先崎彰容『知性の復権 「真の保守」を問う』、11月17日に新潮新書から発売。日本の行方を見すえる、待望の最新刊!

ポピュリズムに抗え――本気で「今」を知りたい人へ、歴史の変曲点から「日本と世界」を洞察する!

株式会社新潮社

今、トランプ再登板を機に世界秩序は急激に変わりつつあります。グローバル主義から保護主義、協調から対立へ、自国のアイデンティティの再構築を目指す大国の動きは、ロシアや中国も同様です。こうした歴史的変曲点は約100年前、第一次大戦後の「戦間期」に酷似しています。戦後80年の今、政治家も政党もこぞって「保守」を掲げていますが、世代を問わず、世の中の閉塞感は強まるばかりです。混迷と不確実性の時代を、私たちの国はどう乗り越えるのか―いま最も注目される批評家が、ロングセラーの前著『国家の尊厳』に続いて歴史と思想史を掘り下げ、令和日本への処方箋を示します。

■目次

アイデンティティの政治の登場/ソクラテスの気概、ルターの尊厳/エレファントカーブが語るもの/愛山と透谷の「人生相渉論争」/シュムペーター「企業者」と「英雄豪傑」/安倍元総理暗殺と誤った強権批判/自己嫌悪がテロに転じるとき/「保守」という言葉の混乱/「天国」に迫る三度目の敗戦/デジタル荘園の小作人/『文明の生態史観』から考える/カーに重なる戦間期日本の自己像/西洋か、アジアか、明治いらいの悩み/日本人の生のリズム/「わたしの物語」の時代/生者の論理と死者の論理……他、目次より

■著者コメント

現代社会は、「混迷するアイデンティティの時代」と、まずはとらえるべきでしょう。世界も日本も、自己像がゆらいでいる。そしてかなり性急に、「本当の自分」を取り戻そうとしている……現代は、きわめて危ない状況なのです。個人であれば、本物の自分と社会的評価のちがいに苦しみ、怒りに駆られる。国家であれば、国際社会に本来の自国像を認めさせたいということになる……わが日本は、この荒波をどう乗り切るのか。これを考えるのが、本書執筆の目的です。 「はじめに」より抜粋

◼️書籍内容紹介

トランプ2・0を機に世界秩序は急激に変わりつつある。協調から対立、自国のアイデンティティ再構築を目指す動きはロシアや中国も同様で、こうした歴史的変曲点は百年前、第一次大戦後の戦間期にも酷似する。戦後八十年のいま、政治家や政党はこぞって「保守」を掲げるが、社会の閉塞感は強まるばかりだ。混迷と不確実性の時代をこの国はどう乗り越えるのか――近代思想史を掘り下げ、令和日本への処方箋を示す。

◼️著者紹介:先崎彰容(センザキ・アキナカ)

1975(昭和50)年東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。東北大学大学院博士課程修了、フランス社会科学高等研究院に留学。現在、社会構想大学院大学教授。専門は日本思想史。主な著書に『違和感の正体』『未完の西郷隆盛』『国家の尊厳』『本居宣長』など。

◼️書籍データ

【タイトル】知性の復権 「真の保守」を問う

【著者名】先崎彰容

【発売日】2025年11月17日

【造本】新潮新書/新書版ソフトカバー

【定価】980円

【ISBN】978-410611105

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611105/

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会社概要

株式会社新潮社

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URL
https://www.shinchosha.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220
代表者名
佐藤隆信
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
1896年07月