<開催レポート>デジタルハリウッド大学[DHU]新入生研修を鹿児島で実施|「超5分間!僕たちの考えるクリエイティブシティ」
~ 278名の1年生が鹿児島市へのクリエイター移住をテーマに課題に取り組む ~

文部科学省認可の株式会社立の大学として、デジタルコンテンツと企画・コミュニケーションを学ぶデジタルコミュニケーション学部(4年制大学)と、理論と実務を架橋し新たなビジネスを生み出すデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置するデジタルハリウッド大学(DHU、所在地:東京・御茶ノ水、学長:杉山知之)では、2025年度学部新入生研修を4月4日~10日(発表・講評4月16日)の間、オンライン研修と鹿児島への合宿を混ぜたハイブリッド研修として実施し、278名の新1年生が参加しました。
【デジタルハリウッド大学新入生研修について】
デジタルハリウッド大学では、2005年の開校より毎年4月に新入生研修を実施しています。
2005年から2017年まではアメリカ・ロサンゼルスなどへの海外研修を、2018年からはデジタルコミュニケーションを活用した地域振興をテーマに国内研修を実施しました。
2020年から2022年度までの3年間は、新型コロナウイルス感染症の影響により、合宿型の研修を中止し完全オンラインで実施しましたが、2023年度は4年ぶりに「京都のSDGs・脱炭素をエンタメ化する」をテーマに合宿型研修を実施しました。2024年度の研修では、千代田区を舞台にインターネットラジオの制作に取り組みました。
【2025年度新入生研修合宿について】
「超5分間!僕たちの考えるクリエイティブシティ」をテーマに、鹿児島市へのクリエイター移住を促進する企画を考え、5分間の映像にまとめる研修を実施しました。278人の学生が48チームに分かれ、鹿児島市や移住環境について調べ、自分たちが考えるクリエイターが集まる街についてアイデアを出し、現地でフィールドワークと撮影、編集作業を進め作品を完成させました。また、Slack上で写真コンテストを実施し、多くの学生が鹿児島滞在中の写真を投稿しました。
研修最終日の発表と講評は、4月11日(金)にベルサール秋葉原で実施する予定でしたが、鹿児島から帰京する2便のうち1便が欠航になり延泊になったため、実施日を4月16日(水)に延期し、オンラインで実施しました。
ダイジェストムービーはこちら:https://www.youtube.com/watch?v=SppK0l5Yh1c
【プログラム内容】
■DAY 1 (4/4):Zoomでの全体セミナーとチーム別ワーク
午前はイントロダクションの後、ブレイクアウトルームを利用して少人数に分かれ、事前に作成した偏愛マップを画面共有しながら「自分の好き」について話し、同級生の「好き」を知り相互理解を深めました。
お互いの理解を進めた後は、今年度の研修テーマを発表し、クリエイティブシティについて、面白い企画の立て方について、などを学びました。
午後は、福岡県糸島市で街づくりに取り組む平野友康さんをゲスト講師に招き、糸島サイエンス・ヴィレッジ構想や地域課題の解決についてお話を聞きました。平野さん・福岡俊弘特命教授(大学院)・徳永修教授による街づくりに関するパネルディスカッションを通し、更に街づくりやクリエイティブシティについて理解を深めました。その後、Slackを利用してチーム別に自己紹介を行い、研修中の役割を決め、企画を考えました。

■DAY 2 (4/7):Zoomでの全体セミナーとチーム別ワーク
週末の間、学生たちはチームで時間を決めてSlackのチームチャンネルやハドルミーティングを使用して、企画を詰めていきました。
Day 2はイントロダクションの後、チームで映像制作の方向性やストーリーラインを考えていきました。また、藤吉香帆非常勤講師の映像制作講座を受講し、主にスマートフォンを使用した映像制作のポイントについて学びました。
この日の夜は「入学式」が開催されるため、午前でセミナーは終了しました。
■DAY 3 (4/8):研修合宿で鹿児島へ
今回の研修合宿では利用する航空会社・便名によりグループをA班・B班・C班の3つに分けました。早朝に羽田空港に集合し、3便に分かれて278名の学生と引率スタッフ14名の合計292名が鹿児島へ向け出発しました。
鹿児島空港到着後は昼食を取り、鹿児島市内を見学してから宿泊先である鹿児島サンロイヤルホテルへ向かいました。ホテル到着後は夕食の時間まで自由行動。夕食の時間に、全学生と教職員が初めて対面で集まりました。夕食後45分間の休憩時間をはさみ、夜のセミナーを開始しました。
セミナー冒頭に、下鶴隆央鹿児島市長から学生に向け歓迎と研修に関するお言葉をいただきました。セミナーには、鹿児島市役所産業局産業振興部産業創出課から3名のゲストをお迎えし、鹿児島市のクリエイター移住についての説明と質疑応答を行っていただきました。全体セミナー終了後はチームごとに企画を詰め、翌日の行動予定を組みました。クリエイターの移住や鹿児島市について多くの質問があったため、産業創出課のみなさんは、セミナー終了まで滞在し、学生たちの個別質問に答えてくださいました。

