季節のハガキ文化は残るか?経験者の6割が「続けたい」と願う理由
株式会社NEXER・季節のハガキに関する調査

■季節のハガキは出していますか?
デジタルコミュニケーションが主流となり、メールやSNSでのやりとりが当たり前になりました。
一方で、手書きならではの温かさや、相手を思い浮かべながら言葉を選ぶ時間を大切にしたいという声も根強く残っています。
そこで今回は圧着DMネットと共同で、全国の男女900名を対象に「季節のハガキ」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERと圧着DMネットによる調査」である旨の記載
・圧着DMネット(https://acchaku-dm.net/)へのリンク設置
「季節のハガキに関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年11月18日~2025年11月28日
調査対象:全国の男女
有効回答数:900サンプル
質問内容:
質問1:今年、年賀状を出しましたか?
質問2:その理由を教えてください。
質問3:暑中見舞いや寒中見舞いを出したことはありますか?
質問4:どのくらいの頻度で出していますか?
質問5:季節のハガキのやりとりは今後も続けたいと思いますか?
質問6:その理由を教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■66.1%が年賀状を「出していない」と回答
まずは今年、年賀状を出したか聞いてみました。

40.1%が「もともと出していない」と答え、もっとも多い結果になりました。
「出すのをやめた」と回答した方が、26.0%で続いています。
合計で、66.1%が年賀状を「出していない」ようです。
それぞれの理由を一部紹介します。
「もともと出していない」回答理由
・学生時代(中学生)までは出していたが、今はLINEなどで送っているからです。(20代・女性)
・出すのが面倒だから。(20代・女性)
・出す相手がいないから。(30代・女性)
・引っ越しが多く、相手に連絡をするのも大変だから。(30代・女性)
・時代が変わった。(40代・女性)
・LINEで十分なので。(50代・女性)
「出すのをやめた」回答理由
・流行ってないと思ってるから。(20代・女性)
・毎年出しても戻ってくる比率が毎年下がってきたので考え直した。(20代・男性)
・嫌がっている人の話を耳にしたから、迷惑かなと思って。(30代・女性)
・やり取りする相手が減ったから。(30代・女性)
・ハガキ代が高いから。(30代・女性)
・SNSでみんなとつながっているので。(40代・女性)
6割以上が年賀状を出さない理由は、デジタル化の進展やコミュニケーション手段の多様化が影響していると考えられます。
とくに、若い世代では「LINEやSNSで十分」「面倒」という声が目立ち、効率性や手軽さを重視する傾向が強いようです。
「毎年の返信率が下がった」「迷惑かもしれない」などのコメントも見られ、年賀状そのものへの価値観の変化や、相手への気遣いから距離を置くケースもうかがえます。
コスト面を理由に挙げる回答もあり、年賀状文化を続けるためのハードルが上がっている様子も伝わりました。
一方で、現在も年賀状を出している方の理由を一部見ていきましょう。
「例年通り出した」回答理由
・恒例だから。(20代・女性)
・毎年出してるから。(30代・男性)
・毎年貰っているのでやめられない。(30代・男性)
・親族にしか出さないと決めているので。(30代・女性)
・友達に挨拶をするため。(40代・男性)
・年賀状だけは現状を伝えるためにもきちんと出したいから。(40代・男性)
「枚数を減らして出した」回答理由
・はがきの料金が値上げしたから。(30代・女性)
・来たので返しました。(30代・男性)
・相手が出さなくなったから。(40代・女性)
・年賀状を出しても返事がない人も多くなったため。(40代・女性)
・年々減っているから。(40代・女性)
・メールで事足りる人とそうではない人がいるので。(40代・男性)
年賀状を出し続けている方の多くは「毎年の習慣」や「相手とのつながり」を重視している傾向にあります。
年賀状が単なる形式的なやり取りではなく、相手を思う気持ちを伝えるコミュニケーションの一つとして捉えらる方も少なくありません。
また、費用面や返事の状況を踏まえ、関係性の近い相手に限定して送るなど、年賀状の付き合い方を見直す方が増えている様子も見られました。
■71.1%が暑中見舞いや寒中見舞いを「出したことがない」と回答
続いて、暑中見舞いや寒中見舞いを出したことがあるか聞いてみました。

