【ルイ·ヴィトン】ウォッチ·コレクション「エスカル」の2つの新たなリミテッドエディションを発表

©Ulysse Frechelin
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ウォッチ·コレクション「エスカル」の2つの新たなリミテッドエディションは、装飾石細工の稀少な技をウォッチメイキングの領域でかつてない高みへと昇華させ、ウォッチメイキングにおける卓越性と革新性へのメゾンの揺るぎないコミットメントを浮き彫りにします。

「エスカル」の新作は、鮮やかな色彩と美しい魅力で珍重されている装飾用鉱物であるターコイズおよびマラカイトのダイアルを使用し、どちらのモデルも30本限定で製作。まさに卓越したクラフツマンシップの結晶である40mmのケースには、ダイアルに使用されているのと同じ鉱物から作られたシームレスな一体型のケースリングが組み込まれています。ラグ、ベゼル、ケースバック、リューズは、ターコイズとマラカイトの要素が備える自然な輝きを際立たせるプラチナ製です。

美の追求:大胆な旅

旅の真髄(こころ)を探求する上で不可欠なのは、周囲の世界を深く味わい理解する感性を育むこと。「エスカル」はこの精神を表現し、トランクから着想を得たそのデザインは、旅に内在するロマンと発見の感覚を呼び起こします。

装飾石を組み入れることで、「エスカル」のストーリーはさらに深みを増し、自然界の贈り物の溢れんばかりの美を讃えます。ターコイズとマラカイトはどちらも、そのユニークな鉱物構造により、古代から装飾品として使用されてきました。ターコイズの濃い筋目は大河の分岐した支流を想わせ、マラカイトの縞模様は太古の地質形成の層を成す外観を彷彿させます。こうした特性こそが、石に美しさと同時に繊細さをもたらしているのです。

「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」のアーティスティック·ディレクター マチュー·エジは、20世紀後半に作られたドレスウォッチと、その革新的な装飾石ダイアルの使用方法がいかにしてその当時のウォッチメイキングの象徴となったかにインスパイアされました。「エスカル」の新作で用いられている素材が持つ生来の魅力について、エジはこう述べています。「このコレクションの本質的な調和は、石の選択に潜んでいる。筋の入り方も、反射の仕方も、美を真に生み出す内部構造全体がユニークな個性を持っている。1つ1つに価値をもたらしているのは、自然が生み出した唯一無二の存在であることを体現している点。私たちは常に美を追求しながら、大胆な発想を持つメゾンのために仕事ができるという特権に恵まれている。美はとりわけ、自然が私たちに与えてくれるもの。私たちはそうした美にただ焦点を合わせるだけ」。

©Ulysse Frechelin
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技術の極致:繊細な道のり

長年の経験と研ぎ澄まされた専門技術は、ケース製造プロセスの初期段階から必要不可欠であり、熟練した職人が「エスカル」の新作に取組み、ターコイズやマラカイトの原石の特性を見極められるのもそのおかげです。石の真の性格はカットして初めて明らかになるため、1つ1つのウォッチの製作はまさに発見の旅と言えます。適切な石の選択が鍵であり、ターコイズやマラカイトの個々の石の品質には厳密な基準が適用されます。ターコイズは、良好に分散した濃い筋を備え、一定範囲内の青の色みに収まるものでなければならず、マラカイトは、暗めの色合いの緑だけが選ばれ、ウォッチのデザインコンセプトに合致するように、鉱物の水平方向の細かい縞模様が不可欠でした。

装飾石からウォッチケースの部材を機械加工するという難題は、「ラ·ファブリク·デュタン ルイ·ヴィトン」のケース製造アトリエ「ラ·ファブリク·デ·ボワティエ」で働くエンジニアと職人に託されました。

1つのウォッチの製作に取り掛かる前に、「ラ·ファブリク·デ·ボワティエ」はさまざまな装飾石の加工に対応するため、ケース加工のルールを書き直す必要がありました。「エスカル」の新作モデルを製作するにあたって、ルイ·ヴィトンのケースメーカーは製図板に立ち戻り、「エスカル」ケースの構造を再構築しました。

