<開催レポート>デジタルハリウッド伝統のクリエイティブアワード『第27回DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2022』各部門賞とグランプリ受賞作品を発表

DF2022公式サイトにて全受賞作品とダイジェストムービーを公開

デジタルハリウッド株式会社

IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:吉村毅、学長:杉山知之)では、第27回『DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2022(デジタルハリウッド2022年度合同入学式/2021年度優秀作品発表会)』(以下、DF2022)を2022年4月9日(土)にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて開催いたしました。イベントの様子はYouTube Liveを通じて日本語・英語の2か国語で全世界へ配信をおこないました。
https://www.dhw.co.jp/df/


長期化するパンデミックを背景に、今回「BEYOND THE BARRIERS」(訳:「あらゆる障壁を超えた先」)というテーマで開催しました。パンデミックの影響で、社会的な課題や「バリア」が新しく生み出され、既存の課題もさらに目立つようになり、大変な状況が続く中で、そういった課題に立ち向かいつつ、「まだまだ未来がある」と再認識してもらうため、新入生の励ましとなることをビジョンに掲げ、開催いたしました。

今回のDF2022は、私たちが暮らす社会に存在する様々なバリアを乗り越え、バリアフリー化の推進にも向けて、デジタルハリウッドらしくグローバルな社会貢献を提唱する場となりました。

デジタルハリウッドSTUDIO渋谷の卒業生・玉澤芽衣さんによるビジュアルデザインと、そのデザインをモチーフに会場の装花をおこないました。華やかなお花の飾りを背景に、今年の司会は、ジャーナリストの堀潤さん、デジタルハリウッド大学大学院の現役院生である平松レイナさんの2名に務めていただき、特別ゲストとして、分身ロボット「OriHime-D」に、第二部の優秀作品発表会へ登場いただきました。
 

 

司会の堀潤さんと平松レイナさん(撮影:棚田瑛葵)司会の堀潤さんと平松レイナさん(撮影:棚田瑛葵)

  • 開催レポート|デジタルハリウッドならではの特色ある「入学式」と「アワード」の一体型イベント

    『第27回 DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2022』
    ~あるゆる障壁を越えて、いま世界はひとつになる~


【DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2022 公式Webサイト】

 https://www.dhw.co.jp/df/

公式Webサイト上で各受賞作品の紹介動画、または各発表者のインタビューを交えたダイジェストムービーを公開いたしました。

ダイジェストムービー:https://www.youtube.com/watch?v=L7CLvefor3Q
 



各受賞作品:https://www.youtube.com/playlist?list=PLdMsnzwp-nj76Gs-lepFwJLjiWqTGT90J

 

  • DIGITAL FRONTIER GRAND PRIXとは


『DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX』通称「DF(ディーエフ)」とは、国内外のコンテンツ業界に多数のクリエイターを輩出するデジタルハリウッドが、設立当初より主催する伝統的なクリエイティブアワードです。

4年制大学、大学院、専門スクール、オンラインスクール、STUDIO、ジーズアカデミーなど、デジタルハリウッドが運営をする教育機関に加え、国内外のデジタルハリウッドアカデミー導入校で制作されたCGアニメーション、映像、グラフィックアート、インタラクティブコンテンツ、サービスプラン、研究論文など、約1,000点を超える作品の中から当日のノミネート者を決定し、アーティストやクリエイター、起業家、研究者として各分野の最前線で活躍する卒業生審査員による厳正な審査を経て各賞とグランプリを決定します。

「DF」の過去の入賞作品には、全30カ国の映画祭・コンテストで上映、「東京国際映画祭」では特別賞を受賞、DVDシリーズの売り上げが50万枚を記録した『スキージャンプ・ペア』をはじめ、世界最大のCGカンファレンス「SIGGRAPH(シーグラフ)」のComputer Animation Festivalで上映された『Muscular union』、SpaceTimeで上映された『Juggler』『Shading』など、国内外で飛躍を遂げるクリエイターや作品が多数誕生しています。

 

  • デジタルハリウッドの総力を結集
 

(撮影:佐藤直大)(撮影:佐藤直大)


