江戸時代の無人島・鳥島での過酷な生活の様子を克明に描いた、渾身の労作 2003年6月の発刊された書に加筆改変を施した『新編 鳥島漂着物語 18世紀庶民の無人島体験』(小林 郁・著)を刊行
インプレスグループで鉄道・旅・自然メディア事業を展開する株式会社天夢人(本社:東京都港区、代表取締役社長:勝峰富雄)は、2018年8月4日に、『新編 鳥島漂着物語』(著:小林 郁)を刊行いたします。
子どものころ、無人島を舞台にした『ロビンソン・クルーソー』や『十五少年漂流記』などを夢中になって読んだ人も多いはず。江戸時代の鳥島漂流記には、このような冒険物語に通じる面白さがある。伊豆諸島と小笠原諸島の中間にポツンと浮かぶ鳥島は、アホウドリだけが生息する無人島。海流の関係なのか、この島には日本近海で遭難した船がしばしば漂着する。18世紀の江戸時代中期、この無人島・鳥島に漂着した人々と事件とをていねいに描き、無人島での生活がどのようなものであったか、また、無事に帰国したのちの人生はどのようなものであったか、この二つを柱にして構成されている。2003年6月に成山堂書店から発刊された底本に加筆改編を施し、『新編 鳥島漂着物語』として再編集した一冊。
<目次>
序 洞窟の発見
第1章 享保・元文期の漂流記
1 二形船鹿丸の遭難
2 宮本善八船の小笠原漂流と鳥島漂流民の救出
第2章 天明・寛政樹の漂流記
1 宝暦から天明にかけての出来事
2 土佐人長平の孤独な生活
3 備前船亀次郎の漂流
4 住吉丸の漂流
5 故国への帰還
6 後日談
【著者プロフィール】
小林 郁(こばやし・かおる)
1964年、栃木県生まれ。大正大学仏教学部卒業。日本海事史学会会員。大学在学中より、江戸時代に海難事故で外国や無人島に流れ着いた庶民たちに魅せられる。そんな「漂流民」の数奇な体験と生涯を追い求め、日々、研究に励む。著書に『嘉永無人島漂流記 長州藤曲村廻船遭難事件の研究』(三一書房 1998年)、『松栄丸「広東」漂流物語 近世奥羽人の遭難と異文化体験の記録』(無明舎出版 2015年)がある。
【書誌情報】
書名:『新編 鳥島漂着物語 18世紀庶民の無人島体験』
著者:小林 郁
仕様:四六判、188×128ミリ、296ページ
定価:本体1600円+税
発売日:2018年8月4日
全国書店、オンライン書店のAmazonなどで発売中。
http://amzn.asia/hZia82b
【株式会社天夢人】http://temjin-g.com/
2007年設立。現在、隔月刊雑誌『旅と鉄道(奇数月21日発売)』(発売:山と溪谷社)を発行し、また2017年より、書籍・ムックの刊行も始めました。鉄道や旅をはじめ、自然、歴史・民俗、カルチャーなどを伝える雑誌や書籍を編集・発行し、豊かな人生をおくるための生活情報を発信していきます。
【インプレスグループ】 http://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「旅・鉄道」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメデイア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社天夢人
Tel: 03-6413-8755
mail: info@temjin-g.com
すべての画像