マイナビ、“全社のムダをなくす”ための社内備品共有ツール「マイカリ」を全国の支社で展開
~現場社員の「もったいない」の声から生まれたボトムアップ型の社内DXプロジェクト~
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明、以下マイナビ)は、2025年10月より、社内備品共有ツール「マイカリ」を全国49拠点の支社で展開します。
「マイカリ」は、社内で不要となった備品を社員同士や部署・拠点間で共有することで、資源の有効活用や環境負荷の軽減、経費削減を図る社内ツールです。現場社員の発案で始動したボトムアップ型の社内DXプロジェクトとして、企画・設計からツール開発・運用までをすべて社内で内製化。2024年8月より都内3拠点(竹橋本社・新宿・銀座)で試験導入を行い、これまでに100件以上の取引が成立しています。

「マイカリ」の開発背景
マイナビでは、2023年よりサステナビリティ推進を重要な経営課題の一つとして掲げており、環境負荷の軽減に向けた取り組みを強化しています。
「マイカリ」は、社内業務において、備品の重複発注や廃棄の実態に課題を感じた社員の声をきっかけに開発されました。
「まだ使えるのに捨ててしまうのはもったいない」という現場の気づきから、社内で不要となった備品を社員同士や部署・拠点間で共有できる仕組みがあれば、資源の有効活用、環境負荷の軽減、そして経費削減につながるのではないかという考えのもと、ツール開発に向けて、全社を横断したボトムアップ型のプロジェクトが始動しました。
社内コミュニケーションツールを活用し、業務システム部門、DX推進部門、総務部門など9部門の有志社員が連携。社内ルールや事業部ごとのニーズに対応した仕様設計を行いながら、「マイカリ」は企画・設計から開発・運用に至るまで、すべて社内で完結する形で構築されました。
2024年8月より、都内3拠点(竹橋本社・新宿・銀座)にて試験導入を行い、約1年間で100件以上の取引が成立しました。2025年10月より、全国49拠点の支社への展開を開始いたします。
「マイカリ」概要
【ツールの特徴】
◆ 一連の取引フローを簡易化
出品・注文・発送・納品までを一括管理できる仕組みで設計。

◆ 親しみやすさを重視したデザイン
社員が本企画をより身近に感じてもらえるようにオリジナルキャラクター「やどきゃり」と、ロゴを社内で企画・制作。柔らかいフォントや色合いで親しみやすさを醸成し、ツールの周知・定着に活用。

◆ Microsoft SharePointを活用した運用
社内環境に適したプラットフォームを活用し、アクセス性と操作性を両立。社員は会員登録などの手続き不要で利用可能。

◆ 完全内製化による開発
企画・設計から開発・運用まで、すべて社内の有志メンバーによって構築された社内DXツール。
【実際に出品された備品の例】
文房具(クリアファイル、テープカッター、ペン など)
PC周辺機器(マウス、ケーブル、ヘッドフォン、プロジェクター など)
電子機器(デジカメ、スピーカー、など)
書籍(ビジネス書、参考資料 など)
担当者コメント

本プロジェクト発足のきっかけは、引越しや異動のたびにモノが捨てられていく現場で交わされた「もったいない」の一言でした。部署も役職も越えて集まった仲間とともに、DXで見える化し、サステナブルの視点で価値へと変える。その掛け合わせで「マイカリ」はボトムアップの“使われ続ける仕組み”へ成長しました。いまは現場の声を起点に小さな改善を重ね、参加の輪も広がっています。これからは全社へ広げ、“循環を当たり前にする”文化を着実に根づかせます。得られた学びは次の取り組みにも横展開し、誰もが可能性を発揮できる“未来が見える社会”へ、一歩ずつ進めてまいります。
「マイカリ」プロジェクトリーダー/
デジタルテクノロジー戦略本部 ビジネスシステム部 野地 淳貴
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