出産経験夫婦の4割が「年齢によるリスクを意識」高齢出産の印象とは?

株式会社NEXER・高齢出産に対する意識と実態に関する調査

株式会社NEXER

■出産経験者に聞く「高齢出産」への意識とは

晩婚化が進む現代において、出産年齢は年々上昇しています。

医学的には35歳以上での初産を「高齢出産」と定義しますが、この言葉に対してどのような印象を持つ人が多いのでしょうか。

ということで今回は平石こどもクリニックと共同で、出産を経験した女性もしくは妻が出産を経験した男性300名を対象に「高齢出産に対する意識と実態について」のアンケートをおこないました。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。

・引用元が「株式会社NEXERと平石こどもクリニックによる調査」である旨の記載

・平石こどもクリニック(https://www.nipt-clinic.jp/)へのリンク設置

「高齢出産に対する意識と実態についてのアンケート」調査概要

調査手法:インターネットでのアンケート

調査期間:2025年12月9日 ~ 12月22日

調査対象者:出産を経験した女性もしくは妻が出産を経験した男性

有効回答:300サンプル

質問内容:

質問1:出産時の年齢は何歳でしたか?※男性の場合は、妻の出産時の年齢を教えてください。※複数回ある方は、最後に出産した時の年齢を教えてください。

質問2:その年齢での出産についてどう感じていましたか?

質問3:「高齢出産」という言葉にどのような印象を持っていますか?特に強い印象をひとつだけ選んでください。

質問4:年齢によるリスク(染色体異常、流産率の上昇、母体への負担など)をどの程度意識していましたか?

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■38.3%が「25~29歳」で出産を経験

まず、出産時の年齢について調査しました。

最も多かったのは「25~29歳」で38.3%でした。

次いで「30~34歳」が31.3%となり、出産年齢の中心が20代後半〜30代前半にあることがわかります。

「35~39歳」は16.7%、「40歳以上」は3.3%で、35歳以上で出産を経験した方は全体の約2割を占めていました。一方「24歳以下」での出産は10.3%でした。

全体として見ると、多くの方が仕事や生活の基盤が整い始める時期に出産を経験していることがうかがえます。

実際に、その年齢で出産した時の気持ちを具体的に聞いてみたので、一部を紹介します。

「~24歳」と回答した人

・一番いい時期だと思います。(20代・女性)

・当時は周囲に同じような人がいなかったのでアウェイ感を感じていた。(40代・女性)

「25~29歳」と回答した人

・リスクも少なくて丁度よいと思った。(30代・女性)

・ちょうど人間としても成長してきて落ち着いてくる時期なのでよかった。(30代・女性)

「30~34歳」と回答した人

・したいことが一通り済んだ後だったので満足。(30代・女性)

・もっと早く産みたかった。(40代・女性)

「35~39歳」と回答した人

・高齢出産になるので不安でした。(40代・女性)

・体力がなかなか戻らなくて大変だった。(40代・女性)

「40歳以上」と回答した人

・私達夫婦は結婚して19年目に授かりましたから、たいへん嬉しかったですね。(40代・女性)

・無事産まれるか不安だった。(50代・女性)

出産年齢に対する感想はさまざまでした。

20代で出産した方からは「ちょうどよい時期だった」「気持ちにも余裕があった」といった前向きな声が聞かれました。

一方で、30代以降で出産した方からは「体力面で大変だった」「回復に時間がかかった」といった意見も見られ、年齢が上がるにつれて身体的な負担を実感しやすい様子がうかがえます。

■50.7%が「高齢出産」という言葉に「不安を感じる」と回答

続いて「高齢出産」という言葉にどのような印象を持っているか調査しました。

最も多かったのは「不安を感じる」で50.7%となり、半数以上の方がこの言葉に不安を抱いていることがわかりました。「高齢」という表現自体が、リスクや難しさを連想させやすく、当事者でなくても身構えてしまう人が多いのかもしれません。

