東京都⇔大阪府をオンラインでつなぐ 足立区の小学生がジンベエザメなどの生態や海洋ごみ問題・SDGsについて学ぶ出前授業を開催しました
2023年10月10日(火)足立区立千寿本町小学校(東京)
イベント概要
・開催概要 足立区立千寿本町小学校(東京)と海遊館(大阪)をオンラインでつなぐオンライン出前授業
・日程 2023年10月10日(火)9:35~11:25(2時間目・3時間目)
・開催場所 足立区立千寿本町小学校・海遊館(オンラインでの実施)
・参加人数 6年生 60名
・協力団体 足立区立千寿本町小学校・海遊館
海洋ごみ問題やマイクロプラスチックがテーマの謎解きパート
本出前授業は、2021年から順次公開を行っているオンライン謎解きゲーム「海なぞ水族館」に登場する水族館と当会が連携し、昨今の情勢下で学びの機会が減少しつつある子どもたちに海洋問題への理解・関心を深めてもらうべく企画されました。
授業の事前学習として「海なぞ水族館」に登場する謎解きを活用。海遊館による講話の前に、海洋プラスチック問題やごみの分別などについての事前知識を遊びながら楽しくインプットしました。
合計3つの謎解きをワークシート化し児童に配布。担任教員指導のもと、謎解きの答えとともに関連する海洋問題についての解説を行いました。
謎のテーマは、
①ごみの分別と海洋ごみの問題
②マイクロプラスチックに限らない、様々な海洋ごみの実態
③ジンベエザメの生態と海洋プラスチックとの関係性
という構成で基礎的な知識から授業当日の内容へと繋げる導入を意識した内容になっています。
オンラインならではのプログラムを盛り込んだ海遊館の講話
授業を担当した海遊館は、海の生きものたちの様子を海遊館での飼育の様子を交えながら解説しました。謎解きパートの授業内容を踏まえて海洋問題についてのより詳しい解説を行い、実際に海遊館で飼育・展示しているジンベエザメをテーマにしたリアルな海の問題や生きものの生態について貴重な資料を交えながら紹介しました。途中、海遊館の大水槽からリアルタイムで中継を行い、ジンベエザメの給餌の様子を見学。大量の海水を取り入れて餌をこしとるジンベエザメだからこそ、より深刻な問題となってしまう「マイクロプラスチックの誤飲」といった問題を深堀りしました。ジンベエザメについての解説中には、子供たちに実際に教室でジンベエザメの長さを測ってもらい、その大きさを実感してもらいました。
授業後アンケートによる児童の声
・環境に関連した謎解きが解いていて面白かった。二重仕掛けになっているのがあったりして楽しく学べた。これからは、いままで以上にごみを出さないよう気をつけていきたい。
・僕はあまり海に興味がなくてニュースでSDGsのことをたまに聞くくらいで環境について意識したことがなかったけど、この授業をきっかけに海に興味を持つことができたので、環境に今後かかわっていきたいです。
・人々が魚に害を加えていることを知り、とても悲しい気持ちになりました。この世界には人だけが住んでいるということではないので、もうちょっと考えようと改めて思いました。この授業ではとても大切なことを教えてくれました。
・普段あまり気にかけていない海のこと、海と陸はつながってることなど、授業を受ける前よりも海のごみが出ないように海のことに気をつけることができました。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人謎解きエデュテイメント協会
URL :https://uminazo.org/
活動内容:謎解きという体験機会を通して海洋危機や海の生き物、SDGsについて学んでいただくことを目的に、エデュテイメントコンテンツの開発・運営を行う団体です。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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