『マイブック』(新潮文庫)が累計300万部突破! 台湾での売上1位獲得をはじめ、海外での人気も広がる
2026年版の5度目の重版が決定し、24年ぶりに単独累計15万部を突破。今年で発売26周年の「白い文庫本」にさらなる注目が集まっています。
手帳や日記として使用できる「白い文庫本」の先駆けとなった『マイブック』の2026年版を、今年9月に新潮文庫より発売しました。2026年版は初版8万部で発売されて以来、このたび5刷15万部を達成し、累計発行部数は300万部を突破しました。単年での発行部数が15万部を超えるのは、実に24年ぶりとなります。若い読者層の伸長も目覚ましく、発売10週時点での20代女性の販売数は、昨年比で260%、一昨年比では430%と急増しており、幅広い世代に「日々の記録」をつけるライフスタイルが浸透しています。

■『マイブック』とは……?
累計300万部を突破しロングセラーとなっている『マイブック』。中面には、日付と曜日しか入っていません。手帳、日記、備忘録に――自由に使う世界に一冊だけの本です。書きやすいように、通常の文庫よりもしっかり開く方法で製本しています。
■東アジアで人気沸騰! 台湾の主要書店にて『マイブック』が日本語書籍総合売上ランキング 第1位を獲得
『マイブック』は国内のみならず海外でも伸長しており、2026年版はすでに8,000部以上を海外で売り上げています。特に東アジア地域での人気が突出しており、その半数を占める中国では、SNS「小紅書(シャオホンシュー)」でのライブコマースがきっかけとなり人気が急上昇。現地のユーザーも日本と同様に、自由にカスタマイズして活用している様子がみられます。更に、台湾の主要書店(ジュンク堂書店 台北明曜店、ジュンク堂書店 ららぽーと台北南港店)では、2025年10月・11月の日本語書籍総合売上ランキングで第1位を獲得しました。台湾での購入客層はほぼ100%がローカルの20代~40代女性で、手頃な価格(199台湾ドル)と携帯しやすいコンパクトさが支持され、日記だけでなく、コーデやアイデアメモといった手帳的な日常の記録として活用されています。台湾では春節(2月14日)前の1月が売上のピークとなるため、今後さらなる販売拡大が見込まれるとのことです。
■Z世代が熱狂!「日記界隈」とは……?
日記界隈とは、その名の通り、「日記」を書く人々のことです。従来の日記は他人に見せず、自分だけの中で留めておくものですが、Z世代の日記はその逆。あえて日々起きた出来事をSNSなどのネット上で共有するスタイルが主流で、これはライフログとも呼ばれています。この投稿に『マイブック』が活用され、話題になっています。
なお、本年も日記界隈を中心に若者からの需要が高く、購買層の約3割を20代以下が占めています。こうしたトレンドは一過性ではなく、2026年版では発売6週目時点で20代の購入数が前年の280%に達するなど、人気は拡大傾向にあります。


■『マイブック』の使い方をご紹介します!
①あなたのお名前、お写真、プロフィールをお書きください!

②中面は自由に、オリジナルな使い方を!

③あとがきもご執筆ください!

④奥付にもご記名を!

日々の記録に、大切な誰かとの交流に、アウトプットの手段に――。来年からあなたも『マイブック』の「著者」になってみませんか?
■刊行秘話:“自分の本”が、文豪たちと同じ本棚に収まるところに価値がある――大貫卓也(『マイブック』企画・デザイン)
『マイブック』は1999年の初刊行以来、アートディレクター・大貫卓也さんの企画・デザインで制作を行っています。刊行当時のお話を大貫さんに伺いました!下記ボタンよりアクセスの上、ご覧ください。

■書籍内容
マイブックには、日付と曜日しか入っていません。これは2026年のあなたがつくる、世界に一冊だけの本。どんなふうに使うかはあなたの自由です。日記をつづってもよし。手帳として持ち歩くのもよし。誰にも思いつかないオリジナルな使い方を試してみるのも、きっと楽しいでしょう。毎日使い続けて完成させたなら、他のどの本よりも記憶に残る、とっておきの「自分の本」になっているはずです。
■書籍データ
【タイトル】マイブック―2026年の記録―
【著者名】大貫卓也/企画・デザイン
【発売日】2025年9月29日
【造本】文庫
【定価】539円(税込)
【ISBN】978-4-10-120878-7
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