白髪・グレイヘアに関する意識調査2023
「白髪が気になる」女性は87.6%、男性は52.7% 理美容室で白髪染めにかけてもよい金額は、男女とも4年連続で増加 「白髪がすてきだと思う」有名人、佐藤 浩市さんが、初のTOP5入り
リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』(https://hba.beauty.hotpepper.jp/)は、「白髪対策」関心の高まりを受け、2016年より20~69歳の男女を対象に「白髪・グレイヘア」に関する意識調査を実施しています。2023年の結果を以下の通り発表致します。
■白髪が気になる人の割合 <スクリーニング調査>
Qあなたは現在、白髪について、どの程度気にしていますか。(単一回答、男性n=1万1,867、女性n=1万4,558)※「体、髪や頭皮の現状」で「白髪がある」を選んだ人
<以下、本調査>
■理美容室で、白髪染めにかけてもよい金額
Q理美容室で「白髪染め」または「(白髪も一緒に染める)ヘアカラー/おしゃれ染め」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」をする場合、今後あなたが1回あたりにかけてもよいと思う金額はどのくらいですか。(単一回答の加重平均値)
男性:2019年n=259 /2020年n=261 /2021年n=260 /2022年n=270 /2023年n=278
女性:2019年n=775 /2020年n=776 /2021年n=774 /2022年n=761 /2023年n=751
研究員からのコメント
白髪が気になるのは、男性よりも女性の割合が高く、40代女性は9割を超える結果に。女性にとって白髪の対策は大きな関心事です。「理美容室で、白髪染めにかけてもよい金額」は年々上昇を続けていることから、理美容室に対する期待の高さがうかがえます。今回の調査で「ヘッドスパ」への関心の高さや、「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」の認知の広がりが分かりました。白髪対策の市場に対して理美容室の介在価値が今後も高まって
いくと考えます。
『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子
■白髪染めを始めた年齢
白髪染めを始めた平均年齢は、男性40.7歳、女性42.7歳。前年同様に男性のほうが女性よりも平均年齢は低い。
Q.あなたご自身が、「白髪染め」または「(白髪も一緒に染める)ヘアカラー/おしゃれ染め」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」を始めた年齢をお知らせください。(数値回答、矛盾回答を除いて集計)
■白髪対策
「現在実施している白髪対策」の1位は「美容室・理容室での白髪染め」、2位は「自宅で市販の白髪用ヘアカラーで白髪染め」、3位は「美容室・理容室でのヘアカラー/おしゃれ染め」。一方、「現在実施していないが、やってみたい白髪対策」には、「現在実施している白髪対策」ではTOP5圏外の「カラー専門サロン・白髪染め専門サロンでの白髪染め」「美容室・理容室でヘッドスパ・ヘッドマッサージ」がランクイン。
Q. 「白髪ケア」もしくは「白髪対策」の中で、当てはまるものをすべてお知らせください。
(複数回答、男女全体n=1,029)
研究員からのコメント
「現在実施していないが、やってみたい白髪対策」のTOP5にランクインしている「カラー専門サロン・白髪染め専門サロンでの白髪染め」、「美容室・理容室でヘッドスパ・ヘッドマッサージ」は、現状の実施率は上位にはありませんが、今後のニーズが高い白髪対策といえます。背景には、「白髪染め(ヘアカラー)に特化することで、短時間で施術できる」専門店での時短・手軽さのニーズや、ヘッドスパ・ヘッドマッサージによって頭皮をほぐすことで、白髪の予防・改善への期待があるのかもしれません。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
■美容サロンでの「白髪ぼかし」の認知・実施
白髪ぼかし(白髪を生かし、ハイライトを入れて白髪をぼかす、目立たなくするメニュー)の認知・実施率は前年から上昇している。
Q. 「白髪ケア」もしくは「白髪対策」の中で、【知っているもの(認知)】【現在実施しているもの(実施)】をお知らせください。
(複数回答、男女全体2022年n=1,031、2023年n=1,029)
認知・実施それぞれで、「美容室・理容室での白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」、もしくは
「カラー専門サロン・白髪染め専門サロンでの白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」を選んだ人の割合
