足立区公立小学校への海洋学習・体験提供の取組みに対し、日本財団「海と日本プロジェクト」が、足立区教育長からの感謝状を贈呈されました
感謝状贈呈式にて
(左:足立区教育長 大山 日出夫氏、右:日本財団 常務理事 海野光行氏)
公立小学校への海洋学習・体験提供プロジェクトの実施経緯と目的
本プロジェクトは、小学校などの教育機関と連携し、子ども達へ海洋学習・体験機会の提供を行うことで、子ども達に有意義な海との接点をつくることを目的に始動しました。
日本は島国であるにもかかわらず、子ども達と海との接点が減少しています。(※日本財団による「海と日本」に関する意識調査2017 参照)保護者の負担の大きさ、教育機関等におけるリスク懸念に伴う海の忌避などの社会事情に起因しており、特に都市部での改善は容易ではないと考えています。
そこで、当該機関の取組みの一環として、子ども達への海洋学習・体験機会の提供をし、教員等の海体験への心理的ハードルを下げることで、小学校での自然合宿等において「海洋学習・体験」実施が当たり前の選択肢として入ってくる状態を目指すとともに、その経験・ノウハウづくりにも寄与することで、継続的に子ども達と海とのより良い接点基盤を構築していくことを目指して本プロジェクトを推進しています。
なお、体験の企画・開発・運営は、一般社団法人次世代価値コンソーシアムとそのノウハウ等に強みをもつアクトインディ株式会社が連携して実践しています。
※日本財団による「海と日本」に関する意識調査2017:https://www.nippon-foundation.or.jp/media/archives/2018/news/pr/2017/img/31/2.pdf
足立区との取り組み実績
足立区の公立小学校5年生が実施する宿泊体験学習「鋸南自然教室」における活動の一環として、学校での事前学習と宿泊拠点近隣での体験をセットしにしたプログラムを実施しました。事前事後アンケートを実施した結果、特に「自分にとって海は身近である」という項目が変化率130%と大きく伸びるとともに、海洋に関する知識を問う質問の全項目が伸長。幅広い体験を通して、海は身近で自身の暮らしと深く関わっていることに気づくなど、子ども達の成長や学習効果を感じられる取り組みとなっています。
実施内容 | ・共通のテーマとして「海と自分たちとのつながりを実感する」を掲げ、プログラムを企画・開発。 ・学校での事前学習と宿泊拠点近隣での体験をセットしにした「海洋学習・体験プログラム」を実施。 |
実施期間 | 2022年4月~現在 |
実施規模 | 足立区の公立小学校39校 3,271名の児童を対象 |
実施プログラム | 1.漁港のお仕事体験&見学 開催場所:千葉県鋸南町 保田漁港 協力団体:保田漁業協同組合 2.海洋学習フォトテーリング 開催場所:千葉県南房総市 大房岬自然公園 協力団体:南房総市大房岬自然の家(NPO法人千葉自然学校) 3.磯観察・ビーチコーミング 開催場所:千葉県館山市 沖ノ島 協力団体:NPO法人たてやま・海辺の鑑定団 4.プランクトンの採集・観察 開催場所:千葉県鋸南町 鋸南自然の家 協力団体:特定非営利法人ディスカバーブルー 5.マリンアクティビティ 開催場所:千葉県館山市 北条海水浴場 協力団体:館山サーフクラブ |
<団体概要>
■プロジェクト主催
団体名称:一般社団法人次世代価値コンソーシアム
活動内容:子どもたちと海との有意義な接点をつくる「海洋学習・体験」の企画など
■企画・推進
団体名称:アクトインディ株式会社
活動内容:子育て支援事業(インターネット情報サービス、イベント事業)
■共催 日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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