<実施レポート>奈良県の養護教諭向けにCanva・生成AI研修を実施
Canva×保健だより作成ワークで教育DXを推進

IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:春名啓紀、学長:杉山知之)が展開をする、オンライン授業の導入及び活用支援サービス「デジタルハリウッドアカデミー」では、「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の採択校や教育委員会にデジタルクリエイティブ教育およびデジタルツールの普及・支援に取り組んでいます。
1月29日(水)に奈良県高等学校等養護教育研究会が主催して、奈良県の公立/私立高等学校および特別支援学校の養護教諭を対象に、「養護教諭とICT」(以下、「本研修」)と題した研修を実施しました。
デジタルハリウッドアカデミーは、「保健室で使えるCanva/生成AI入門」と題し、本研修の一部を担当しました。
■特別授業の背景
近年、全国の学校教育機関で教育DXの推進が求められており、職員室等で教員同士が助け合いながらPC等のICT機器に親しむことがあります。一方で、養護教諭は保健室に一人でいることが多いため、PCが配布されているものの、使い方を質問する機会が限られており、教育DXがなかなか行われないという現状が見受けられます。奈良県の高等学校の多くはCanvaやGeminiを最大限活用できる機会に恵まれており、そのことを活かし、今回当社のデジタルハリウッドアカデミー担当の萩原ちはるが講師となり、Canvaの効果的な使い方やGeminiを使いこなすコツや注意点をレクチャーしました。さらに、Canvaを使った保健だより作成ワークを実施し、保健室の教育DXの推進を目指しました。
■本研修の概要
本研修は奈良県の公立/私立高等学校および特別支援学校の養護教諭約60名を対象に実施しました。デジタルハリウッドアカデミーが担当した「保健室で使えるCanva/生成AI入門」は80分間実施し、養護教諭は奈良県の会場にオフラインで集まり、会場にPCを繋いで講師はオンラインで登壇しました。

■本研修のポイント
奈良県の高等学校の多くはCanvaやGeminiを最大限活用できる機会に恵まれています。そこで、これらの魅力を実感していただくような研修を設計しました。そのために、養護教諭は必ず作成する『保健だより』をCanvaで作る機会を設けました。
*今回は養護教諭を対象とした研修の為、「保健だより」作成ワークを設けましたが、他の教育委員会・学校教育機関のご状況に合わせたカスタマイズが可能です。

■本研修の受講者アンケート結果(n=39)
本研修を通してCanva/Geminiに親しみを持っていただいたと受け止めています。また、「学んだ内容は今後の業務に役立ちそうだと思いますか?」という質問では、69.2%が「とても思った」、30.8%が「思った」と全受講者が肯定的な回答をしていました。

「Canvaを使いたいととても思った」「Canvaを使いたいと思った」といった肯定的な回答が100%でした。

「Geminiを使いたいととても思った」「Geminiを使いたいと思った」といった肯定的な回答が94.8%となりました。
■受講者の感想と改善点(受講者コメントより抜粋)
・生成AIには興味がありましたが、実際研修を受けてみて、是非活用したいと思いました。PCは苦手ですが、これからの養護教諭はどんどん仕事に活用して、生徒の為にがんばりたいと強く思いました。きっかけをくださったこの研修会はとても有意義ですばらしいものでした。
・CanvaやGeminiは全然知らず、学校のパソコンで使用していいものとも知りませんでした。こんなにも便利な物があるなら使わざるを得ないと思いました。さっそく活用していきたいと思います。
・保健だより作成は少しついて行けないところもありました。ただ、今後自分でやってみようという気持ちになれました。
■奈良県教育研究所 教育情報化推進部 中尾考周副主幹よりコメント
今回の研修では、多くの養護教諭の皆様が熱心に取り組まれている姿が印象的でした。特に、Canvaを活用した保健だより作成ワークでは、受講者同士で積極的に意見を交わしながら試行錯誤する様子が見られました。また、生成AI「Gemini」についても、初めて触れる方が多い中で、活用の可能性を真剣に考える姿勢がうかがえました。
これまで様々な研修を実施してきましたが、今回の研修は実践的な内容と、参加者の業務に直結するテーマが設定されていた点で、特に効果的だったと感じております。受講者の皆様が「すぐにでも活用したい」と前向きな感想を持たれていることが、それを証明しているのではないでしょうか。
受講者の皆様のコメントから、ICT活用に対する関心の高さと同時に、不安を抱えながらも一歩を踏み出そうとする意欲が伝わってきました。本研修が、その背中を押すきっかけとなったことを嬉しく思います。今後も、より実践的で役立つ研修を提供できるよう、努めてまいります。

デジタルハリウッドアカデミーでは、今後も全国の教育委員会・学校教育機関に対してデジタルクリエイティブ教育およびデジタルツールの普及・支援に取り組んで参ります。
<参考:直近の教育関係者様の活用事例>
・高岡龍谷高等学校(富山県):教職員の研修用にeラーニングの導入と実地での研修
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002476.000000496.html
・大船渡高等学校(岩手県):1、2年生向けに映像制作に関する特別授業と、Canvaを用いて学校紹介動画を制作するワークショップを実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002473.000000496.html
【デジタルハリウッドアカデミー】

デジタルハリウッドでは、2005年のデジタルハリウッド大学開学当初より動画教材と対面授業を組み合わせる「ブレンディッド・ラーニング」を実践しています。これにより、教育の標準化と教育効果の向上を実現してきました。
このノウハウを活かして、大学・専門学校・高等学校・中学校・小学校・塾・障害者支援サービス企業・教育サービス企業向けのオンライン授業、デジタルクリエイティブ教育に関わる特別授業、教職員研修等の教育支援サービスが「デジタルハリウッドアカデミー」です。
デジタルハリウッドアカデミーでは、全国の高等学校様に「情報Ⅰ・Ⅱおよび探究活動に対応した動画学習教材の導入」や「部活動や課外活動を充実化させるための教材支援」、「自宅での制作活動まで含めたデジタルクリエイティブに関わる特別授業」をはじめとする教育支援を実施し、高校生活のサポートをして参りました。高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)継続校・新規校における次年度に向けた企画のご支援や計画書の作成支援も可能です。
こちらのプレスリリースをお読みいただき、ご関心をお持ちいただいた方は、aca@dhw.co.jp 宛までお気軽にお問い合わせください。(担当:萩原)
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