資生堂、NPO法人JHD&C、アデランス 医療用ウィッグ「wig+(ウィッグプラス)」を共同開発 ~資生堂とアデランスが社会貢献活動の一環としてノウハウを提供~
資生堂は、特定非営利活動法人Japan Hair Donation & Charity (以下JHD&C=ジャーダック)、及び株式会社アデランス(以下アデランス)と3者共同で、頭髪に悩みを持つ方に向けた医療用ウィッグ『wig+(ウィッグプラス)55,000円(税込み)』を開発しました。2022年11月5日(土)午前10時から、JHD&C SATELLITE SALONのホームページにて数量限定販売し、順次生産を拡大します。本商品は、一人でも多くの方々にデザイン性と品質に優れたウィッグをリーズナブルな価格で提供するため、社会貢献活動の一環として資生堂とアデランスがノウハウを無償提供しています。
《発売の背景》
国内で初めてヘアドネーションに関する活動をスタートしたJHD&Cでは、寄付された髪だけを使用して作ったウィッグを18歳以下の頭髪に悩みを持つ子どもたちに無償提供しています。近年、ヘアドネーションへの関心が高まりを見せる中、大人から子供まで様々な方が髪の寄付に参加しており、JHD&Cには全国から多くの髪の寄付が寄せられています。しかし一方で、オーダーメイドのウィッグ製造には時間がかかるため、順番待ちをしている子どもたちが少なくありません。また「19歳以上になっても使える、リーズナブルでデザイン性や品質に優れたウィッグを提供してもらいたい」といった声も寄せられています。
医療用ウィッグ『wig+(ウィッグプラス)』はこのようなニーズを背景に、洗い替え用やヘアスタイルを変えたいときなどの2枚目として、また無償提供のウィッグに代わる選択肢として、頭髪にお悩みをもつ方々が、自由で気軽にヘアスタイルを楽しんでいただけるウィッグとして開発しました。軽くて、人毛に比べ乾きやすく手入れしやすい人工毛髪を使用。太さやツヤが異なる毛髪をブレンドし、人毛に近い質感と、植え方にこだわり、自然な生え際とつむじを再現した、ジェンダーレスにそして年齢を問わず使用できるボブスタイルのウィッグです。
《wig+(ウィッグプラス)に込めた思い》
JHD&Cでは「いろんな髪型が個性として認められるように“髪がない”ことも個性として受け入れられる、そんな多様性を認め合える成熟した社会を目指したい」という思いのもと、ヘアドネーションによる人毛ウィッグの無償提供はじめ、さまざまな活動に取り組んでいます。今回資生堂、アデランスがこの思いに賛同し、両者がもつノウハウを無償提供することにより『wig+(ウィッグプラス)』は誕生しました。
《資生堂の外見ケアに関する活動について》
資生堂は、生まれつきのあざ、病気や治療による見た目の変化、やけどや傷跡などの肌に深い悩みをお持ちの方の専用商品の開発や、がん治療による外見上の変化に対する美容テクニックを開発するなど、誰もが持つ「自分らしくありたい」という願いを、“化粧の力”でサポートする活動に注力しています。
今回のウィッグ開発も、資生堂がこれまで長年にわたって蓄積をしてきた、ヘアメイクアップに関する技術を通じた、QOL(Quality of Life:生活の質)向上をサポートする活動として取り組んでいます。
《当社が協力した内容》
資生堂トップヘアメイクアップアーティスト神宮司芳子がヘアデザインを監修し、誰もが使いやすいボブスタイルを提案しました。開発にあたっては、これまでのクリエーション活動などを通じて培ったウィッグコントロールに関する知見を提供し、フロント(顔周り)の分け目を簡単に変えられることや、自然に見える生え際とつむじ、さらに耐熱の人工毛髪にすることでアレンジをしやすくするなど、アデランスと共に細部にまでこだわった仕様を実現しました。また、オリジナルのバングメソッド(*1)を活用した、ヘアアレンジの提案を実施しました。これらのヘアアレンジを希望される方には、指定の美容室(*2)にて、神宮司芳子から講習を受けた美容師がカットをするサービスも提供していきます。
<wig+を使用したアレンジ例>
*1 オリジナルのバングメソッドとは、神宮司芳子がサロンワークやクリエーション活動を通して発見、研究を積み重ねた「前髪と印象の法則」。