イベントのあらゆる要素を内製化していることもDF2022の特徴です。会場で流れるムービーやスライドといった制作物をはじめ、舞台演出、台本、会場の案内や照明、配信など、イベントの運営に関わる全てをデジタルハリウッドの教職員が担当しています。多種多様な才能が集うデジタルハリウッドならではの取り組みです。
 


DF2022のメインビジュアルとコンセプトに合わせた形と色味で今回のトロフィーと盾を当社で制作しました。
 
  • 言語を越える多様性のある入学式

第一部となる入学式では、新入生を迎える祝辞・激励や、新入生代表による宣言を行いました。
 

(撮影:佐藤直大)(撮影:佐藤直大)


当社代表取締役兼CEOの吉村毅の祝辞では、日本のみならず世界各地から集う新入生に合わせて、お一人お一人の“母語”、出身地域の"公用語"、または共通言語と考えられる言語全14ヶ国語で挨拶をおこないました。新入生への感謝と期待を込めた、毎年恒例の挨拶です。

また、来賓には、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」の代表を務め、俳優、ラジオパーソナリティとして活躍する別所哲也氏をお招きしました。
 

別所哲也氏(撮影:棚田瑛葵)別所哲也氏(撮影:棚田瑛葵)


別所氏は、パッションとミッションを持って行動すること(アクション)や人と人とのつながりが『BEYOND THE BARRIERS』バリアや障壁を越え、夢に向かって進んでいけること等を述べられ、激励の言葉を新入生に贈っていただきました。

新入生代表宣言では、デジタルハリウッド大学、デジタルハリウッド大学大学院、デジタルハリウッド東京本校それぞれより新入生3名がステージ上で宣言を行いました。日本語に限らず、英語でも宣言を行うことで、デジタルハリウッドに入学をする新入生のグローバルさを感じる内容となりました。
 

(撮影:棚田瑛葵)(撮影:棚田瑛葵)


最後に、杉山知之学長より新入生へ挨拶をおこないました。

杉山学長は、デジタルハリウッドの成り立ちや開学に込めた思い、デジタルコミュニケーションの未来を述べ、

「スクール生は1年、大学院生は2年、学部生は4年、ぜひこの時間を一刻も無駄にすることなく、自分のために楽しく勉学・技術を身に付けることに励んでいただき、これからの学校生活を楽しんで、素晴らしい卒業制作を作っていただきたいと思います。そのためのデジタルフロンティアであり、みなさんの卒業制作のゴールであるコンテンツ・部門賞・グランプリを見ていただき、見ていただいた作品を超えるんだという気持ちを心に刻んでいただきたいと思います。それに向けての活動、アクションしていく、そういう機会にこの入学式、デジタルフロンティアがなればいいなと思います。デジタルフロンティアを楽しんでください。おめでとうございました。」

と新入生に言葉を贈りました。

杉山学長自身、難病を抱えながらでも、テクノロジーの力で、リモートで学長の仕事を続けていることを述べました。

「これからさらにデジタルアシストでみなさんとコミュニケーションをとることになると思います。講義では僕のアバターが出てきます。その時はまたよろしくお願いいたします。」
 

杉山知之学長(撮影:棚田瑛葵)杉山知之学長(撮影:棚田瑛葵)

  • 日本と世界の未来に希望を感じさせる作品 


第二部では、2021年度の卒業制作作品の中から審査を経て選ばれた優秀作品に対する表彰を行いました。

DF2022では、インタラクティブ、グラフィック、サービス、映像、研究・論文の各部門賞のほか、デジタルハリウッドで学んだ在校生・卒業生を問わず、この1年間で特に活躍した人を学長が選び表彰をする『学長賞』、DF2022の特別協賛であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社様に選出していただく『プラチナ・スポンサーCCC賞』を設けました。

DF2022では、本イベントのテーマであるBEYOND THE BARRIERSがよりよく伝えるために、受賞者へトロフィーを渡すプレゼンターとして、「OriHime-D」を招きました。

