ゼオライトの市場規模、2026年に141億米ドル到達予測

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株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「ゼオライトの世界市場 (~2026年):タイプ (天然・合成)・機能 (イオン交換・触媒・モレキュラーシーブ)・合成ゼオライト用途 (洗剤・吸着剤・触媒)・天然ゼオライト用途・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を12月15日より開始いたしました。

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ゼオライトの市場規模は、洗剤業界での需要の増加により、2021年の121億米ドルからCAGR3.1%で成長し、2026年には141億米ドルに達すると予測されています。天然ゼオライトの最大の用途は、建設・建築資材分野です。建設業界における軽量コンクリート材料の需要増加が、天然ゼオライトの使用を促進すると予想されています。


COVID-19のゼオライト市場への影響

COVID-19パンデミックは、ゼオライトとその原料の製造業務に大きな影響を与えました。2020年のゼオライトの生産量は、原材料と労働者の不足、政府指導による工場の閉鎖などの影響を受け減少しました。また、2020年の第2四半期には、サプライチェーンの混乱により、ゼオライト製造会社の調達に問題が発生しました。中国の原材料サプライヤーに依存しているゼオライト製造企業は、物流面で大きな課題に直面しています。

牽引要因:洗剤業界における合成ゼオライトの需要増加

合成ゼオライトは優れたイオン交換性を有しており、マグネシウムやカルシウムなどのイオンを除去するための水の軟化剤として適しています。洗剤業界では、以前はトリポリリン酸ナトリウム(STPP)などのリン酸塩ビルダーを使用していましたが、環境規制により現在はゼオライト4Aに置き換えられています。これは、洗剤業界における環境汚染に対する意識の高まりによるものです。

洗剤の製造に関するリン酸塩ビルダーの規制により、ゼオライトの使用が増加しています。欧州議会と欧州連合理事会は、リン酸塩ビルダーの使用を禁止する規制がとられています。中国、日本、インドでも、その毒性の低さから、合成ゼオライトが大々的に使用されています。合成ゼオライトは、分子サイズが均一で、低濃度でも高い吸着能力が期待でき、同時に高温で高い封じ込め能力を発揮します。これに加え、環境面でも安全であるという事から、洗剤業界におけるゼオライト4Aの使用量は増加しています。

市場機会:吸着剤の需要増が市場を促進

化学および石油化学産業から多く排出され、塗料、接着剤、シーリング材、印刷インキ、その他の製品に含まれる、揮発性有機化合物(VOC)は、健康や環境に有害です。VOCの排出は、呼吸困難や中枢神経系へのダメージとなります。例えば、VOCの一種であるホルムアルデヒドには、発がん性があります。環境保護庁(EPA)やREACH(Registration, Evaluation, Authorisation, and Restriction of Chemicals)などの組織は、VOC排出量の抑制のために厳しい規制を策定しており、VOC含有量の少ない素材の需要が高まっています。ゼオライトは、不燃性、熱安定性、疎水性などの特性を備えており、VOCの除去に有効な吸着剤となります。活性炭よりもゼオライトのVOCの除去効果が高いことが実証されています。VOC除去用吸着剤の需要の高まりは、ゼオライトメーカーに有利な成長機会を提供しています。


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設立
1995年01月