【新刊案内】車載用リチウムイオン電池リサイクル:技術・ビジネス・法制度  監修:福代 和宏(山口大学大学院 教授)  発行:(株)シーエムシー・リサーチ

サーキュラー・エコノミーの観点からのLiBリサイクルの位置づけ、日本におけるLiB共同回収スキームとその実績についてなど、従来とは異なる観点にて車載用リチウムイオン電池リサイクルについて解説!

CMCリサーチ

材料科学や化学の先端技術やその市場動向に関するレポート発行やセミナー開催を行う(株)シーエムシー・リサーチ(東京都千代田区神田錦町、https://cmcre.com/)では、このたび「車載用リチウムイオン電池リサイクル:技術・ビジネス・法制度」と題する書籍を2023年6月14日発行いたしましたので、お知らせします。
書籍の定価は、80,000 円(税込 88,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット100,000 円(税込 110,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
https://cmcre.com/archives/113697/

【新刊案内】車載用リチウムイオン電池リサイクル:技術・ビジネス・法制度
Current Status of Recycling Technologies for Automotive Lithium-Ion Batteries


◎刊行に寄せて
2022年末,世界のEV保有台数は約2,600万台に達しました。日本においても自動車メーカー各社が自動車の電動化に舵を切り,EVの時代が到来しつつあります。
EVの普及に合わせて車載用リチウムイオン電池の需要も増加しています。ここで忘れてはならないのが,リチウムイオン電池はやがて寿命を迎え廃棄されるということです。我々は使用済みリチウムイオン電池の処理について責任を負わなくてはなりません。
使用済みリチウムイオン電池の処理方法としてはリユースとリサイクルがあり,本書はこのうちのリサイクル技術に焦点をあてています。
車載用リチウムイオン電池のリサイクル技術に関わる書籍はすでにいくつか出版されていますが,その中でも本書はいくつかの点で特色を出しています。
まず,サーキュラー・エコノミーの観点からリチウムイオン電池リサイクルの位置付けが示されていること,社会システムの観点から日本におけるリチウムイオン電池の共同回収スキームとその実績が紹介されていること,製造する観点ではなく,リサイクルする観点からリチウムイオン電池の原理や構造が解説されていることなど,従来とは異なる観点から解説が行われていることが特色として挙げられます。
また,現在のリサイクル技術の柱の一つである湿式精錬については他書を凌ぐ詳細な解説が行われているほか,バイオ浸出(バイオリーチング)やダイレクトリサイクル(電気パルス法)といった非高温/低エネルギーの新技術についてもカバーされています。
このほか,リサイクルに関わる研究・特許の動向や,各国の法制度,関係各社の取り組み状況など,リサイクル技術およびビジネスの全体像を知るための資料が充実していることも本書の特色として挙げることができるでしょう。
読者諸氏におかれては,本書をお読みになることで,車載用リチウムイオン電池のリサイクル技術の現況を知り,リサイクル技術の研究開発やその成果を踏まえた事業化に役立てていただければ幸いに存じます。
                             山口大学大学院 技術経営研究科長 教授 福代和宏


■ 車載用リチウムイオン電池リサイクル:技術・ビジネス・法制度
■ 発 刊:2023年6月14日発行
■ 監 修:福代 和宏(山口大学大学院 教授)
■ 定 価:本体価格 80,000 円(税込 88,000 円)
           本体 + CD セット   100,000 円(税込 110,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・本文182頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
    ISBN 978-4-910581-41-5


➢ サーキュラー・エコノミーの観点からLiBリサイクルの位置づけを示した!
➢ 日本におけるLiB共同回収スキームとその実績を記述!!
➢ リサイクル技術の柱の一つである湿式精錬について詳細に解説!
➢ 非高温/低エネルギーの新技術、バイオ浸出(バイオリーチ)、 ダイレクトリサイクル(電子パルス法)を記述!
➢ リサイクル関連研究・特許の動向や各国の法制度、関係各社の取り組み状況などリサイクル技術およびビジネスの全体像を知るための資料が充実!

