「楽天市場」、2024年の新生活に向けたトレンド予測を発表

- 新生活関連商品の購買データや調査結果を分析。「タイパ」関連商品やインフレ対抗消費などに注目が集まる傾向に -

　楽天グループ株式会社（以下「楽天」）が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」は、新生活関連商品の購買データやアンケート調査をもとにした「『楽天市場』新生活2024 トレンド予測」を本日発表しました。

　

　「楽天市場」では、インテリアや日用品雑貨、家電を含む約150万点（注1）の新生活関連商品を取り扱っています。2019年から2023年までの新生活商戦において、「楽天市場」の新生活関連商品の流通総額は約2.4倍（注2）に伸長しており、新生活用品をEコマースで購入する傾向はコロナ禍を経て拡大しています。

　「『楽天市場』新生活2024 トレンド予測」は、以下の通りです。

（1）令和タイパ商品

　「楽天市場」で「タイパ」（時間対効果）に関連した家電商品の流通総額を2019年と2023年で比較すると、約2.3倍（注3）と伸長しており、新生活時期に「タイパ」関連商品の需要が拡大すると予測します。楽天が運営するマイクロタスク型クラウドソーシングサービス「楽天超ミニバイト」が 10代～40代の男女 1,000人を対象に実施した「今年の新生活に関するアンケート調査」（以下「本調査」）（注4）では、Z世代（10代～28歳）の回答者のうち約7割が「タイパ」を意識して行動していると回答しました。一方で、30代～40代では「『タイパ』を意識して行動している」と回答した人は4割にとどまりました。生活の中で「タイパ」を意識するシーンは両世代ともに「移動中」「隙間時間」「家事」が上位に挙がりました。「楽天市場」ではロボット掃除機やオーブンレンジ、食器洗い乾燥機、布団乾燥機など「タイパ家電」の需要が高い傾向にあります。また、直近では外出需要が増加したことで、外出先からアプリなどで家電を操作できるスマートリモコンや、旅行先でも使用できるハンガー型乾燥機など、より細分化されたニーズにあわせた「専用タイパ家電」の注目が高まっています。「楽天市場」におけるスマートリモコンとハンガー型乾燥機の流通総額は、前年同期比でそれぞれ約2倍に伸長しています（注5）。

　

　また、「タイパ家電」として人気が高いオーブンレンジを活用して手軽に調理ができる「冷凍食品」の「楽天市場」における2023年の流通総額は、2019年比で約4.9倍（注6）と大きく伸長しています。「楽天市場」では、手軽に本格的な味わいを楽しめる冷凍パンやスープといった「タイパ」に適した冷凍食品の需要が高い傾向にあります。

【タイパ家電】

 ①

商品名： 超小型食洗機 （ラクアmini）

店舗名： サンコーレアモノショップ

URL： https://item.rakuten.co.jp/thanko/000000003922/

②

商品名： 小型衣類乾燥機（エスティロPROミニ乾燥機）

店舗名： バカ売れ研究所オンラインショップ

URL： https://item.rakuten.co.jp/bakaure-onlineshop/e0120/

③

商品名： コーヒーメーカー （TWINBIRD CM-D457B）

店舗名： ツインバード・ストア　楽天市場店

URL： https://item.rakuten.co.jp/twinbird/44571/?variantId=44571

【タイパ冷凍食品】 

①

商品名： 野菜スープ

店舗名： GREEN SPOON公式 楽天市場店

URL： https://item.rakuten.co.jp/greenspoon/20000001/

②

商品名： 玄米おにぎり　

店舗名： 創作菓子　いとうや　楽天市場店

URL： https://item.rakuten.co.jp/iwakiri-itoya/otameshi12/

③

商品名： 玄米パン

店舗名： 玄米ペーストぱん工房やまびこの郷

URL： https://item.rakuten.co.jp/genmaipan/compass1533798071/

（2）インフレ対抗消費

　「楽天市場」では、家電やスマートフォン・タブレットなどリユース商品の需要が拡大傾向で、2023年の流通総額は、リユース家電が2019年比で約1.3倍（注7）、スマートフォン・タブレットにおいては2019年比で約1.5倍（注8）とそれぞれ伸長しています。本調査でリユース家電をどのような理由で購入または購入検討したいか聞いたところ、Z世代、30代〜40代ともに「お得に購入できるから」が最も多い結果となりました。

　また、箱つぶれや旧型番などのインテリアや家電などアウトレット商品の需要も拡大しており、2023年の流通総額は、2019年比で約1.2倍（注9）に伸長しています。「楽天市場」において2024年2月1日（木）にオープンした「楽天市場 新生活フェア2024」では「訳あり・アウトレット」などの商品を集めたページを新設し、拡大する需要に対応しています。

