山口県内保育施設44園でフーセンガム活用によるお口のトレーニングを開始 幼児の口腔機能向上を目指しロッテと山口県歯科医師会が連携
フーセンガムトレーニング取組概要
山口県内の保育所、幼稚園、認定こども園にフーセンガムトレーニング取組の募集案内、トレーニングの方法・流れ、フーセンガムトレーニングによる口腔機能向上エビデンス等の説明資料を送付し、健口スマイル推進事業のホームページから申し込みを受け付け、8月31日の募集締め切り時点で44園からご応募をいただきました。
【対象】保育所、幼稚園、認定こども園の年長児童
【配布】キシリトール品質フーセンガム(2か月分)、咀嚼チェックガム、説明動画DVD
咀嚼チェックガムスコア記録用紙、膨らませ方説明用紙
【方法】園の活動の中でフーセンガムトレーニングを2か月間実施(2023年10月~12月)
【評価】トレーニング前後で咀嚼チェックガムによる咀嚼能力を測定
トレーニング後に口腔機能の変化に関するアンケートを実施し集計
幼稚園でのフーセンガムトレーニングの様子(2022年実証実験)
■公益社団法人山口県歯科医師会 小山会長 コメント
近年、子どもたちの口腔機能の発達不全が問題となっています。咀嚼力が弱い子どもや歯並びが悪い子ども、お口ポカン(口唇閉鎖不全)の子どもが増えており、人生100年時代を健康に生活するために口腔機能発達不全に対応する事が急務です。そのための方法が、まだ幼稚園や保育園において浸透しておらず、どうしたらよいか分からない教育・保育の現場が多いという課題があります。
2022年に幼稚園の協力を得て、本事業としては初めて、子どもたちの口腔機能発達に関する実証実験を行った結果、フーセンガムトレーニングによる口腔機能向上の有効性を科学的に証明することができました。フーセンガムトレーニングは、「噛む」・「舌を動かす」・「口をしっかり閉じる」など口腔機能の発達に必要な要素が多く含まれるだけではなく、子どもたちが楽しみながら実践できる非常に有意義なものです。今回の取組を通じて、フーセンガムが新しい簡単なトレーニングツールとして、山口県内さらには日本中の教育・保育の現場や保護者に浸透していけばと考えております。
フーセンガムトレーニングにより児童の口腔機能が向上!
近年、歯ごたえのある食物を噛めない、上手に飲み込めないといった子どもが増加しており、口の発達の重要性が認識され、口腔機能発達不全症の管理が2018年より保険収載されました。また、口腔機能発達不全の一つである口唇閉鎖不全(お口ポカン)はむし歯や歯周病、鼻閉、アレルギー、歯並びの悪化など様々なトラブルの要因となると言われています。一方、山口県内の保育所、幼稚園、認定こども園等を対象にしたアンケート調査結果(*1)から子どもたちの口腔機能の低下を懸念する声が多く挙がりました。そのための対策として手軽に楽しく口腔のトレーニングができるフーセンガムの実証実験を、学校法人徳山めぐみ幼稚園(山口県周南市/園長:村田 佳奈)で2022年に行いました。その結果、フーセンガムトレーニングを70日間行うことで、咀嚼能力および唇の巧緻性の向上が認められ、子どもの口腔機能の健全な発育の一助になる事が分かりました(*2) 。
*1:健口スマイル推進事業 子どもの口腔衛生に関するアンケート(2021年)
*2:リリース参照 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000110734.html(2023年6月8日)
出典:薬理と治療 (2023年51巻4号、581-586)
「健口スマイル推進事業」とは
公的機関(山口県・山口県歯科医師会・山口県歯科衛生士会)と民間事業者(ロッテ・サンスター・ライオン・山口フィナンシャルグループ)、それぞれが持つ特性や知見を連携・融合させ、「健康と笑顔は口元から」を合言葉に、口腔衛生意識の向上を通じ山口県民の健康寿命の延伸を応援する事業です。
(1)学校から家庭、職場における口腔ケア意識を定着化させ健康寿命の延伸を応援します。
(2)かかりつけ歯科医の定着による歯科定期健診の充実を目指します。
ロッテは、ESG中期目標として、健康のために「噛むことを意識し、行動する人」、「キシリトールを生活に取り入れる人」の割合を2028年までにそれぞれ50%とすることを目標として掲げ、事業展開をしております。ロッテの掲げる目標や達成に向けた課題意識が一致したため、連携し、取り組みを行う運びとなりました。
口の発育には「お口遊び」!吹き戻し、シャボン玉、フーセンガム…なつかしの遊びで口のトレーニングをしよう
子どもの口周りの運動のためには、「シャボン玉」や「吹き戻し」など口をつかった遊びが効果的です。フーセンガムを膨らませることは「噛む」ことに加えて「舌を動かしてガムをまとめる・伸ばす」「口をしっかり閉じる」など、繊細な動きと筋肉運動が必要で口周りのトレーニングになると考えられます。
あなたのお子さんは大丈夫?口腔機能の発達具合をチェック
ご自身のお子さんに症状があるかどうか、チェックしてみてください。複数当てはまったら要注意かもしれません。
日本歯科医学会 ( 日本歯科医学会のチェックシートを参考に作成 https://www.jads.jp/basic/pdf/document-200401-3.pdf )
株式会社ロッテ
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