来年350周年を迎える三越の歴史や文化をご紹介する「三越アーカイブス 日本橋」で「日本橋三越本店 建物の変遷」第3期の展示が3月23日(水)から始まりました。
日本橋三越本店 本館1階 中央ホール「三越アーカイブス 日本橋」
三越アーカイブス 日本橋では「日本橋三越本店 建物の変遷」を3期にわけてご紹介しています。2022年3月23日(水)から第3期の展示が始まりました。戦後復興し日本最大の店舗が完成した1956(昭和31)年から、本館が国の重要文化財に指定された現在までの変遷がわかる写真や、ポスター、記念品などの史料を展示しています。
「三越アーカイブス日本橋」は、通常公開していない、三越伊勢丹が所蔵保有する史料などでお客さまに三越の歴史や文化をお楽しみいただく展示スペースで、2020年3月、日本橋三越本店本館1階中央ホールの一角にオープンしました。昨年から「日本橋三越本店建物の変遷」と題して、第1期では1673(延宝元)年の創業から本格的百貨店への道を歩みだした1914(大正3)年まで、第2期では関東大震災後の復興から1935(昭和10)年まで、そして今回の第3期は戦後復興し日本最大の店舗が完成した1956(昭和31)年から現在に至るまでの軌跡をご紹介いたします。
- 建物の変遷
1956(昭和31)年、2年前に株式会社三越創立50周年事業の一環として着手された本店の増築工事が竣工。東館南側に、地下3階、地上7階が増築され、当時の日本最大店舗となりました。
5年後の1961(昭和36)年には、現在でも日本橋三越店を見守っている「天女像(まごころ)」が1階中央ホールに設置され、盛大な除幕式が行われました。
続いて1964(昭和39)年に南側の増築が完成。これにより、現在の日本橋三越本店本館の形がほぼできあがりました。
1973(昭和48)年11月13日、本店に新館が完成しました。「都会に緑を」という自然回帰への願いを込めて、青空と森をイメージしたユニークな外観の建物でした。売場、駐車場、事務館、その他施設と多角的機能を持ち、デラックスなミニ映画館、イベントステージ、大水槽など、これまでの百貨店には見られなかった新機軸が、「楽しさも提供する」百貨店の新しい方向性として注目を集めました。
- 国の重要文化財に指定
- 「安心安全」「社会環境」への取り組み
また屋上緑化の取り組みとして、2019(令和元)年5月に「日本橋庭園」がオープンしました。つながりの森をコンセプトに年間を通して四季折々の自然の変化をそのまま感じられるような庭園になっています。
三越アーカイブス 日本橋「日本橋三越本店 建物の変遷」第3期は2022年9月末までの展示を予定しております。
※新型コロナウイルス感染予防の観点から、館内混雑状況によって入場制限をさせていただく場合がございます。
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