次いで「しっかり準備すれば問題ないと思う」が17.7%、「特に気にしない」が9.7%でした。

そのほか「否定的な言葉だと感じる」は6.7%、「医学的な説明として捉えている」は6.3%、「プレッシャーがある」は6.0%でした。

実際に、そう感じた理由を具体的に聞いてみたので、回答の一部を紹介します。

「不安を感じる」と回答した人

・障害児が産まれるリスクが高い。(30代・女性)

・子どもに異常がないかなど、自分の体力も心配だから。(30代・女性)

・出産リスク、子どもの障害リスクがあるので色々心配になる。(30代・女性)

「しっかり準備すれば問題ないと思う」と回答した人

・別に健康な人は好きな時に産んだらいいと思う。人間は人それぞれ機能が同じではないので。(40代・女性)

・医学が発達しているので高齢でも問題なく出産できると思う。(40代・男性)

「否定的な言葉だと感じる」と回答した人

・高齢だとダメだと言われている気がする。(40代・女性)

・高齢という言葉自体がネガティブ。(60代・男性)

同じ言葉でも、受け止め方には幅があり、医学的な用語として冷静に捉える人がいる一方で、社会的な評価や周囲の目を意識して負担に感じる人もいるようです。

■40.3%が年齢によるリスクを「意識していた」と回答

最後に、年齢によるリスク(染色体異常、流産率の上昇、母体への負担など)をどの程度意識していたか調査しました。

「とても意識していた」が12.0%、「やや意識していた」が28.3%で、合わせて40.3%の方が年齢によるリスクを意識していたことがわかりました。

一方、「あまり意識していない」が41.0%、「まったく意識していない」が18.7%となりました。

年齢によるリスクを意識していたかどうか、その理由を具体的に聞いてみたので一部を紹介します。

「意識していた」と回答した人

・母子共にリスクが増えるから。(30代・女性)

・医学的に根拠があることだから。(30代・女性)

・五体満足に産んであげたいから。(30代・女性)

・年齢が高くなると子どもが健康に生まれてくる確率が少し低くなってくるから。(30代・男性)

・年齢が上がるとリスクが上がるから。(40代・女性)

「意識していない」と回答した人

・考えてもしょうが無いから。(40代・女性)

・あまり知識がなかったから。(40代・男性)

・医学が発達しているので問題なく出産できると思う。(40代・男性)

リスクを意識していた方は、染色体異常や流産の可能性が高まるという情報を事前に得ていたケースが多いようです。

一方、意識していなかった方は、自身の出産年齢が若かったことを理由に挙げる声が目立ちました。

■まとめ

今回の調査では、出産経験者の約5割が「高齢出産」という言葉に不安を感じていることがわかりました。子どもへの影響や母体への負担を心配する声が多く、年齢にともなうリスクへの関心の高さがうかがえます。

一方で、年齢によるリスクを意識していた人は約4割にとどまり、「あまり考えなかった」という回答も多く見られました。出産は個人の状況や価値観によって最適なタイミングが異なりますが、事前にリスクについて正しい情報を得ておくことは重要です。

妊娠を考えている方や高齢出産に不安を感じている方は、医療機関への相談や出生前診断などの選択肢について情報収集を進めてみてはいかがでしょうか。


<記事等でのご利用にあたって>

・引用元が「株式会社NEXERと平石こどもクリニックによる調査」である旨の記載
・平石こどもクリニック(https://www.nipt-clinic.jp/)へのリンク設置


【平石こどもクリニックについて】
所在地:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-10-7 MMSビル6階
院長:渡邉 昌紀
Tel:0120-220-944
URL:https://www.nipt-clinic.jp/


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代表取締役:宮田 裕也
Tel:03-6890-4757
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業種
サービス業
本社所在地
東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
電話番号
03-6890-4757
代表者名
宮田 裕也
上場
未上場
資本金
1億500万円
設立
2012年02月