密命は〈闇バイト〉だった──。下級藩士に下された苛酷な命令とは。『闇抜け 密命船侍始末』(新潮文庫)8月28日発売!
抜け荷を引き受けるか、さもなくば死か。江戸時代の下級藩士に示された「選択」は、命をかけた裏仕事でした。死地をくぐり抜けた男たちの、どんでん返し復活人生が明るい読後感をもたらす傑作時代小説! 『闇抜け 密命船侍始末』が新潮文庫より本日刊行されました。

◼️書籍内容紹介
富山藩の下級藩士・金盛連七郎は失業の身。ある日、重臣・寺西左膳から〈抜け荷〉の密命が下る。成功の暁には復職を約束する、と。ご法度と知りつつ、連七郎には選択肢はない。苛酷な決死行は富山から蝦夷・薩摩を経て再び戻る日本一周。そのなかで連七郎は侍以外の人々に初めて出会う。荒くれの船乗り、大商人、アイヌの美しい娘。旅の終わりに湧いてくる感慨とは。男たちの転機を描く傑作。
◼️著者紹介:仁志耕一郎(ニシ・コウイチロウ)
1955(昭和30)年、富山県生まれ。東京造形大学を卒業後、広告会社に勤務。2012(平成24)年『玉兎の望』で小説現代長編新人賞、『無名の虎』で朝日時代小説大賞を受賞し、作家デビュー。2013年、同2作で歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。著書に、『玉繭の道』『とんぼさま』『松姫はゆく』『家康の遺言』『按針』『凛と咲け』の他、七代目市川團十郎を主人公にした『花と茨』がある。東京・深川で長く暮らす。2025年8月現在山梨県在住。
◼️書籍データ
【タイトル】闇抜け 密命船侍始末
【著者名】仁志耕一郎
【発売日】8月29日
【造本】文庫
【定価】825円(税込)
【ISBN】978-4-10-104633-4
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像