■DAY 4 (4/9):鹿児島市内でフィールドワーク
全員がバンケットに集合し、9時から全体セミナーを開始しました。今日の予定と提出物について確認した後は、鹿児島県指宿市出身で東京での勤務経験後に鹿児島市に拠点を移してWebサイト制作などで活躍する吉満瑞貴さんをゲストスピーカーにお招きし、クリエイターとして携わるお仕事や生活、拠点を東京から鹿児島に移したきっかけなどについて、お話をお聞きしました。実際にクリエイターとして鹿児島でお仕事をしている方のお話に学生たちは熱心に耳を傾けていました。
11時前に全体セミナーを終了、チームに分かれ映像制作に向けフィールドワークを開始しました。チームの渉外担当であるアシスタントプロデューサーが、今日の行動予定をSlackチャンネルで報告し、用意ができたチームから出発しました。ホテルが市内中心部から離れているため、貸し切りバス4台をホテルから鹿児島中央駅まで2往復させ、学生たちの移動の足としました。
学生たちはチームごとに天文館やMark MEIZAN、桜島など様々な場所を訪問し、映像素材を集めたり撮影、地元の方へインタビューをしたり、など積極的に活動しました。夕食後のセミナーの時間を使って、映像制作や編集作業を進めました。


■DAY 5 (4/10):鹿児島市内を見学し帰京
朝食後、部屋をチェックアウトしバンケットに集合。朝のイントロダクション後、チームに分かれ、映像編集を行いました。その後、バス9台、3グループに分かれて維新ふるさと館や仙厳園、桜島などを見学、昼食を取り鹿児島空港へ向かいました。朝から雨が降っていましたが、午後は雷の影響で鹿児島空港発着便にも影響が出ていました。全日空便利用のB班・C班は遅延した後、東京へ帰京しました。日本航空便利用のA班は、東京からの折り返し便に搭乗予定でしたが鹿児島到着の際に機体が被雷した影響で欠航になり、当日中の帰京ができず延泊することになりました。A班は4/11午後に帰京しました。11日に予定されていた秋葉原ベルサールでの発表と講評は延期し、4/16にオンラインで実施することになりました。


■DAY 6 (4/16):作品紹介と講評
延期になった発表を16日にZoomで実施しました。約200名の学生と教職員は本学の駿河台ホールに集まり、残りの学生はリモートでZoomに接続し、グループ別の優秀作品に選ばれた9作品を鑑賞しました。本学2年生のVTuber4名がコメントしながら、優秀作品を紹介しました。最後に最優秀作品の発表と記念品の贈呈、研修に携わった先生方からの講評、記録映像の鑑賞、Zoom画面越しに集合写真を撮影し、研修を終了しました。今年度の研修は、飛行機の欠航による内容変更のため、参加者全員が集合して最後の発表と記念撮影を行うことができませんでしたが、学生たちはトラブルにも悲観することなく、置かれた状況で楽しみを見つけ、元気に研修を終えることができました。


■研修担当教授のコメント
「雄大な桜島に見守られ、美味しい特産物を味わい、約300人の学生たちと鹿児島にクリエイターを移住させるアイデアを練りました。下鶴市長をはじめ自治体職員や地元のクリエイターの方々に直接お話をうかがいました。企画においては学生ならではの視点と「面白さ」を優先させました。いまできる限りの創作能力をフル動員させ、すべてのチームがユニークな映像を完成させました。クライアントニーズに応える、プロのチーム仕事の模擬体験になりました。合宿型だからできる一体感とネットワーキングを達成しました。」(橋本大也教授)
【デジタルハリウッド大学[DHU]】
2005年4月、文部科学省認可の株式会社立の大学として東京・秋葉原に開学(現在の所在地は東京・御茶ノ水)。デジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置している。
デジタルコミュニケーション学部では、不確実で予測不能な未来を自分らしく生き抜く力を身につける。 デジタルコンテンツ(3DCG/VFX、VR/AR、ゲーム、映像、グラフィック、Webデザイン、メディアアート、プログラミング等)と企画・コミュニケーション(ビジネスプラン、マーケティング、広報PR等)を産業界の第一線で活躍する教員から幅広く学べる一学部一学科制を採用。さらにグローバル人材を育成するために外国語の重点的な学習プログラムを備え、留学を推進している。世界46か国・地域出身の学生が在籍し、御茶ノ水駅前で多様性に富むキャンパスを運営している。
デジタルコンテンツ研究科では、超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、創発的学究領域 [SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行う。新規事業プランニングとプロトタイピングなど、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により「令和5年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中13位、私立大学5位となっており、多数の起業家を輩出している。
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