また確立された「エスカル」のデザイン内に一体型の石のリングを組み入れるには、目的とする仕上がりを実現するために、ケース内部の寸法や形状を一新する必要がありました。これには、装飾石細工についての深い理解だけでなく、熟練の技と卓越したデザインセンスが必要不可欠でした。

©Piotr Stoklosa

装飾石のダイアルはファインウォッチメイキングでは珍しくありませんが、これらの鉱物は内部構造が不均質なため、立体的なケースへと加工するのは格段に困難です。「エスカル」の新作に取組んだ職人たちは、技能を最大限に発揮してこの難題を克服し、デリケートな性質をウォッチの視覚的に最も力強い要素に昇華させました。

次のステップは、極めて精密な公差で装飾石のダイアルとケースを加工し、針やラグ、リューズを取付ける接合部を設けること。石のデリケートさゆえに、これは細心の注意を要する難題です。その後、部材を手作業で磨き上げて、真の美を引き出します。これまでの段階では素材のマット仕上げでかき消されていた美しさが、このステップで初めて露わになるのです。この高度な工程は自動化できません。各部材の内部構造はそれぞれが独特であるため、石に存在する天然の含有物や不規則性に瞬時に対応するには、石細工師の訓練された目と手が不可欠です。

ダイアルとケースの最終的な組み合わせに際しても、エキスパートの判断がとても重要になります。それぞれのダイアルやケースは、個別に評価されてから、色合いや模様のバリエーションにおけるほんのわずかなニュアンスまで考慮され、色や模様に基づいて対応する部品と組み合わされます。例えばマラカイトの縞模様は、ダイアルを水平に横切らなければならず、ターコイズケースのとりわけ美しい筋の部分は、ウォッチの左側に配置して、ストラップに隠れたり、リューズに遮られたりしないようにします。

©Piotr Stoklosa
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質感の探求

「エスカル」の新作ウォッチは、1つ1つのターコイズやマラカイトのユニークな特徴を際立たせます。貴重な鉱物のこの探求は、質感と仕上げの妙が際立つウォッチである「エスカル」に特に適しています。この装飾石のケースでは、触感もまた重要な要素として作用し、自然界の贈り物とのより深い一体感をもたらします。

このテーマをさらに深めているのが、これら2つのモデルのための新しいタイプのレザーの組み合わせ。高級感ある豊かな質感の仕上げと控えめな光沢が特徴のサフィアーノレザーストラップが、初めて「エスカル」に採用されました。ターコイズのダイアルとケースを備えたモデルでは、温かみのあるアロヨグレーのサフィアーノレザーストラップを組み合わせて、石の色調を引き立たせています。マラカイトモデルの緑の色合いは、レインフォレストグリーンのサフィアーノレザーストラップで補強され、この色合いの奥深さを堪能できます。どちらのストラップも同系色のハンドステッチが施され、控えめで洗練された印象を醸し出しています。

きめ細かいグレインのあるサフィアーノレザーは、ディテールと質感を讃えるものであり、旅は人生に質感と面白みをもたらすという「エスカル」の哲学を反映。旅のためにデザインされたウォッチは、堅牢性と耐久性が求められ、汎用性も重要な考慮事項です。このため、「エスカル」の新作モデルは直径が40mmで、さまざまな手首のサイズに適応します。2024年の従来モデルと比較してわずか1mmの直径増加に抑えることで、クラシックなプロポーションを目指す「エスカル」のアプローチとの整合性がしっかりと保たれています。

ケース素材のよりデリケートな性質がウォッチの着用感を損なうことが決してないよう、さらなる配慮がなされています。見た目にはほとんど分かりませんが、プラチナ製のベゼルとケースバックは、装飾石の曲面よりわずかに張り出しています。

透明なケースバック越しに、2年前に初めて導入された、クロノメーター認定済み自動巻きキャリバーLFT023を見ることができます。高慣性の22Kローズゴールド製マイクロローターは、50時間のパワーリザーブをムーブメントに供給。サンドブラスト加工を施した表面とポリッシュ加工を施した面取り部分が交互に配されたキャリバーLFT023は、ウォッチの随所に見られる思慮に富む質感の使用を反映しており、シグネチャーの透明な石は調和の取れたエレガントな効果を醸し出しています。