*2 以下理美容室にて、神宮司芳子の講習を受けた理美容師による、『wig+』のアレンジ、カットができます。有料のサービスとなります。
▼JHD&C SATELLITE SALON(大阪市北区)
https://www.jhdacsalon.com/
▼病院内ヘアサロン こもれび(全国35か所)
https://www.aderans.co.jp/medicare/salon/
また、以下の美容室では、神宮司芳子による『wig+』のアレンジ、カットができます。有料のサービスで、電話での事前予約が必要となります。
▼シセイドウ パサージュ ボーテ(東京都中央区)
https://salon.shiseido.co.jp/passage_beaute/?rt_pr=trm25
【資生堂トップヘアメイクアップアーティスト:神宮司芳子】
https://hma.shiseido.com/jp/member/jinguji/?rt_pr=trm25
神宮司芳子からのメッセージ
私は、ジャーダック代表 渡辺貴一さんの「“髪がない”ことも個性として受け入れられる、そんな多様性を認め合える成熟した社会を目指したい」という考えに共感し、長年美容業界に携わってきた自身の経験や知識を活かしてさまざまな方にヘアスタイルをもっと楽しんでもらいたいという思いから、今回のウィッグ開発に参画をしました。なりたいイメージやその日の気分など、日常の生活の中で誰でも簡単にヘアスタイルを楽しめる1つのツールとして、このウィッグを活用してもらえたら嬉しいです。
医療用ウィッグ『wig+(ウィッグプラス)』の商品情報
■商品名・価格
販売価格:55,000円(税込)
サイズ:2サイズ展開(S,M)
カラー:1色展開(自然な黒髪)
本体ネット:抗菌防臭加工
■商品特徴
(1)どなたでも使いやすいボブスタイル
・ジェンダーレスをコンセプトに、年齢や男女の区別なく使用できる「ボブスタイル」
・ウィッグのカットに慣れていない美容師の方でも扱いやすいデザイン
・スキン(人工皮膚)と毛材1本1本の植え方にこだわり、前髪と顔回りのアレンジがしやすい自然な生え際とつむじを再現
(2)軽くて、人毛に比べ乾きやすい人工毛髪を採用
・軽くて、人毛に比べ乾きやすい人工毛髪(ポリエステル100%)を採用
・細い毛、太い毛、ツヤのある毛、ツヤを抑えた毛をブレンドして、より自然な質感を再現
・形状保持性が高く、シャンプー後は自然乾燥の後、簡単なブラッシングでお手入れが完了
・ドライヤーやヘアアイロンでさまざまなアレンジが可能(使用推奨温度130℃~150℃)
(3)「JIS S 9623」の規格要求事項に適合で「安心」を提供
本商品は医療用ウィッグと附属品の仕様について規定されているJIS規格「JIS S 9623」の規格要求事項に適合しており、日本毛髪工業協同組合が認証するJIS製品規格適合マーク「Med・ウィッグマーク」の使用が許諾されています。(認証番号 JHA1506D002)
《3者の役割分担》
・企画:JHD&C
・開発:資生堂、JHD&C、アデランス
・監修:資生堂
・製造:アデランス
・販売:JHD&C SATELLITE SALON
■特定非営利活動法人Japan Hair Donation & Charity (JHD&C:ジャーダック)
<大阪市北区浪花町13-38 千代田ビル北館7A>
JHD&C HP: https://www.jhdac.org/
■JHD&C SATELLITE SALON(ジャーダック サテライトサロン)
<大阪府大阪市北区豊崎3-8-18 1F>
JHD&C SATELLITE SALON HP: https://www.jhdacsalon.com/
■株式会社 アデランス
代表:代表取締役社長グループCEO 津村 佳宏
本社所在地<東京都新宿区新宿1-6-3>
HP: https://www.aderans.co.jp/corporate/
《発売の背景》
国内で初めてヘアドネーションに関する活動をスタートしたJHD&Cでは、寄付された髪だけを使用して作ったウィッグを18歳以下の頭髪に悩みを持つ子どもたちに無償提供しています。近年、ヘアドネーションへの関心が高まりを見せる中、大人から子供まで様々な方が髪の寄付に参加しており、JHD&Cには全国から多くの髪の寄付が寄せられています。しかし一方で、オーダーメイドのウィッグ製造には時間がかかるため、順番待ちをしている子どもたちが少なくありません。また「19歳以上になっても使える、リーズナブルでデザイン性や品質に優れたウィッグを提供してもらいたい」といった声も寄せられています。
