WOWOW FILMS『2つ目の窓』第67回カンヌ国際映画祭正式出品決定!
WOWOWの劇場用映画レーベルWOWOW FILMSの最新作『2つ目の窓』が、2014年5月14日からフランス・カンヌで開催される第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定しました。
本作は、1997年に『萌の朱雀』でカメラドール(新人監督賞)、2007年に『殯の森』でグランプリ(審査員特別大賞)を受賞し、2013年の第66回カンヌ国際映画祭では審査員を務めた河瀨直美監督の最新作で、日本、フランス、スペインの出資による国際共同製作作品です。
監督自らが、「最高傑作であり自身のターニングポイントである」と語るこの作品は、太古からの自然と神と人が共存する島・奄美大島が舞台です。島に抱かれて暮らす16歳の少年と少女の初恋と成長を通して、限りある時間の中で、その生を全うするための「生きる覚悟」と、自らの人生に真摯に向き合う者たちの愛と無常を描き出します。
主演を務めるのは、村上虹郎と吉永淳。ドキュメンタリーのように島の子・界人と杏子を演じきります。二人を取り巻く家族には、杉本哲太・松田美由紀・渡辺真起子・村上淳・榊英雄・常田富士男といった映画界を代表する実力派キャストが集結し、準備期間を含めた1か月以上の月日をかけて、奄美大島で撮影を行いました。
本作は、2014年7月26日(土)に全国公開となります。
監督・およびキャストのコメント
【河瀨直美監督コメント】
この度、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に私の最新作にして最高傑作だと思っている『2つ目の窓』が招待されました。自分がこの作品を作りたいと思った気持ちをこういう形で世界に発信できるということをとてもうれしく思っております。この作品に携わった人たちが作品に込めてくれた思いは世界一だと思っています。どういう形でこれから扉が開かれて、どういう形で伝わっていくのかはまだ分からないですが、主人公の少年少女たちがその先の未来に向けて何を心の中に持って生きていけば幸せになれるのかということを考えて作った映画です。奄美の絶対的で圧倒的な存在感のある自然の数々。それらが映画を通して世界に伝わっていくことを願っています。7月の公開に向けてまずはカンヌでお披露目。またいい形で日本に戻ってこられればいいなと思っています。
【村上虹郎コメント】
なにもかも初となる出来事の連続の中、河瀬監督を母とする熱いパーティーに必死で付いていってたら、もうここまできてしまった。胸が高鳴りながらも、現場での感覚との実感がまだ繋がっておらず不思議な感覚です。監督、本当にありがとうございます。そして、おめでとうございます。
【吉永淳コメント】
夢にも思わなかった、カンヌ国際映画祭。素晴らしい映画が集まる恵まれた祭典に参加できること、ただただ感謝しています。「杏子」という役をいただいたその日から、河瀬監督をはじめ、キャストやスタッフの皆様のぬくもりに包まれて生きてきました。そのやさしい眼差しの数々に支えられて、私は本当に幸せでした。そして、この『2つ目の窓』を世界へはばたかせるチケットをくださった、カンヌ国際映画祭の方々に、心より感謝いたします。これからこの作品が世界へはばたくこと、本当に、嬉しいです。『2つ目の窓』が、多くの方に愛される作品となりますように。
【松田美由紀コメント】
河瀬監督の作品でカンヌ国際映画祭に参加できて幸せです。人間の深い感情を描いた作品だったので、演じる私達も裸の精神で挑みました。この作品 で私は、また“俳優”にさせて頂いたと感謝しています。
【渡辺真起子コメント】
奄美から世界へ。永遠にも瞬間にも感じられた、生命の息吹が多くの皆様に届くことを願っています。
【村上淳コメント】
映画に向き合い、映画とは?と自答し、葛藤している。そんな中に届いたカンヌの事。どう喜びを表せばいいのか、未だ整理できずに居ます。
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