OriHime-Dは「その場にいる」ことを感じられるコミュニケーションロボットです。インターネットを利用して、遠隔から操作ができ、操作している人はパイロットと呼ばれ、病気で外に出て働くことが難しい人、家族が病気で在宅介護をしている人、海外に住みながら日本で仕事をしたい人などが活用しています。OriHime-Dの開発者である吉藤オリィさんは、デジタルハリウッド大学大学院の特任教授を務めています。
 

 

プレゼンターを務めていただいたOriHime-D(撮影:棚田瑛葵)プレゼンターを務めていただいたOriHime-D(撮影:棚田瑛葵)


デジタルハリウッドが展開する専門スクール・大学・ 大学院・オンラインスクール、ジーズアカデミー、 デジタルハリウッドアカデミー加盟校、 デジタルハリウッド大学と合作学部を設置している上海音楽学院など国内外、計66拠点からアウトプットされた作品の中から厳選な審査を経て、選ばれた2021年度の各部門賞とグランプリは以下の通りです。


●インタラクティブ部門
 

(撮影:棚田瑛葵)(撮影:棚田瑛葵)

ベストインスタレーション賞
『sankan』
三栖 友理香 (デジタルハリウッド東京本校)

ベストXR賞
『結ぶおもちゃ cotoi』 (旧:AR×積み木 れっどでーたあにまるをすくえ)
山本 瑞季 (デジタルハリウッド大学)

●グラフィック部門
 

(撮影:棚田瑛葵)(撮影:棚田瑛葵)


ベストデザイン賞
『LIEN HOA QUAN』
TRAN LE VY HAN / LE HOANG NHAT AN (デジタルハリウッド大学)

ベストアート賞
『あまねき』
藤田 百音 (デジタルハリウッド大学)

●サービス部門
 

(撮影:棚田瑛葵)(撮影:棚田瑛葵)

ベストサービス賞
お披露目をエンタメに ノルマチケットが買えるチケット売り場『For Guest』
藤吉 香帆 (デジタルハリウッド大学院)

●映像部門
 

(撮影:棚田瑛葵)(撮影:棚田瑛葵)

ベストシネマトグラフィ賞
『My Memories』
POETRO HARI ANGGORO (デジタルハリウッド大学)

ベストアートディレクション賞
『REBIRTH』
松本 幸子 (デジタルハリウッド東京本校)

ベストアニメーション賞
『FRANK THE PIG』 ※SSFF & ASIA2022 特別上映作品
今福 洋志 (デジタルハリウッド東京本校)

●研究・論文部門
 

(撮影:佐藤直大)(撮影:佐藤直大)

ベスト研究・論文賞
『漫画家デビューの為の制作コンセプトの研究 ~講談社「なかよし」の事例を元に』
Riebroicharoen Nichamon (デジタルハリウッド大学院)

●プラチナスポンサーCCC賞(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)
 

(撮影:棚田瑛葵)(撮影:棚田瑛葵)

『enoniwa』
津曲 ひかり / 宮川 卓也 / 橋口 稔真(ジーズアカデミー福岡校)

●学長賞
 

(撮影:棚田瑛葵)(撮影:棚田瑛葵)


株式会社バニッシュ・スタンダード
小野里 寧晃(旧デジタルハリウッド渋谷校)

●DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2022グランプリ 受賞作品

DF2022アワードの頂点に輝いたのは、ベストXR賞を受賞した山本 瑞季さんの『結ぶおもちゃ cotoi』です
まさにデジタルハリウッド大学で学んだものを総合的に制作に活かした作品で、社会的意義のあるコンセプトからはじまり、定性・定量を行いビジネスモデルを考え、ブランディングも考えられプロトタイプもしっかり企画されており UI デザインも綺麗に作られると評価された結果です。
 

(撮影:棚田瑛葵)(撮影:棚田瑛葵)


ベストXR賞/グランプリ
『結ぶおもちゃ cotoi』 (旧:AR×積み木 れっどでーたあにまるをすくえ)
山本 瑞季(デジタルハリウッド大学)
 

