宮部みゆきワールドの魅力全部入り! 現代を舞台にした心揺さぶる短編集『新しい花が咲く ぼんぼん彩句』が11月28日(金)に発売!
『火車』『模倣犯』『ソロモンの偽証』……。エンターテイメント作品で数々の金字塔を打ち立ててきた作家・宮部みゆきが描く怖くて、切なくて、涙を誘う極上の短編集。ミステリ、ホラー、社会派、人間ドラマなど様々な作品が詰まった『新しい花が咲く ぼんぼん彩句』を11月28日(金)に新潮文庫より刊行いたします。

■ 本作のテーマは「俳句×小説」!
句会で出た俳句から着想を得て生まれた物語は、俳句の十七音という枠を飛び出し、読者の想像をはるかに超える色彩豊かな無限の世界へと広がっていきます。物語の舞台は現代。ミステリあり、ホラーあり、社会派あり、SFあり、人間ドラマありと、様々なジャンルの詰まった、まさに宮部ワールドの魅力全部入りの宝箱のような一冊です。

■ 特別試し読みも本日より公開!
今回の刊行を記念して、全十二編の中でも一層不気味で背筋が凍る一編〈月隠るついさっきまで人だった〉全文を新潮社のWEB文芸誌〈yomyom〉にて本日より6日間かけて特別公開いたします。
▶URL:https://www.bookbang.jp/yomyom/spe_cat/bonbon
――中学三年生のわたしと五歳上の大学生のお姉ちゃんは、性格の相性が良くてずっと仲良しだった。そんなお姉ちゃんにどうやら初めて彼氏ができたらしい。追及してみると顔を真っ赤にしながらそうだと教えてくれた。でも日が経つにつれて幸せそうなお姉ちゃんの様子が少しずつおかしくなってきた。不安を覚えたわたしは彼氏に会わせてもらうことになったのだが……。
不穏さに満ち満ちた物語をぜひお楽しみください。
解説は宮部さんが俳句に興味を持つきっかけとなった『怖い俳句』(幻冬舎新書刊)の著者・倉阪鬼一郎氏。各短編の魅力を解説していただきながら、俳句つながりで思わずニヤリとしてしまうような、作品がさらに広がっていくような仕掛けをご用意していただきました。
■ 続編の掲載も決定!
〈ぼんぼん彩句〉シリーズの最新作を、新潮社のWEB文芸誌「yomyom」にて2026年1月より連載開始いたします! 宮部さんの熟達の筆をあますことなく味わえる短編になっておりますので、楽しみにお待ちください。
■ 書籍内容紹介
寿退社後に婚約破棄されたアツコが、行く当てもなく乗り込んだ路線バスの終点で見たもの。学級閉鎖で留守番中のアタル君が巻き込まれた不可思議な事件。自殺同然の事故で兄を亡くした妹が、偶然出会った女子中学生。俳句から着想を得て生まれた物語は、十七音の枠を超え、色彩豊かな無限の世界へ広がってゆく。人生の機微を掬い取るように描く、怖くて、切なくて、涙を誘う、極上の短編集。

■ 著者紹介
宮部みゆき(みやべ・みゆき)
1960(昭和35)年、東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1989(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞。2022(令和4)年には菊池寛賞を受賞。他の作品に『ソロモンの偽証』『英雄の書』『悲嘆の門』『小暮写眞館』『荒神』『この世の春』などがある。
■ 書籍データ
【タイトル】新しい花が咲く─ぼんぼん彩句─
【著者名】宮部みゆき
【発売日】2025年11月28日
【造本】文庫
【定価】935円(税込)
【ISBN】978-4-10-137281-5
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