医療用ウィッグ『wig+(ウィッグプラス)』はこのようなニーズを背景に、洗い替え用やヘアスタイルを変えたいときなどの2枚目として、また無償提供のウィッグに代わる選択肢として、頭髪にお悩みをもつ方々が、自由で気軽にヘアスタイルを楽しんでいただけるウィッグとして開発しました。軽くて、人毛に比べ乾きやすく手入れしやすい人工毛髪を使用。太さやツヤが異なる毛髪をブレンドし、人毛に近い質感と、植え方にこだわり、自然な生え際とつむじを再現した、ジェンダーレスにそして年齢を問わず使用できるボブスタイルのウィッグです。
《wig+(ウィッグプラス)に込めた思い》
JHD&Cでは「いろんな髪型が個性として認められるように“髪がない”ことも個性として受け入れられる、そんな多様性を認め合える成熟した社会を目指したい」という思いのもと、ヘアドネーションによる人毛ウィッグの無償提供はじめ、さまざまな活動に取り組んでいます。今回資生堂、アデランスがこの思いに賛同し、両者がもつノウハウを無償提供することにより『wig+(ウィッグプラス)』は誕生しました。
《資生堂の外見ケアに関する活動について》
資生堂は、生まれつきのあざ、病気や治療による見た目の変化、やけどや傷跡などの肌に深い悩みをお持ちの方の専用商品の開発や、がん治療による外見上の変化に対する美容テクニックを開発するなど、誰もが持つ「自分らしくありたい」という願いを、“化粧の力”でサポートする活動に注力しています。
今回のウィッグ開発も、資生堂がこれまで長年にわたって蓄積をしてきた、ヘアメイクアップに関する技術を通じた、QOL(Quality of Life:生活の質)向上をサポートする活動として取り組んでいます。
《当社が協力した内容》
資生堂トップヘアメイクアップアーティスト神宮司芳子がヘアデザインを監修し、誰もが使いやすいボブスタイルを提案しました。開発にあたっては、これまでのクリエーション活動などを通じて培ったウィッグコントロールに関する知見を提供し、フロント(顔周り)の分け目を簡単に変えられることや、自然に見える生え際とつむじ、さらに耐熱の人工毛髪にすることでアレンジをしやすくするなど、アデランスと共に細部にまでこだわった仕様を実現しました。また、オリジナルのバングメソッド(*1)を活用した、ヘアアレンジの提案を実施しました。これらのヘアアレンジを希望される方には、指定の美容室(*2)にて、神宮司芳子から講習を受けた美容師がカットをするサービスも提供していきます。
<wig+を使用したアレンジ例>
*1 オリジナルのバングメソッドとは、神宮司芳子がサロンワークやクリエーション活動を通して発見、研究を積み重ねた「前髪と印象の法則」。
*2 以下理美容室にて、神宮司芳子の講習を受けた理美容師による、『wig+』のアレンジ、カットができます。有料のサービスとなります。
▼JHD&C SATELLITE SALON(大阪市北区)
https://www.jhdacsalon.com/
▼病院内ヘアサロン こもれび(全国35か所)
https://www.aderans.co.jp/medicare/salon/
また、以下の美容室では、神宮司芳子による『wig+』のアレンジ、カットができます。有料のサービスで、電話での事前予約が必要となります。
▼シセイドウ パサージュ ボーテ(東京都中央区)
https://salon.shiseido.co.jp/passage_beaute/?rt_pr=trm25
【資生堂トップヘアメイクアップアーティスト:神宮司芳子】
2002年、資生堂入社。資生堂の宣伝広告をはじめ、モデルや女優のヘアメイクを数多く手がける。2018年に資生堂美容室エグゼクティブビューティーディレクターに就任。サロンスタッフの育成やブランディングにも携わるかたわら、自身も精力的にサロンワークを行っている。また、がん患者さんへの「外見ケア」をライフワークとして取り組んでいる。美容業界最高峰に位置するJHA(ジャパン・ヘアドレッシング・アワーズ)でグランプリを2度受賞。現在は、自身の手芸好きを活かして、ハンドメイドのヘアアクセサリーを使ったヘアアレンジを楽しむ「手芸ビューティー」の提唱をはじめ、生活に役立つ美容情報の開発や、独自の前髪メソッドの配信も行っている。1児の母でもある。
