美容に関する都道府県ランキング2023
美容室の年間利用金額1位は、2年連続「東京都」の3万8,947円、2位「三重県」3万8,073円、3位「大阪府」3万4,625円
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』(https://hba.beauty.hotpepper.jp/)は、20~39歳女性の過去1年の美容サロン※利用における美容意識・実態を都道府県別に集計し、ランキング化しました。その結果をご報告いたします。
※美容サロン…美容室、ネイルサロン、エステサロン、リラクゼーションサロン、アイビューティーサロン
【美容室】過去1年の利用総額ランキング(TOP10)
※美容室の過去1年利用者が対象
1回あたりの利用金額(実数回答)×年間利用回数(実数回答)
【美容室】1回あたりの利用金額ランキング(TOP10)
※美容室の過去1年利用者が対象(実数回答)
研究員からのコメント
美容室の利用総額は東京都が2年連続で全国1位となり、1回あたりの利用金額については、前年から順位を上げて3位となりました。年間利用回数も全国2位であるため、利用総額が高くなっています。また東京都は、単価の高い「カラー」「トリートメント」の利用回数が全国でトップ5にランクインしており、人気のハイトーンカラーの利用ニーズの高さがうかがえます。利用総額前年3位の三重県は、順位を上げて2位となっており、1回あたりの利用金額では1位です。三重県は、店販(サロンで販売されている商品)購入率が全国2位となっており、施術以外での金額増の影響が考えられます。また「値上げ」実施(値上げを経験した利用者の比率)が全国1位というのも、影響していると考えます。利用総額3位の大阪府は、1回あたりの利用金額はトップ10圏外ですが、来店回数が多いことで利用総額の順位を大幅に上げました。
『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子
■利用回数ランキング・メニュー別利用回数ランキング
※美容室の過去1年利用者が対象(実数回答)
美容室利用回数1位は「岩手県」。「過去1年の利用総額」トップ3の「東京都」「三重県」「大阪府」もランクイン。
カラーとトリートメントの年間利用回数の1位は、「大阪府」。
※1「カラー実施者」が対象(実数回答)、カラーは「カラー(フルカラー)」「カラー(リタッチ)」の合計
※2「トリートメント実施者」が対象(実数回答)
研究員からのコメント
美容室の「過去1年の利用総額」トップ3の「東京都」「三重県」「大阪府」は、サロンへの来店回数が多いことが、利用総額に影響していることが分かります。
また、これら3つの都府県は、単価の高い「カラー」や「トリートメント」の利用回数が多いことも特徴的です。流行のハイトーンカラーは、通常のカラーよりも利用頻度が高くなる傾向にあります。トリートメントを一緒に施術することが多いため、単価が上がる傾向にあります。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
■店販(サロンで販売されている商品)購入率ランキング
※美容室の過去1年利用者が対象(単一回答)
店販購入率の1位は「富山県」。1回あたり利用金額1位の「三重県」は2位にランクイン。
■過去1年のサロンの値上げランキング
※美容室の過去1年利用者が対象(単一回答)
「値上げあり・計」の1位は「三重県」。
※「値上げあり・計」…「値上げがあった」「今はまだ値上げされていないが、今後値上げの予定がある」の合計
※本年から聴取した設問のため、前年ランキングは掲載していない
<研究員からのコメント>
サロンの店販購入率の上位の顔ぶれは、ローカルエリアの県が並びます。美容室では、シャンプーやトリートメントなどのヘアケア用品以外に、最近ではメイクアイテムなどの取り扱いも人気です。ローカルエリアにおける美容室では、美容のプロからアドバイスを受けながら商品が購入できるというメリットが一層強いのかもしれません。
1回あたりの利用金額1位の三重県は、美容室で店販を購入する利用者が多いことや、値上げを経験した(している)利用者が多いことが影響していると考えます。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
■美容サロン利用率(過去1年の利用率)ランキング
※各サロン単一回答
ネイルサロンとエステサロン(脱毛)の利用は、「沖縄県」が2年連続で1位!
アイビューティーサロンの利用は、「大阪府」が前年9位から大幅ランクアップ!
<研究員からのコメント>
ネイルサロン、エステサロン(脱毛)の利用率は、前年に続き沖縄が1位! 今年から聴取したリラクゼーションサロンも沖縄が1位となりました。沖縄県では、1年を通して平均気温が高く、他の県と比較しても半袖でいる期間が長いことなどから、脱毛への意識が他県よりも高い傾向にあると考えます。
また、ビジネスでもかりゆしウェアをはじめとしたカジュアルな服装が一般的なため、ネイルやアイビューティーなど美容も自由に楽しみやすい環境とも言えるでしょう。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
■調査概要
調査名 :「都道府県別」20代・30代女性の美容意識・実態調査2023年
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年3月3日(金)~3月15日(水)
調査対象:全国の20~39歳の女性(回収サンプル2万3,554)
※都道府県の都市規模に応じて、n=600、または、n=400の目標値を設定
※回収が目標に届かなかった和歌山県、島根県、徳島県、高知県、大分県、宮崎県は、ウエイトバック集計による補正を行った
※実数回答(利用回数、利用金額)については、過大な入力値を外れ値として抽出し、それらを除外して平均値等を算出している
詳細はこちら:https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/census/2023-pre/49259/
■『ホットペッパービューティーアカデミー』とは
美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに2014年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスなどの「調査研究」、訪問美容・女性活躍・SDGsなどの情報提供・イベント開催などをはじめとした「サステナビリティ活動」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。これらの活動により、美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。
詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20230822_beauty_01.pdf
▼リクルートについて
▼本件に関するお問い合わせ先
すべての画像