    https://cmcre.com/archives/113697/
 



【執筆者一覧】
福代 和宏 山口大学大学院 技術経営研究科長 教授
菅原 秀一 泉化研 代表
新苗 正和 山口大学 創成科学研究科 循環環境工学分野 教授
野島 剛 一般社団法人 自動車再資源化協力機構
小西 康裕 大阪府立大学 名誉教授 大阪公立大学 客員研究員 工学博士
所 千晴 早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 教授・東京大学大学院 工学研究科 システム創成学専攻 教授
初田 竜也 (株)シーエムシー・リサーチ 代表取締役


【本書の構成および目次概要】
☆本書の詳細な目次はこちらから!
   https://cmcre.com/archives/113697/


第1章 総論福代和宏
1 はじめに
2 EV(電気自動車)市場の拡大
3 EV用LiB市場の現況
4 リサイクルの必要性
5 リサイクルとリユース
6 リサイクル事業に対する追い風
7 リサイクルプロセスの全体像.
 7.1 バッテリーパックの回収および解体過程
 7.2 狭義のリサイクル過程
 7.3 物理的処理
 7.4 湿式精錬と乾式精錬
 7.5 その他のリサイクル技術
8 リサイクルの事業性
 8.1 収益性の計算例
 8.2 オペレーションコストの検討
9 リサイクルにおける技術的課題

第2章 リサイクルから見たリチウムイオン電池の原理,材料化学と構造菅原秀一
1 はじめに
2 リチウムイオン電池の原理
 2.1 正・負極と電極板
 2.2 円筒型,積層型と角槽型
3 リチウムイオン電池の材料化学と安全性
 3.1 正・負極の電気化学と充放電
 3.2 電池の有機,無機化学物質と諸規制
 3.3 安全性から見た電池の化学物質
 3.4 消防法(危険物)における有機電解液の扱い
4 リチウムイオン電池の外形と内部構造

第3章 論文・特許から見たリサイクル技術福代和宏
1 はじめに
2 リサイクル技術に関する論文.
3 リサイクル技術に関する国内特許
4 まとめ

第4章 使用済リチウムイオン電池の湿式精錬リサイクルプロセスの研究開発動向新苗正和
1 はじめに
2 使用済リチウムイオン電池の湿式精錬リサイクルプロセスの概要
3 予備処理
 3.1 放電
 3.2 解体と選別
 3.3 正極活物質の分離
4 浸出プロセス
 4.1 無機酸浸出
 4.2 有機酸浸出
 4.3 バイオ浸出
 4.4 アルカリ浸出
 4.5 浸出性改善のための補助的技術
5 浸出液からの有価金属の分離回収プロセス.
 5.1 溶媒抽出法
 5.2 沈殿法
 5.3 その他の湿式分離回収法
6 おわりに.

第5章 LiB共同回収システムにおけるリチウムイオンバッテリーのリサイクル野島 剛
1 要約
2 自再協について
3 LiB共同回収システム設立の背景
4 LiB共同回収システムの概要
 4.1 LiB回収の流れ
 4.2 回収対象
 4.3 加入メーカー等の役割
5 LiBのリサイクル方法
6 リサイクル実績
7 今後の取り組み
 7.1 回収対象品目の拡大
 7.2 リユース・リビルトの推進

第6章 マンガン系正極材料のバイオ浸出小西康裕
1 はじめに
2 マンガン酸化鉱物のバイオ浸出
 2.1 硫黄酸化微生物
 2.2 マンガン(IV)還元細菌
 2.3 鉄(III)還元細菌
3 鉄(III)還元細菌を利用する電池電極材料の バイオ浸出
 3.1 使用済みアルカリ電池
 3.2 正極活物質マンガン酸リチウム
4 おわりに