https://hma.shiseido.com/jp/member/jinguji/?rt_pr=trm25
神宮司芳子からのメッセージ
私は、ジャーダック代表 渡辺貴一さんの「“髪がない”ことも個性として受け入れられる、そんな多様性を認め合える成熟した社会を目指したい」という考えに共感し、長年美容業界に携わってきた自身の経験や知識を活かしてさまざまな方にヘアスタイルをもっと楽しんでもらいたいという思いから、今回のウィッグ開発に参画をしました。なりたいイメージやその日の気分など、日常の生活の中で誰でも簡単にヘアスタイルを楽しめる1つのツールとして、このウィッグを活用してもらえたら嬉しいです。
医療用ウィッグ『wig+(ウィッグプラス)』の商品情報
■商品名・価格
wig+(ウィッグプラス)
販売価格:55,000円(税込)
サイズ:2サイズ展開(S,M)
カラー:1色展開(自然な黒髪)
本体ネット:抗菌防臭加工
■商品特徴
(1)どなたでも使いやすいボブスタイル
・ジェンダーレスをコンセプトに、年齢や男女の区別なく使用できる「ボブスタイル」
・ウィッグのカットに慣れていない美容師の方でも扱いやすいデザイン
・スキン(人工皮膚)と毛材1本1本の植え方にこだわり、前髪と顔回りのアレンジがしやすい自然な生え際とつむじを再現
(2)軽くて、人毛に比べ乾きやすい人工毛髪を採用
・軽くて、人毛に比べ乾きやすい人工毛髪(ポリエステル100%)を採用
・細い毛、太い毛、ツヤのある毛、ツヤを抑えた毛をブレンドして、より自然な質感を再現
・形状保持性が高く、シャンプー後は自然乾燥の後、簡単なブラッシングでお手入れが完了
・ドライヤーやヘアアイロンでさまざまなアレンジが可能(使用推奨温度130℃~150℃)
(3)「JIS S 9623」の規格要求事項に適合で「安心」を提供
本商品は医療用ウィッグと附属品の仕様について規定されているJIS規格「JIS S 9623」の規格要求事項に適合しており、日本毛髪工業協同組合が認証するJIS製品規格適合マーク「Med・ウィッグマーク」の使用が許諾されています。(認証番号 JHA1506D002)
《3者の役割分担》
・企画:JHD&C
・開発:資生堂、JHD&C、アデランス
・監修:資生堂
・製造:アデランス
・販売:JHD&C SATELLITE SALON
■特定非営利活動法人Japan Hair Donation & Charity (JHD&C:ジャーダック)
多くの方から寄せられる31cm(12インチ)以上の髪の毛だけを使って製作した医療用ウィッグ『Onewig(JIS規格取得)』を、頭髪に悩みを持つ18歳以下の子どもたちに無償提供している特定非営利活動法人。代表:渡辺貴一
<大阪市北区浪花町13-38 千代田ビル北館7A>
JHD&C HP: https://www.jhdac.org/
■JHD&C SATELLITE SALON(ジャーダック サテライトサロン)
髪の悩みを抱えて誰にも相談できずにいる人や、分け目や生え際が気になっている人が、ためらわずに足を運べるサロンとして設立。服を選ぶように楽しく気軽にウィッグを試すことができ、「自分らしくおしゃれを表現したい」と思う人を応援している。
<大阪府大阪市北区豊崎3-8-18 1F>
JHD&C SATELLITE SALON HP: https://www.jhdacsalon.com/
■株式会社 アデランス
1968年の創業以来、総合毛髪関連事業のリーディングカンパニーとして、男性用・女性用ウィッグ、毛髪移植、長期連続増毛商品「ヘアシステム」などトータルに提案。現在では19の国と地域に68社のネットワークでグローバルに事業を展開。JHD&Cが提供する「Onewig」をタイの工場で製作。
代表:代表取締役社長グループCEO 津村 佳宏
本社所在地<東京都新宿区新宿1-6-3>
HP: https://www.aderans.co.jp/corporate/
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