韓国でシリーズ累計150万部のベストセラー小説『不便なコンビニ』。2024年本屋大賞 翻訳小説部門 第3位に!!
2023年6月に邦訳版が刊行された、韓国発の小説『不便なコンビニ』(キム・ホヨン著、米津篤八訳)が「2024年本屋大賞 翻訳小説部門」第3位にランクインしました!
本作は2021年に韓国で刊行され、100万部超の大ベストセラーに。本作をきっかけに「Kヒーリング小説」というジャンルまで生まれ、舞台化、ドラマ化も進行するなど社会現象となり、2022年刊行の続編『不便なコンビニ2』と合わせて累計150万部を超す大ベストセラーとなりました。
下町風情が残るソウル青坡洞(チョンパドン)のひなびたコンビニを舞台に、深夜アルバイトとして雇われた記憶喪失の元ホームレスの男・独孤(トッコ)と周囲の人々との交流、それぞれの再生を温かく描いた本作。誰もが生きづらさを抱えて生きるいまの時代だからこそ、人と人とのささやかな関わりの大切さが伝わる、8篇から成る連作短篇です。
昨年の刊行以降、日本の書店員、読者からも「登場人物たちの悩みや苦しみに共感した」「彼らと独孤との交流に心癒やされた」と熱いレビューが上がり、じわじわと話題が広がった本作。このたびの朗報を受けて、著者のキム・ホヨン氏から、日本の書店員と読者に向けたメッセージ動画を公開します!
現在、小学館では続編『不便なコンビニ2』の翻訳出版に向けて準備中。どうぞご期待ください。
『不便なコンビニ』キム・ホヨン著、米津篤八 訳
1,760円(税込) 四六版並製290P
ISBN978-4-09-356746-6 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09356746
著:キム・ホヨン(김호연)
1974年生まれ。高麗大学国語国文学科卒業。2013年に長編小説『望遠洞ブラザーズ』で世界文学賞優秀賞を受賞。他の作品に『恋敵』(2015)、『ゴーストライターズ』(2017)、『ファウスター』(2019)、エッセイ『毎日書いて、書き直して、最後まで書きます』(2020)、『キム・ホヨンの作業室』(2023)など。
訳:米津 篤八(よねづ・とくや)
早稲田大学政経学部卒、朝日新聞社勤務を経て、朝鮮語翻訳家。訳書に『チャングム』キム・サンホン、『夫・金大中とともに』李姫鎬、『誘拐の日』チョン・ヘヨン、『おばあさんが帰ってきた』キム・ボムなど。
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