①

商品名： 家電2点 （冷蔵庫 洗濯機）セット（リユース）

店舗名： 中古家電ショップ エコアース

URL： https://item.rakuten.co.jp/ecoecoearth/92s50/

②

商品名： iPhone 12 128GB（リユース）

店舗名： ショップ・インバース楽天市場店

URL： https://item.rakuten.co.jp/shop-inverse/77sh0216111/

③

商品名： お掃除ロボット（アイロボット ルンバj7+）（アウトレット）

店舗名： アイロボット公式 楽天市場店

URL： https://item.rakuten.co.jp/irobotstore/j755860-oh/

④

商品名： コードレスクリーナー（±0 XJC-A020）（アウトレット）

店舗名： インテリアショップ ｒｏｏｍｙ

URL： https://item.rakuten.co.jp/roomy/pmz16feb11e01-a020/

（3）インテリアAR機能

　本調査によると、Eコマースで大型の家電やインテリアなどの購入経験がない人のうち、約6割がその理由に「設置・搬入の際のサイズ感がわからないから」「実際に質感を確認したいから」のいずれかを選び、オンライン上で商品を購入する前のサイズや質感の確認に課題があることがわかりました。「楽天市場」ではそのような課題をもとに、インテリア関連商品の試し置きができるAR機能（URL： https://event.rakuten.co.jp/interior/ar/）を昨年より導入し、ユーザーが大型インテリアを購入しやすいお買い物体験を提供しています。本調査で「AR機能を利用したいか」を聞いたところ、7割以上が「利用したい」と回答したことから、新生活時期においてもAR機能を活用した大型インテリアの購入が増えると予測しています。

（4）防災グッズ点検

　新生活を始める時期は、家に備える防災グッズの内容を見直すタイミングとしても適しています。本調査では、「特に防災グッズの準備をしていない」と約3割が回答し、準備をしていない理由については「必要だと思っているが対策ができていないから」「何を揃えたらいいか分からない」「置き場所を確保できないから」が上位に挙がりました。また、「どのような防災グッズを準備しているか」については、飲料水、懐中電灯、非常食、充電器・バッテリーなどが上位に挙がりました。「楽天市場」では防災関連商品の流通総額が2019年と2023年で比較すると約2.7倍伸長しており（注10）、直近では、場所を取らない小型化や防水タイプなどユーザーの目的にあわせた防災グッズへの注目が高まっています。さらに、防災グッズをカタログギフトで贈る需要も拡大しており、引っ越し祝いとして活用する傾向もみられています。

①

商品名： 防水バッグ

店舗名： 自転車通販　スマートファクトリー

URL： https://item.rakuten.co.jp/smart-factory/b-lhb-108/

②

商品名： 災害常備ポーチ

店舗名： テーマで文具　楽天市場店

URL： https://item.rakuten.co.jp/theme-de-bungu/503/

③

商品名： 簡易トイレ80回セット

店舗名： エムアンドティー楽天市場店

URL： https://item.rakuten.co.jp/safety-toilet/10000037/

④

商品名： 防災カタログギフト

店舗名： ソムリエ＠ギフト

URL： https://item.rakuten.co.jp/bellevie-harima/cat-rescue-003/

（注1）2024年1月末時点。「楽天市場」の「家電」「インテリア」「キッチン用品・食器・調理器具」「日用品雑貨・文房具・手芸」「美容・コスメ・香水」「花・ガーデン・DIY」「ダイエット・健康」カテゴリにおいて、商品名に「新生活」と記載がある商品点数

（注2）2019年2月1日（金）～2019年5月1日（水）と2023年2月1日（水）～2023年4月28日（金）の「楽天市場 新生活特集」開催期間中の特集ページを経由した流通総額を比較

（注3）「楽天市場」における2019年2月1日（金）～2019年4月30日（火）と 2023年2月1日（水）～2023年4月30日（日）の「タイパ」家電商品（ロボット掃除機やオーブンレンジ、食器洗い乾燥機など15種類が対象）の流通総額を比較

（注4）10代～40代男女1,000人を対象に、2024年2月に実施したインターネット調査「今年の新生活に関するアンケート」（調査機関： 「楽天超ミニバイト」）

（注5）「楽天市場」における2022年2月1日（火）～2022年4月30日（土）と 2023年2月1日（水）～2023年4月30日（日）のスマートリモコン、ハンガー型乾燥機の流通総額を比較

（注6）「楽天市場」における2019年1月1日（火）～2019年12月31日（火）と 2023年1月1日（日）～2023年12月31日（日）の「冷凍食品」関連商品の流通総額を比較

（注7）「楽天市場」における2019年2月1日（金）～2019年4月30日（火）と 2023年2月1日（水）～2023年4月30日（日）の「リユース家電」関連商品の流通総額を比較

（注8）「楽天市場」における2019年2月1日（金）～2019年4月30日（火）と 2023年2月1日（水）～2023年4月30日（日）の「スマートフォン・タブレット」関連商品の流通総額を比較

（注9）「楽天市場」における2019年2月1日（金）～2019年4月30日（火）と 2023年2月1日（水）～2023年4月30日（日）の「アウトレット商品」関連商品の流通総額を比較

（注10）「楽天市場」における2019年2月1日（金）～2019年4月30日（火）と 2023年2月1日（水）～2023年4月30日（日）の「防災グッズ」関連商品の流通総額を比較

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以 上