海への憧れを、海への愛へ。海と共に生きる料理人になる一日。「日本さばける塾 withよいどころ千福」を開催しました!
2024年1月21日(日)群馬県高崎市内飲食店「よいどころ千福」
一般社団法人 海のごちそう推進機構(本部:北海道函館市、代表理事:若山豪)とよいどころ千福(群馬県高崎市、代表:浅見千福)は、2024年1月21日(日)に海なし県群馬県に住んでいても海を自分ごととして感じてもらうことを目的として、「日本さばける塾withよいどころ千福」を開催いたしました。
開催当日は、SDGs芸人・富所哲平さんによる講義や居酒屋の厨房で魚をさばく体験を通じて、海を身近に感じてもらったほか、参加した子どもがさばいた魚を使った料理を親御さんに振舞うことで子どもたちに居酒屋体験をしてもらい、1次産業から3次産業までの流れを体感してもらう機会を設けました。参加した子どもたちからは「魚をさばくのって楽しい。これから家でもやってみたい。」「海を大切にできるように考えながら過ごしたい。」というような感想があがったほか、参加した親御さんからは「こんなに子どもがのめりこむとは思わなかった。思ってた以上に楽しく貴重な経験をさせてもらいました。」「海のことを子どもが関心を持った今、親としてもしっかり背中を見させられるよう、私も変わらなければと思いました。」というような感想が出るなど、親子ともに満足度の高いイベントとなりました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
・開催概要
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして
①一人一尾ずつアジとタイをさばく体験
②SDGs芸人 富所哲平さんによるお話を通じて、海と私たちとのつながりについて一緒に考える講義
③子どもたちがさばいた魚を使った料理(アジフライ・なめろう・鯛茶漬け)の調理・盛り付けの一部をこども達にやってもらい、板前として親御さんをもてなす会
以上を実施
・日程 2024年1月21日(日)15:00~20:00
・開催場所 よいどころ千福(群馬県高崎市新紺屋町2)
・参加人数 こども12名/おとな10名
・協力団体 よいどころ千福/柳川 美熊野
『海と私たちはつながっている』SDGs芸人 富所哲平さんによる講演
魚をさばく体験と合わせて、海と私たちのつながりを考えるきっかけとしてSDGs芸人 富所哲平さんによる講義を行いました。一方通行の講義ではなく、こども達と会話しながら進めていくスタイルで講義を進め、終始こども達からの発言と笑いが絶えない時間となりました。
講義の内容は、「気候変動は無関心ではいられても無関係ではいられない」「日本の家庭では『電気代節約のために電気をこまめに消そう』と言われるが、ドイツの家庭では『地球のために電気をこまめに消そう』と言われる」「海のごみは実は海なし県に住む私たちにも直接関係している」「海の生態系を守れるかどうかは私たちの消費の仕方次第!?私たちの消費活動が将来の食卓に与える影響」などの内容をお伝えいただきました。これらの話を通じて今回こども達に一番伝えたかったことは、「『自分だけ良ければいい』『今だけ良ければいい』という行動は、巡り巡って自分にも返ってくる。」「自分と他の命に対して、あとほんの少しだけ優しくなろう。」ということ。決して正解を伝える講義ではなく、正解がないテーマを扱っているという前提のもと、こども達に考えてもらう時間をたくさん設けたため、参加したこども達からは自分ごととして海のことを考えている様子が伺えました。こども達からは「プラスチックのごみをどう減らせるか考えて生活するようにしたい。」「自分だけよければいいっていう行動はやめたい。」「色んな魚をさばけるようになって、海を守って、美味しい魚をずっと食べられるようにしたい。」というような声があがりました。
『上手にできるかな?』さばける体験 〜 『かぞくと食べよう』居酒屋体験
プロの料理人たちの指導のもと、まず、こどもたちが鯵と鯛を一尾ずつさばく体験をしました。魚の体、特に骨はどんな風になっているのか、など先生のお手本を見て学んでからチャレンジ。基本の鯵の三枚おろしと、鯛のおろし方体験をしました。最初はとても難しそうな表情をしていましたが、よく見て、触って、感じる体験をして二尾目をさばき終える頃には、できた!と自信満々の笑顔を浮かべていました。
また、さばける体験に続いて、今度はこどもたちが居酒屋さんの店員さんになりきって、家族をおもてなしする居酒屋体験を行いました。アジフライをフライヤーで揚げる工程をこども達に近くで見せながら、どうしたら美味しく揚げられるか、気を付けるポイントなどを料理人から説明を頂いたほか、なめろうの盛り付け指導、鯛茶漬けの作り方のレクチャーなどを受けて、こども達が調理した料理として親御さんたちに料理を提供しました。それぞれの子どもがさばいている写真を使ったテーブルマットを即席で作成し、親御さんの席の前に敷かせていただき料理を並べ、親子で食べていただきました。自分たちの作ったご飯を親御さんが美味しく食べている姿をみているこどもたちは照れながらも、とても幸せそうでした。こどもからは「自分でさばいた魚ってこんなに美味しいんだ!」「また作りたい!」というような声をいただいたほか、親御さんからは「今までで一番おいしい魚料理でした。」「感動しました。」といった声をいただきました。
参加した子ども・保護者からの声
・⼩学4年⽣男子「色んな魚をさばけるようになって、海を守って、美味しい魚をずっと食べられるようにしたい。」
・小学4年生女子「自分だけ良ければ良いという考えをやめて、他の人のことや将来のことをもっと考えて行動していきたい。」
・小学4年生男子保護者「はじめは馴染めるかどうか心配でしたが、丁寧に教えてくれて、こどもにとっても貴重な経験となりました。」
・小学2年生女子保護者「海のことを子どもが関心を持った今、親としてもしっかり背中を見させられるよう、私も変わらなければと思いました。」
<団体概要>
一般社団法人 海のごちそう推進機構は、日本さばける塾・YouTubeさばけるチャンネルなどを通じて、“魚をさばく”という日本古来の調理技法を継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる「日本さばけるプロジェクト」を運営しています。本プロジェクトは“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。私たちは、魚を“さばく”技術の伝承や機会の提供とともに、海洋問題に関する情報を発信し、海を守る人を増やします。
団体名称 :一般社団法人 海のごちそう推進機構
公式サイト:https://sabakeru.uminohi.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/sabakeru
活動内容 :日本さばけるプロジェクトの運営
(日本さばける塾・YouTube「さばけるチャンネル」の企画・運営などの業務)
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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