  作品紹介:https://www.dhw.co.jp/df/prize02/


各部門賞の詳細につきましては、公式サイトをご覧ください。

https://www.dhw.co.jp/df/
 

  • 入学式と作品アワードであらゆる障壁を超えた先を提唱


DF2022は、「あらゆる障壁を越えて、いまは世界が一つになる」というコンセプトを元に、オフライン+オンラインのハイリブリット形式で開催しました。

昨年同様、日本語・英語の2か国語で世界各国へお届けするライブ配信や、バリアフリーを提唱するためにOriHime-Dを活用した演出を行い、言語や場所などの障壁を越えた先の可能性と喜びを伝えていきました。

私たちが暮らす社会に存在する様々なバリアを乗り越えて、バリアフリー化の推進に向けて少しでもデジタルハリウッドらしくグローバル社会貢献を目指し、その思いを伝えるイベントとなりました。

長期化するパンデミックにより、制度的なバリアや心理的なバリア等、さらなるバリアが生じている中でもニューノーマルに適した形式で、開催することができました。
 

(撮影:棚田瑛葵)(撮影:棚田瑛葵)


デジタルハリウッドは、デジタルコンテンツ業界をけん引していく優れた人材を輩出してまいります。

伝統を引き継ぎつつも、常に革新を求め続けるDF、そしてデジタルハリウッドに、今後ともご期待ください。

 

  • 『DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2022』審査員


各分野、国内外で活躍するデジタルハリウッドの卒業生の皆様に作品審査をご担当いただきました。今年はこちらの12名の卒業生に作品審査をおこなっていただきました。

<審査員リーダー>

株式会社メルカリ グローバル戦略室
浅枝 大志

<映像部門>

プロデューサー/監督/脚本家
原 祐樹

Industrial Light and Magic Sr.Generalist
山田義也

株式会社デジタル・フロンティアCGディレクター
堀部 亮

<グラフィック部門>

グリー株式会社 開発本部 デザイナー
八木たな奈

Furikake Products Co., Ltd. イラストレーター/キャラクターデザイナー.
北沢直樹

<インタラクティブ部門>

XRアニメーション監督/CGアーティスト
伊東ケイスケ

株式会社電通 アートディレクター
須藤 絵理香

<サービス部門>

株式会社助太刀 代表取締役社長兼CEO
我妻 陽一

株式会社グッドパッチ 代表取締役社長/CEO
土屋 尚史

<研究・論文部門>

学校法人ソニー学園 湘北短期大学 総合ビジネス・情報学科 准教授
高木 亜有子

熊本大学・教授システム学研究センター 准教授
合田 美子


■協賛企業

・特別協賛

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

・協賛(五十音順)

アドビ株式会社
インテル株式会社
エン・ジャパン株式会社(pastureチーム) 
加賀ソルネット株式会社
幸和商事株式会社
株式会社aio
株式会社クリエイターズマッチ
株式会社デジタル・ナレッジ 
デジタルハリウッド校友会
NECネッツエスアイ株式会社
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア
SMBCファイナンスサービス株式会社
Packe株式会社 
フォントワークス株式会社
みらい株式会社

■主催 :デジタルハリウッド株式会社

デジタルハリウッド株式会社

https://www.dhw.co.jp/

1994年、日本初の実践的産学協同のクリエイター養成スクールを設立。現在、東京と大阪に専門スクールと、全国の各都市にWebと映像の学べるラーニングスタジオ「デジタルハリウッドSTUDIO」、そしてeラーニングによる通信講座「デジハリ・オンラインスクール」を展開。2004年には日本初、株式会社によるビジネス×ICT×クリエイティブの高度人材育成機関「デジタルハリウッド大学院(専門職)」、翌2005年4月に「デジタルハリウッド大学」を開学。設立以来、デジタルハリウッド全体で9万人以上の卒業生を輩出している。 さらには、2015年4月、スタートアップ志望者を対象としたエンジニア養成学校『ジーズアカデミー』を開校、同年11月には日本初のドローンビジネスを皮切りに、ロボットサービス産業の推進を目的とした『デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー』を開校した。
デジタルコンテンツ業界の人材育成と、産業インキュベーションに力を注ぐ。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

デジタルハリウッド株式会社

512フォロワー

RSS
URL
https://www.dhw.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F/4F
電話番号
03-5289-9241
代表者名
吉村毅
上場
未上場
資本金
-
設立
1994年10月