勘三郎から勘九郎・七之助へ 受け継がれる魂 NYへの挑戦
父・中村勘三郎の魂を継ぎ、息子・勘九郎、七之助がニューヨークの舞台に立つ!「闘い続ける」という中村屋スピリッツあふれる舞台、平成中村座ニューヨーク公演「怪談乳房榎」をWOWOWで独占放送する。
今年7月、平成中村座がアメリカ・ニューヨークの「リンカーンセンター・フェスティバル」に参加した。
平成中村座は、2000年に十八代目中村勘三郎らが中心となって旗揚げされた。東京のみならず、大阪、名古屋といった地方公演のほか、海外公演も行ない、ニューヨークの夏の風物詩「リンカーンセンター・フェスティバル」に参加したのは「夏祭浪花鑑」を上演した2004年、「法界坊」を上演した2007年に続き3回目となる。
今回上演した「怪談乳房榎」は1990年に十八代目勘三郎が復活させた演目。2011年には、中村勘九郎が、直接父から受け継ぎ再演した。本水を使った滝の立廻りなどがあり、見どころの多い演目だ。勘九郎は、主役で絵師の菱川重信など三役の早替りで演じた。また、中村七之助は重信の妻、片岡亀蔵は重信が天井画、襖絵を描く寺の住職、中村獅童は重信の敵役をそれぞれ演じる。
今回、この舞台と同じくテレビ初放送となる『映画 中村勘三郎』も合わせて特集放送することになり、放送を記念して中村勘九郎、七之助にインタビューを行った。
―まず、ニューヨーク公演を終えていかがでしたでしょうか
勘九郎「お客様が喜んでくださったのが一番です。ニューヨークのお客様にこの「怪談乳房榎」というお芝居がどれだけ通用するのか未知数だったので。スタッフの皆さんに支えられて、ただ芝居に集中できたので感謝しています」
七之助「凄く心配していたのですが、良い不安と悪い不安が入り乱れていて。何回も上演されたそのままで、ニューヨークの為に特別に変えたりしなかったので、早替りはお客様に分かっていただけるのかとか。でも、幕が開いたら、その不安がどこへやら!」
―ニューヨーク・タイムズの劇評をご覧になっていかがでしたか
勘九郎「初見で、あれだけの内容をすべて理解して、きちんと劇評をしていただけて感謝しております。あと、影響力が凄いというのを感じました」
七之助「まず、1面に出たということが凄いことですし、劇評も素晴らしかったです。読まれたお客様の期待度が高まった分、こちらの身は引き締まりました」
―改めて、お伺いいたしますが、お二人にとってお父様の存在とは
勘九郎「生きている時から、とてつもなく大きな存在だったことは変わらないですが、コクーン歌舞伎、ニューヨーク公演と同じ経路をたどって、とんでもない存在だなと思いました。パワーの塊といいますか、その熱い精神が人の心を揺さぶるのだと思いました。自分たちも、ハングリー精神を持って、いろんなものに取り組んでいかなければいけないと思います」
七之助「とてつもない役者だったんだなと思います。今は軌道に乗ってコクーンとかニューヨーク公演とかやらせていただいていますが、最初のプレッシャーは凄まじいものがあったんだろうなと。そこで、皆さまに愛され、皆さまを愛していた。見習わなくてはいけないです」
勘三郎の想いを受け継ぎ、再びニューヨークで大絶賛された舞台は必見!
平成中村座ニューヨーク公演「怪談乳房榎」は、9月13日(土)夜8:30からWOWOWプライムにて放送。
また、お二人のインタビューの模様は、無料動画サイト“W流”にてご覧いただけます。
http://st.wowow.co.jp/detail/4873
<関連特集>
特集:勘三郎から勘九郎・七之助へ 受け継がれる魂NYへの挑戦
『映画 中村勘三郎』 9月13日(土)夜6:45 [WOWOWプライム]
番組サイト http://www.wowow.co.jp/pg_info/wk_new/009007.php
今年7月、平成中村座がアメリカ・ニューヨークの「リンカーンセンター・フェスティバル」に参加した。
平成中村座は、2000年に十八代目中村勘三郎らが中心となって旗揚げされた。東京のみならず、大阪、名古屋といった地方公演のほか、海外公演も行ない、ニューヨークの夏の風物詩「リンカーンセンター・フェスティバル」に参加したのは「夏祭浪花鑑」を上演した2004年、「法界坊」を上演した2007年に続き3回目となる。
今回上演した「怪談乳房榎」は1990年に十八代目勘三郎が復活させた演目。2011年には、中村勘九郎が、直接父から受け継ぎ再演した。本水を使った滝の立廻りなどがあり、見どころの多い演目だ。勘九郎は、主役で絵師の菱川重信など三役の早替りで演じた。また、中村七之助は重信の妻、片岡亀蔵は重信が天井画、襖絵を描く寺の住職、中村獅童は重信の敵役をそれぞれ演じる。
今回、この舞台と同じくテレビ初放送となる『映画 中村勘三郎』も合わせて特集放送することになり、放送を記念して中村勘九郎、七之助にインタビューを行った。
―まず、ニューヨーク公演を終えていかがでしたでしょうか
勘九郎「お客様が喜んでくださったのが一番です。ニューヨークのお客様にこの「怪談乳房榎」というお芝居がどれだけ通用するのか未知数だったので。スタッフの皆さんに支えられて、ただ芝居に集中できたので感謝しています」
七之助「凄く心配していたのですが、良い不安と悪い不安が入り乱れていて。何回も上演されたそのままで、ニューヨークの為に特別に変えたりしなかったので、早替りはお客様に分かっていただけるのかとか。でも、幕が開いたら、その不安がどこへやら!」
―ニューヨーク・タイムズの劇評をご覧になっていかがでしたか
勘九郎「初見で、あれだけの内容をすべて理解して、きちんと劇評をしていただけて感謝しております。あと、影響力が凄いというのを感じました」
七之助「まず、1面に出たということが凄いことですし、劇評も素晴らしかったです。読まれたお客様の期待度が高まった分、こちらの身は引き締まりました」
―改めて、お伺いいたしますが、お二人にとってお父様の存在とは
勘九郎「生きている時から、とてつもなく大きな存在だったことは変わらないですが、コクーン歌舞伎、ニューヨーク公演と同じ経路をたどって、とんでもない存在だなと思いました。パワーの塊といいますか、その熱い精神が人の心を揺さぶるのだと思いました。自分たちも、ハングリー精神を持って、いろんなものに取り組んでいかなければいけないと思います」
七之助「とてつもない役者だったんだなと思います。今は軌道に乗ってコクーンとかニューヨーク公演とかやらせていただいていますが、最初のプレッシャーは凄まじいものがあったんだろうなと。そこで、皆さまに愛され、皆さまを愛していた。見習わなくてはいけないです」
勘三郎の想いを受け継ぎ、再びニューヨークで大絶賛された舞台は必見!
平成中村座ニューヨーク公演「怪談乳房榎」は、9月13日(土)夜8:30からWOWOWプライムにて放送。
また、お二人のインタビューの模様は、無料動画サイト“W流”にてご覧いただけます。
http://st.wowow.co.jp/detail/4873
<関連特集>
特集:勘三郎から勘九郎・七之助へ 受け継がれる魂NYへの挑戦
『映画 中村勘三郎』 9月13日(土)夜6:45 [WOWOWプライム]
番組サイト http://www.wowow.co.jp/pg_info/wk_new/009007.php
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