71.1%が暑中見舞いや寒中見舞いは「出したことがない」と回答しました。
毎年出している方は1.6%、ときどき出す方も6.6%にとどまっており、年賀状と比べて馴染みの薄い文化であることがわかります。
続いて、暑中見舞いや寒中見舞いを出したことがある方に対して、頻度を聞いてみました。

42.5%が「その年の状況によって出す」と回答し、もっとも多い結果になりました。
次に「相手から来たときだけ返す」が20.5%となっています。
暑中見舞いや寒中見舞いは、年賀状のように毎年必ず送るというよりも、相手との関係性や状況に応じて柔軟に送るものとして捉えられている状況がわかります。
「相手から来たときに返す」という回答も2割を超えており、義務的に続けるのではなく、交流のきっかけとして活用する姿勢が多く見られました。
■63%が今後も季節のハガキのやり取りを続けたいと「思う」と回答
最後に、今後も季節のハガキのやり取りを続けたいと思うか聞いてみました。

45.2%が今後も季節のハガキのやり取りを続けたいと「やや思う」、17.8%が「とても思う」と回答しました。
それぞれの理由を一部紹介します。
「やや思う」回答理由
・スマホなどですぐ連絡を取れる方もいれば、スマホを持たないお年を召した方もいるためです。(30代・女性)
・慣例だから。(40代・女性)
・付き合いのきっかけになるので大事にしています。(40代・女性)
・恩師との近況は、年賀状だけだと少し寂しい。(40代・女性)
・風情が残るから。(40代・男性)
・メールよりも手紙で受け取ったほうがありがたみがあるから。(50代・男性)
「とても思う」回答理由
・習慣になっているから。(30代・男性)
・定例行事だからです。(40代・男性)
・普段便りを聞かない人との交流。(50代・男性)
・年に一遍の近況報告だからです。(60代・女性)
・毎年の楽しみです。(70代・女性)
季節のハガキ文化に対して、6割以上の方が「今後も続けたい」と回答しており、手書きだからこそ届けられる気持ちや友人・知人とのつながりを大切にしたいという思いが根強く残っている様子がわかります。
即時性と効率が重視される時代だからこそ、手間をかけて送るハガキに特別な価値を感じる方も多いようです。
■まとめ
今回は、季節のハガキ文化に関する調査を行い、その結果について紹介しました。
年賀状や暑中見舞いなどの季節のハガキを「出していない」と回答した方が多く、デジタル化により習慣そのものが大きく変化している現状が見えてきました。
一方で、63%の方が「今後も季節のハガキのやり取りを続けたい」と回答しており、手書きならではの温かさや形に残るつながりを大切にしたいという思いも根強く残っています。
SNSをはじめとするデジタルの交流が増えている今だからこそ、季節の挨拶をきっかけに、気持ちを届ける時間をつくってみてはいかがでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXERと圧着DMネットによる調査」である旨の記載
・圧着DMネット(https://acchaku-dm.net/)へのリンク設置
【圧着DMネットについて】
社名:株式会社メイセイプリント
代表取締役:渡辺 達也
所在地:愛知県北名古屋市鍜治ケ一色西二丁目141番地
Tel:03-5967-1126
事業内容:各種圧着はがきの印刷加工、宛名印刷、発送代行
【株式会社NEXERについて】
本社:〒171-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
Tel:03-6890-4757
URL:https://www.nexer.co.jp
事業内容:インターネットリサーチ、SEO、WEBブランディング、レビューコンテンツ、リアルショップサポート、WEBサイト制作
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