン面でも各種アワードを連続受賞~
株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)は、環境省が主催する「第13回 グッドライフアワード」において「実行委員会特別賞 サステナブルデザイン賞」を受賞しましたので、お知らせいたします。このたびの受賞は、当社が掲げる5つのキーワードの1つ「食の安全・安心、地球にもやさしい」を具現化する食品ロス削減の取り組み「涙目シール」が、「消費者の共感を食品ロス削減の力に変える挑戦」として高く評価されたものです。


■「グッドライフアワード」について
環境省が主催するグッドライフアワードは、環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取組を募集して紹介、表彰し、活動や社会を活性化するための情報交換などを支援していくプロジェクトです。社会をよくするSDGsを体現する取り組みを「環境大臣賞」として幅広く表彰しています。
▼「グッドライフアワード」関連ページ
https://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/goodlifeaward/
■「安いから買う」から「助けたいから買う」へ転換するコミュニケーション
「涙目シール」の取り組みは、食品ロス削減への貢献のみならず、そのデザインの力や社会へのコミュニケーション手法においても多方面から高い評価を獲得しています(※)。
● 65th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS
テレビ、ラジオCMの質的向上を目的に1961年から開催されている、名実ともに日本最大級のクリエイティブアワードです。近年ではあらゆる領域のクリエイティブを対象としており、日本のクリエイティブ業界で最も権威ある賞のひとつとされています。この度はPR部門でゴールド、デザイン部門でシルバー、ブランデッド・コミュニケーション部門でブロンズを受賞いたしました。

● PRアワード2025
公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会が主催する、日本のコミュニケーション技術の質的向上とパブリックリレーションズ(PR)の普及を図ることを目的としたアワードです。広報・PRのプロフェッショナルな視点から、成果や戦略性に優れた活動が選出されます。この度はシルバーを受賞いたしました。

※「65th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」「PRアワード2025 」は当社のクリエイティブパートナーであるThe Breakthrough Company GO社との受賞
■お客さまと一緒に食品ロス削減に取り組む「涙目シール」
「涙目シール」は、値下シールに値下金額だけでなく、「お客さまの心に響くメッセージ」なども添えることで、お客さまと一緒に食品ロス削減に取り組むことを目的とした取り組みです。値下販売のシールに「たすけてください」というメッセージと「涙目」のキャラクターを記載することで、お客さまの心に直接語りかけて共感を得ながら、一緒に食品ロス削減に取り組むユニークなコミュニケーションツールです。

2024年10月の実証実験では、従来のシールと比較して購入率が向上しました。これを全店で実施すると年間約3,000トンもの食品ロス削減につながることを踏まえ、2025年3月には全国展開を開始しました。「値下商品の購入は恥ずかしかったが、助けるためだと思えば購入できる」という声にもあるように、「涙目シール」は消費者の値下商品購入への心理的ハードルを下げ、食品ロス削減対策に新たな視点をもたらしました。
実際の店舗の廃棄量も前年同期比(※)で約5%削減を達成しており、その他の施策と合わせて食品ロス削減を推進しています。
※2024年度上期と2025年度上期の比較
■「涙目シール」のイラストをフリー素材化!食品ロス削減を社会全体へ
2025年10月には「涙目シール」による食品ロス削減の効果をファミリーマート店舗だけでなく、社会全体へと広げていきたいという想いから、「涙目シール」のイラストをフリー素材化いたしました。より多くの販売店の皆さまにご活用いただけるよう、既存のデザインに加え、新たにパン、肉、魚、ケーキの4種類のイラストを追加し、ファミリーマートの公式ウェブサイト内のサステナビリティページにて公開しています。また、ファミリーマート店舗の「ファミマネットワークプリント」を利用して印刷することも可能です(※)。
※印刷サービスは有料です。

■環境の中長期目標に基づき、店舗での食品ロス削減を推進
ファミリーマートは、環境に関する中長期目標「ファミマecoビジョン2050」を策定し、店舗における食品ロス削減に積極的に取り組んでいます。これまでも商品包装の改良によるロングライフ化や発注精度の向上、「てまえどり」の継続実施など、様々な施策を行ってきました。
その一環として、2021年7月からは消費期限の迫った中食商品(おむすびや弁当など)にバーコード付き値下シールを貼付する「ファミマのエコ割」を導入。2024年3月からは、このシールに「涙目」のキャラクターと「たすけてください」というメッセージを記載し、お客さまの心に語りかけ、共感を得ることで、さらなる食品ロス削減を進めています。
この「涙目シール」が一定の効果を上げたことを受け、社会全体の食品ロス削減への貢献を目指し、既存のデザインに加えてパン・肉・魚・ケーキの4種類のイラストを追加し、ファミリーマート公式ウェブサイトにてフリー素材として無償で提供しています。
「ファミマecoビジョン2050」では、食品ロスを2030年に50%、2050年に80%削減することを目標に掲げています。今後もファミリーマートらしく、新たな手法にも積極的にチャレンジしながら、目標達成に向けた取り組みを加速させていきます。

▼ファミリーマートの食品ロス削減の取り組みはこちらからご覧いただけます
https://www.family.co.jp/sustainability/material_issues/environment/circulation.html
<ご参考>
◆環境の中長期目標「ファミマecoビジョン2050」について
ファミリーマートは、2020年2月に環境に関する中長期目標「ファミマecoビジョン2050」を策定し、「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」「プラスチック対策」「食品ロス削減」の3つのテーマで取り組みを推進しています。持続可能な社会の実現に貢献するため、それぞれのテーマについて数値目標を設定しています。
▼「ファミマecoビジョン2050」の概要について
https://www.family.co.jp/sustainability/ecovision.html
ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、お客さま一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指してまいります。
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