マイナビ、「2027年卒大学生就職意識調査」を発表
学生が希望する企業の条件は、「給料の良い会社」が「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」を初めて上回る。行きたくない会社では、「転勤の多い会社」が6年連続増加
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、2027 年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「2027年卒大学生就職意識調査」の結果を発表しました。

【TOPICS】
◆ 学生が希望する企業の条件は、「安定している会社」が8年連続トップ。2位は「給料の良い会社」で、「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」を上回る【図1】
◆ 学生が行きたくない会社では、「ノルマのきつそうな会社」が最多。2番目に回答が多い「転勤の多い会社」は6年連続増加【図2】
◆ 学生の中小企業志向が2年連続増加。インターンシップ・仕事体験実施率の上昇が背景か【図3、4】
【調査概要】
◆学生が希望する企業の条件は、「安定している会社」が8年連続トップ。2位は「給料の良い会社」で、「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」を初めて上回る
2027年卒業予定の学生に、企業を選択する際にどのような企業がよいか(あてはまる項目を2つまで選択)を聞いたところ、「安定している会社(55.4%/前年比3.5pt増)」が8年連続で最多となった。また、「給料の良い会社(26.6%/前年比1.4pt増)」も5年連続で増加し、前年度まで2番目に多かった「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社(25.5%)」を初めて※1上回った。近年の物価高などの経済的な不安から、学生の安定志向と待遇面への関心が高まっている可能性がある。【図1】
※1調査自体は1979年開始。比較可能な数値として最も古い2001年卒以降を基準とする
【図1】

◆学生が行きたくない会社では、「ノルマのきつそうな会社」が最多。2番目に回答が多い「転勤の多い会社」は6年連続増加
行きたくない会社(あてはまる項目を2つ選択)を聞いたところ、「ノルマのきつそうな会社(39.2%/前年比1.0pt増)」が前年に続き最多だった。2番目に回答が多い「転勤の多い会社(33.3%/前年比2.3pt増)」は6年連続での増加となった。転勤に対し慎重な考えを持つ学生が増えた背景のひとつとして、「将来共働きを希望する」学生が増加傾向にある※2ことが考えられる。転勤は生活拠点の変更を伴うことが多く、自身およびパートナーのキャリア形成にも影響が大きいため、できるだけ避けたいと考える学生が増えている可能性がある。【図2】
※2 マイナビ「結婚観・子どもに対する意識調査」
【図2】

◆学生の中小企業志向が2年連続増加。インターンシップ・仕事体験実施率の上昇が背景か
学生の就職先における企業志向を聞いたところ、大手企業志向(「絶対に大手企業がよい」と「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」の合計) は前年比0.9pt減の50.9%で、2年連続で減少した。「中堅・中小企業がよい」は44.0%で前年比1.0pt増となり、2年連続で増加した。インターンシップ・仕事体験の実施率(実施した、もしくは実施予定とする企業の割合)を企業規模別でみると、「300~999人(81.3%)」は前年比2.8pt増、「300人未満(62.9%)」は前年比4.3pt増だった。インターンシップ・仕事体験を実施する企業ほど、採用が成功しやすい傾向にある。これまで中小企業の実施率はあまり高くなかった中、徐々にインターンシップ・仕事体験の実施を通して学生へ自社の魅力を伝える企業が増えた結果、学生の中小企業志向も高まったと考えられる。【図3、4】
【図3】

【図4】

【調査担当者コメント】

2027年卒学生の企業選択のポイントでは、「給料の良い会社」が「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」を初めて上回るなど、給与や待遇面に対する学生の関心の強さがうかがえる結果となりました。給与・待遇への関心の高まりには物価の上昇などの近年の経済状況の影響も考えられます。大手企業による初任給引き上げが世間の注目を集めるなか、中小企業志向が2年連続で増加するなど学生の目は必ずしも大手企業だけに向いているわけでありません。また、給与・待遇や企業規模だけでなく、仕事の魅力ややりがいなど、複数の視点からマッチングを見極めている様子がうかがえます。
マイナビキャリアリサーチラボ 研究員 長谷川洋介
【調査概要】 2027年卒大学生就職意識調査
○調査期間/2025年10月1日(水)~2026年3月23日(月)
○調査方法/WEB入力フォームによる回収
○調査対象/2027年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/37,160名(文系男子12,402名、理系男子6,037名、文系女子15,406名、理系女子3,315名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細はこちら
(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260424_109895/)からご確認いただけます。
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