保阪正康『なぜ日本人は間違えたのか――真説・昭和100年と戦後80年』、7月17日に新潮新書から発売! 第一人者が明かす、昭和史の正体。
戦後80年、今こそ「死者の聲」を聴け――30万部ロングセラー『あの戦争は何だったのか』から20年、偽善を排した「大人のための現代史教科書」
「あの戦争」から80年、同時代史として語られてきた昭和百年はこれから歴史の中へと移行する。その時、国家の運命を大きく変えた8つの事象は、どのように次代に語り継がれるべきなのか……「戦後」という名の偽善を排した衝撃の真実。

かつて日本が世界中を相手に戦った「あの戦争」から80年、同時代史として語られてきた昭和100年は、これから歴史の中へと移行していきます。特定の史観や思想的立場、当事者たちへの配慮やプライバシーに影響されることなく、純粋に歴史として評価するとき、国の行方を大きく変えた8つの事象――二・二六事件、太平洋戦争、東京裁判、昭和天皇、高度成長、田中角栄、他――は、いったいどのように語られるのでしょうか。
30万部ロングセラー『あの戦争は何だったのか』(2005年、新潮新書)から20年、これまで数千人もの人々に取材を重ねてきた、昭和史の第一人者による渾身の論考です。
■本書の目次より
第一章 「昭和一〇〇年」とは何だったのか――左翼史観に歪められた歴史の見方
第二章 「あの戦争」とは何だったのか――大きな戦略に呑み込まれた日中・対米戦争
第三章 「二・二六事件」とは何だったのか――狂信者たちの目的は達成された
第四章 「東京裁判」とは何だったのか――平和と人道という名の下の復讐
第五章 「高度成長」とは何だったのか――経済官僚が挑んだ軍人への復讐戦
第六章 「田中角栄」とは何だったのか――大衆の生贄にされた無作為の社会主義者
第七章 「昭和天皇」とは何だったのか――時代の象徴にして人間天皇という二面性
第八章 「戦後八〇年」とは何だったのか――言葉の呪縛と思考停止の時代
■著者コメント
昭和史には日本の国民性が正直に詰まっている。長所も短所も含めてである。それだけにこの時代を謙虚に見つめることは、自分との対話を繰り返すことでもある。しかも「歴史」に移行する昭和を慈しみの感情で対話することが、何よりも必要である。本書に倣って読者諸氏が昭和と対話することを期待したいとも思う。本書を通じて、人類史の凝縮期間である昭和を心に刻んでおきたいとも考えている。 (「あとがき」より)
■書籍内容紹介
国家を滅亡の淵まで追い込んだ「あの戦争」から八〇年、同時代史として語られてきた昭和史は、これから歴史の中へと移行する。二・二六事件、東京裁判、高度成長、田中角栄昭和天皇……時代を大きく変えた八つの事象を、当事者たちの思惑や感情を排して見つめ直す時、これまでの通説・定説とはおよそ異なる歴史の真相が浮かび上がる。いったい、日本人はどこで何を間違えたのか――昭和史の第一人者による衝撃の論考。
■著者紹介:保阪正康(ホサカ・マサヤス)
1939(昭和14)年北海道生まれ。ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。『東條英機と天皇の時代』『昭和天皇』『瀬島龍三』『後藤田正晴』『あの戦争は何だったのか』『ナショナリズムの昭和』(和辻哲郎文化賞)、「昭和史の大河を往く」シリーズなど著書多数。

■書籍データ
【タイトル】なぜ日本人は間違えたのか――真説・昭和100年と戦後80年――
【著者名】保阪正康
【発売日】2025年7月17日
【造本】新潮新書/新書版ソフトカバー
【定価】990円(税込)
【ISBN】978-4-10-611094-8
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