■「白髪ぼかし」の認知経路
1位は「美容室でおすすめされた」で、前年からも増加。2位は「TV、雑誌の特集で知った」、
3位は「SNS(YouTubeやInstagramなど)の投稿を見た」。
Q.あなたは「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」という染め方についてどのような経緯で知りましたか。
(「白髪ぼかし」を知っている人、単一回答、男女全体2023年 n=351、2022年 n=300) ※「その他」を除く
研究員からのコメント
白髪ぼかしの認知・実施率は前年から上昇しており、利用者のニーズが広がっています。2023年の認知経路は、「美容室でおすすめされた」が「TV、雑誌の特集で知った」を上回り、1位になりました。コロナ禍中にメディアでも取り上げられることが増えた白髪ぼかしは、普段利用する美容室でも日常的に提案されるようになるくらい広がってきたといえます。
これまでの白髪染めは、髪が伸びてくるとすぐに白髪が気になる方も多くこまめなケアも必要でした。一方、白髪ぼかしは、白髪を生かしハイライトを入れて白髪をぼかす、目立たなくする技術です。このため、白髪染めの頻度を少しでも減らしたいと思う方にも、白髪ぼかしは好評です。おしゃれとケアの手軽さの両方を実現する白髪ぼかしのメニューに今後も注目しています。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
■白髪への意識変化
「白髪についてとても悩んでいる」は過去5年で最も高く年々スコアが上昇している。「白髪も、見せ方によってはすてきな印象を与えると思う」は2022年からスコアが上昇。
Q. 「白髪・グレイヘア」に関する以下それぞれについて、あなたのお気持ちに近いものをお知らせください。
(各単一回答、男女全体、「あてはまる」、「ややあてはまる」の合計)
研究員からのコメント
白髪についてとても悩んでいる人の割合は過去5年で最大値に。「人に言えない」、「誰に相談すればいいか分からない」、「白髪を見つけると、すぐに染めなければと思うことがストレス」など白髪に関する悩みはさまざまです。一方で、悩みが大きいということは、白髪対策というマーケットに大きなチャンスがあるということです。「白髪も、見せ方によってはすてきな印象を与えると思う」という回答もここ2年で伸びています。白髪ぼかしのように、「白髪を生かして魅せる」技術の影響もあると思います。白髪対策において、マーケットの今後の成長が期待できるでしょう。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
■白髪がすてきだと思う有名人
昨年に引き続き、男性有名人は「吉川 晃司」さん、女性有名人は「近藤 サト」さんが1位。男性有名人では、「佐藤 浩市」さんが、前年15位から大きく順位を伸ばし、初のTOP5入り。
Q. あなたが、「白髪・グレイヘアがすてきだと思う有名人」を、男性・女性それぞれ思いつく順に3人までお知らせください。(各3人までの自由回答)
■調査概要
調査名 :白髪・グレイヘアに関する意識調査2023
調査手法:インターネットリサーチ
調査時期:スクリーニング調査(2023年6月30日~2023年7月1日)
本調査(2023年7月14日~2023年7月18日)
調査対象:スクリーニング:50,000人 ※人口動態に基づき性年代を割り付け
本調査:1,029人(全国20~69歳男女、美容室の利用頻度が3カ月に1回以上で、
現在白髪があり白髪染めをしている、または白髪を気にしている)
※スクリーニングでの出現率を基にウェイトバックを実施
集計値は四捨五入により、単一回答における合計が、必ずしも 100.0%にならないことがある
詳細はこちら:https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/trade/hair/50329/
■『ホットペッパービューティーアカデミー』とは
美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに2014年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスなどの「調査研究」、訪問美容・女性活躍・SDGsなどの情報提供・イベント開催などをはじめとした「サステナビリティ活動」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。これらの活動により、美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。
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