最後の、そしてさりげない視覚的な魅力のポイントは、ウォッチの裏側にのみ現れています。ファインウォッチメイキングの世界の伝統に倣い、小さなジェムストーンが、このウォッチがプラチナを使用した特別なものであることを示唆してくれています。新作の「エスカル」では、メゾンを連想させるアイコニックなサフランカラーの色合いを帯びたサファイアが輝きを放ちます。

熟練の技とデザインの大胆さを融合して、ルイ·ヴィトンのサヴォアフェール(匠の技)の新たな境地を体現するウォッチ「エスカル」。これらのモデルは、自然の持つユニークな美を職人の手で解き明かしたものです。旅の真髄(こころ)に導かれた旅の途上で偶然出逢う宝物のように、それぞれのウォッチは、探究心と驚きの感覚を解き放つ鍵を秘めています。「エスカル」と共に過ごすことで、あらゆる瞬間が新たな発見へとつながります。

©Piotr Stoklosa

©Ulysse Frechelin

「エスカル オトマティック プラチナ マラカイト」

W3PTC1

価格:9,878,000円(税込)

ケース:

• プラチナ製のポリッシュ仕上げのベゼル、

 ブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせたラグ、

 マラカイト製のミドルケース

• 直径:40 mm

• 厚さ:8.97 mm(風防含まず)

   10.34 mm(風防含む)

• サフランカラーのサファイア(~0.04 ct)をセットしたスケルトンケースバック、

 “1 of 30”を刻印したプラチナ製のプレート

• 反射防止コーティングを施したサファイアクリスタル

• 防水:30 mm

ダイアル:

• マラカイトダイアル、傾斜を付けたシルバーカラーフランジ

• 18Kホワイトゴールド製の時・分針、PVDコーティングを施したチタン製の秒針

• 18Kホワイトゴールド製のインデックス

ムーブメント:

• キャリバー LFT023:自動巻き機械式ムーブメント

• 機能:時、分、秒

• 22ローズゴールド製のマイクロローター

• 部品数:147

• パワーリザーブ:50時間

• 振動数:28,800 回 / 時

• 石数:32

• ジュネーブのクロノメーター検定機関クロノメーター認定

ストラップ:

• レインフォレストグリーンのサフィアーノカーフレザー、

 ブラックカーフレザーライニング

バックル:

• LOUIS VUITTONのシグネチャーが刻印されたプラチナ製のピンバックル

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「エスカル オトマティック プラチナ ターコイズ」

W3PTB1

価格:9,878,000円(税込)

ケース:

• プラチナ製のポリッシュ仕上げのベゼル、

 ブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせたラグ、ターコイズ製のミドルケース

• 直径:40 mm

• 厚さ:8.97 mm(風防含まず)

     10.34 mm(風防含む)

• サフランカラーのサファイア(~0.04 ct)をセットしたスケルトンケースバック、

 “1 of 30”を刻印したプラチナ製のプレート

• 反射防止コーティングを施したサファイアクリスタル

• 防水:30 mm

ダイアル:

• ターコイズダイアル、傾斜を付けたシルバーカラーフランジ

• 18Kホワイトゴールド製の時・分針、PVDコーティングを施したチタン製の秒針

• 18Kホワイトゴールド製のインデックス

ムーブメント:

• キャリバー LFT023:自動巻き機械式ムーブメント

• 機能:時、分、秒

• 22ローズゴールド製のマイクロローター

• 部品数:147

• パワーリザーブ:50時間

• 振動数:28,800 回 / 時

• 石数:32

• ジュネーブのクロノメーター検定機関クロノメーター認定

ストラップ:

• アロヨグレーのサフィアーノカーフレザー、ベージュカーフレザーライニング

バックル:

• LOUIS VUITTONのシグネチャーが刻印されたプラチナ製のピンバックル

ルイ·ヴィトンについて

1854年の創業以来、ルイ·ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的である、創業者ルイ·ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家やアーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ&ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。

詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。

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会社概要

URL
-
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区八重洲2丁目2番1号
電話番号
0120-00-1854
代表者名
エドゥアール・フォール
上場
未上場
資本金
-
設立
1978年03月