第7章 リチウムイオン電池からの金属回収のためのミネラルプロセッシング技術所 千晴
1 リチウムイオン電池資源循環を取り巻く社会的背景
2 リチウムイオン電池資源循環の現状と課題
3 リチウムイオン電池のリサイクル技術
4 ダイレクトリサイクルへの取り組み
5 まとめ

第8章 使用済み車載LiBの廃棄量・回収・リサイクル初田竜也
1 使用済み車載LiBの廃棄量予測
2 中国
 2.1 概要
 2.2 政策動向
 2.3 動向分析
 2.4 中国の課題
3 欧州
 3.1 EU電池規制案
 3.2 動向分析
4 韓国
 4.1 動向分析
 4.2 韓国産業通商資源部
5 米国
 5.1 概要
 5.2 動向分析
 5.3 米国エネルギー省(DOE)
6 回収・リサイクル
 6.1 概要
 6.2 ダイレクト・リサイクル法
 6.3 業界分析(回収・リサイクル)
7 乾式・湿式製錬
 7.1 概要
 7.2 業界分析(乾式・湿式製錬)

第9章 各社のビジネス戦略初田竜也
1 正極材リサイクル関連企業
2 LiBリサイクル関連企業
3 電池メーカー
4 自動車メーカー


☆目次の詳細とお申し込みはこちらをご覧ください↓
     https://cmcre.com/archives/113697/




◎CMCリサーチ刊行関連書籍のご案内
(1) 電池の回収・リユース・リサイクルの動向 およびそのための評価・診断・認証
https://cmcre.com/archives/111591/

■ 発 刊:2023年4月6日
■ 定 価:冊子版 90,000円(税込 99,000円)
              セット(冊子 + CD) 100,000 円(税込 110,000円)
           ★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・323頁・モノクロ
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
    ISBN 978-4-910581-37-8

☆ 詳細とご購入はこちらから↓
 https://cmcre.com/archives/111591/

(2) リチウムイオン電池の製造プロセス&コスト総合技術2022(進歩編)
https://cmcre.com/archives/102916/

■ 発 刊:2022年9月14日発行
■ 著 者:菅原 秀一
■ 定 価:本体価格 90,000 円(税込 99,000 円)
              本体 + CD セット   100,000 円(税込 110,000 円)
           ★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・165頁 カラー
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
    ISBN 978-4-910581-27-9

☆ 詳細とご購入はこちらから↓
 https://cmcre.com/archives/102916/

(3)リチウムイオン電池の製造プロセス&コスト総合技術2022(基礎編)
https://cmcre.com/archives/102857/

■ 発 刊:2022年9月8日発行
■ 著 者:菅原 秀一
■ 定 価:本体価格 130,000円(税込 143,000円)
  本体 + CD セット   150,000円(税込 165,000円)
           ★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・602頁 カラー
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
    ISBN 978-4-910581-26-2

☆ 詳細とご購入はこちらから↓
 https://cmcre.com/archives/102857/

(4)世界の車載用LIBのリユース・リサイクル 最新業界レポート
https://cmcre.com/archives/96130/

■ 発 行:2022年4月11日
■ 定 価:冊子版 140,000 円(税込 154,000 円)
セット(冊子+CD) 170,000 円(税込 187,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・170頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-20-0

↓詳細とご購入はこちらから
https://cmcre.com/archives/96130/

(5)世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
– 中国・欧州・米国・韓国・日本の主要市場の現状と各社のビジネス戦略 –
https://cmcre.com/archives/93489/

■ 発 行:2022年2月4日
■ 定 価:冊子版 180,000 円(税込 198,000 円)
セット(冊子 + CD) 220,000 円(税込 242,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・240頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-16-3

↓詳細とご購入はこちらから
https://cmcre.com/archives/93489/



☆続々追加中!

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https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/

☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓
https://cmcre.com/archives/category/seminar/semi_cmcr_f/

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会社概要

URL
http://cmcre.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田錦町2-7 東和錦町ビル3階
電話番号
03-3293-7053
代表者名
初田 竜也
上場
未上場
資本金
-
設立
1984年04月