最恐に凍り付く!ミステリーと怪談が交錯する、澤村伊智さん真髄の恐怖短編集『怪談小説という名の小説怪談』(新潮文庫)5/28発売
「ぼぎわん」(刊行時『ぼぎわんが、来る』に改題)で、第22回日本ホラー小説大賞を受賞した澤村伊智さん。この度、”小説” ならではの技巧をこらした大どんでん返し恐怖短編集『怪談小説という名の小説怪談』を5月28日新潮文庫より刊行いたします。

澤村伊智さんは、2015年に『ぼぎわんが、来る』(18年には『来る』のタイトルで映画化)で鮮烈なデビューを飾り、17年に『ずうのめ人形』が第30回山本周五郎賞候補に選出。19年には「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞短編部門を、20年に『ファミリーランド』で第19回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞しました。
本書はいずれも、小説の形で書かれた怪談(=小説怪談)であると同時に、怪談をモチーフにした小説(=怪談小説)でもある。(解説より)大森望
デビュー以来、ホラー小説界の最前線に立ち、ホラーブームを牽引してきた澤村伊智さん。本書では「怪談会」、「学校の怪談」、「呪いの物件」、「恐怖小説」など、古今紡がれてきた怪談の数々を著者流にアップデートしつつ、インターネットで何でも検索できる現代を逆手に取った、新しい形の怪談も生み出しました。著者ならではの技巧により、想像力を軽々と飛び越えてくる一冊を是非お楽しみください。
■書籍内容紹介
“小説”ならではの企みに満ちた“怪談”全7編。深夜、疾走する車内を戦慄させた「高速怪談」、呪われた大ヒットホラー映画「苦々陀の仮面」、禁忌を犯してしまった夫婦と「こうとげい」、正体不明の殺戮犯「うらみせんせい」、作者不明の恐怖譚「涸れ井戸の声」他。謎めいた語りが恐怖と驚愕を生み、奇妙で不穏な空気と意外な結末に嫌な汗が滲みだす。著者真髄の大どんでん返し恐怖短編集!
■著者紹介:澤村伊智(さわむら・いち)
1979(昭和54)年、大阪府生れ。2015(平成27)年「ぼぎわん」(刊行時『ぼぎわんが、来る』に改題)で第22回日本ホラー小説大賞を受賞。同作は『来る』のタイトルで映画化もされる。2017年『ずうのめ人形』が第70回山本周五郎賞候補に選出。2019年「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2020(令和2)年『ファミリーランド』で第19回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞。ほかの著書に『邪教の子』『怖ガラセ屋サン』『一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集』『頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集』などがある。
■書籍データ
【タイトル】怪談小説という名の小説怪談
【著者名】澤村伊智
【発売日】5月28日
【造本】文庫
【定価】737円(税込)
【ISBN】978-4-10-105981-5
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