ソーラーカーポート「DREAM Port」が2025年度グッドデザイン賞を受賞(ニュースリリース)
大和ハウスグループの大和エネルギー株式会社(本社:大阪市阿倍野区、代表取締役社長:東 武)は、このたび、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025年度 グッドデザイン賞」において、ソーラーカーポート「DREAM Port(ドリームポート)」が受賞しましたのでお知らせします。

■開発背景
企業のESG対応やカーボンニュートラルへの取り組みが進む中、土地を有効活用できるソーラーカーポートの需要が拡大しています。これまで太陽光発電設備は、主に建物の屋根に設置されていましたが、ソーラーカーポートの普及により、駐車場などへの導入が広がっています。しかし、従来のソーラーカーポートの多くは、太く無骨な部材、骨組みや配線の露出など、意匠性に乏しく、景観や企業のブランドイメージと調和しにくいことが、事業所や商業施設での導入の障壁となっていました。
そこで当社は、事業所や商業施設、工場など多様な建物の景観と調和するデザイン性を追求したソーラーカーポート「DREAM Port」を開発しました。
■デザインのポイント
「DREAM Port」は事業所や商業施設、工場などの建物の景観に溶け込むデザインを採用したソーラーカーポートです。
躯体には表面に凹凸の少ない滑らかなアルミ押出形材を使用し、配線や雨樋を躯体内部に格納することで洗練された外観を演出しています。また、軽量なアルミニウム合金素材を押し出し加工により、曲げやねじれに強い構造形状にすることで、支柱の本数を抑えつつコンパクト化し、広いスペースを確保しています。屋根には、両面で受光・発電が可能なパネルを使用して受光効率を高めました。すべてのパネルを同じ方向に傾けた片流れ屋根を採用しており、設置の際に背中合わせに配置することで、発電効率をさらに高めることができます。
●アルミ押出形材を採用することで建物の景観に調和するデザインを形成
●車の出し入れをスムーズに行えるよう、コンパクトな支柱で広いスペースを確保
●片流れかつ背面合掌形式の屋根で、両面受光モジュールの採用により高い発電効率を実現

■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
従来のソーラーカーポートが抱えていた「景観への馴染みにくさ」や「利便性の低さ」を、後方支持構造と配線・雨樋の隠蔽設計によって解決した点が評価される。日本のエネルギー政策において太陽光発電の拡大が求められるものの、住宅や人が集まる場所でも調和する意匠性と発電効率を両立することが課題であった。本製品は日常の駐車空間をエネルギー創出の場に変え、再生可能エネルギーの普及とともに、災害時の安心や地域のエネルギー自立に貢献する可能性を持つ。2本足の軽やかな形状、背面合掌設置による高効率発電、隠された配線や縦樋など細部まで配慮した構造は、機能性と空間調和を同時に実現するデザインである。
■大和エネルギーについて
本社所在地:大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1番43号 あべのハルカス33階
代表者:代表取締役社長 東 武
会社URL:https://www.daiwa-energy.com/
事業内容:再生可能エネルギーに関する事業及び設計施工、省エネルギーに関する事業及び設計施工 ほか
大和エネルギーは、EPC事業者として300件、310MW(2025年9月30日時点)の太陽光発電設備施工実績を持ち、また発電事業者として全国に171カ所、295MW(2025年9月30日時点)の太陽光発電所で事業を行っております。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像