「ナビナビ保険」が「年収103万円の壁」に関する意識調査を実施
62%の人が「年収103万円の壁」引き上げに賛成していることが判明
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株式会社エイチームのグループ会社である株式会社エイチームフィナジー(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:郷伸介)は、保険比較・FP(ファイナンシャルプランナー)に無料相談できる総合保険サイト「ナビナビ保険」において、アルバイトやパートとして働く男女313人を対象に調査を実施した『「年収103万円の壁」に関する意識調査』を公開しました。
URL:https://www.navinavi-hoken.com/articles/2025-annual-income-barrier
■調査実施の背景
2024年12月27日、財務省は「令和7年度税制改正の大綱」を発表しました。その中で、年収に関する重要な改正が盛り込まれました。所得税が課税される「年収103万円の壁」と呼ばれる現行の基準が、2025年より「123万円」に引き上げられる方針が示されましたが、引き続き、協議が行われる見込みです。この改正は、国民の手取りを増やすために始められた施策として注目されています。そこで今回、「ナビナビ保険」ではアルバイトやパートとして働くパートタイム労働者(短時間労働者)の男女313名を対象に「年収103万円の壁」に対する意識調査を実施しました。
■調査サマリー
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アルバイト・パートで「年収103万円の壁」を意識する人は41%!所得税や配偶者の負担が理由
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「年収103万円の壁」を理由に働き控えを始めるのは10月が最多!約60%が収入以外の負担も
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「年収103万円の壁」の引き上げ賛成は62%!「130万円の壁」を重視する声も
■調査結果
アルバイト・パートで「年収103万円の壁」を意識する人は41%!所得税や配偶者の負担が理由
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回答者のうち約41%の人が「年収103万円の壁を意識している」と答えました。その理由としては、「自分が所得税を納める義務が生じるから」と回答した人が約55.8%、「親や配偶者などの扶養者の負担が増えるから」と回答した人が約38%という結果になりました。
年収103万円の壁を理由に働き控えを始めるのは10月が最多!約60%が収入以外の負担も
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年収103万円の壁を意識していると回答した人に「働き控えを始める時期はいつですか?」と質問したところ、「働き控えの検討が必要になったことはない」(31.8%)という回答を除くと10月が17.1%と多い結果になりました。また、働き控えをするにあたって「負担が発生したことはない」(34.2%)と「未回答」(3.8%)を除くと約60%が収入面以外に負担を感じており、具体的には「他のスタッフや雇用主に対して申し訳無さなどを感じた」(30.4%)や「職場での人間関係に影響があった」(16.5%)と、心理的負担が発生していることが分かりました。
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「年収の壁がない場合、年間あと何時間程度働いていたと思いますか?」という質問では、「考えたことがない」と回答した人が半数以上おり、次いで「~50時間未満」「50~100時間未満」と回答した人が多い結果となりました。
「年収103万円」の壁の引き上げ賛成は62%!「130万円の壁」を重視する声も
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「年収103万円の壁」の引き上げに賛成している人は62.0%でした。また、緩和すべきだと思う年収の壁について質問したところ、130万円の壁が40.6%で最多となりました。各年収の壁の概要は以下の通りです。
年収103万円の壁
年収が年収103万円を超えると所得税が課される。
年収が年収103万円以下の場合、配偶者控除が適用され、配偶者(夫や妻)の所得税が軽減される。
年収106万円の壁
年収が106万円を超えると、条件により社会保険(健康保険・厚生年金)への加入が必要になる。
適用条件は従業員51人以上の企業などに週20時間以上勤務している場合。
適用条件を満たす場合は、社会保険料の支払いが始まるため、実質手取りが減少する可能性がある。
年収130万円の壁
年収が130万円を超えると、扶養から外れ、必ず社会保険に加入しなければならない。
配偶者の扶養に入れないため、健康保険・国民年金の負担が増え、手取り収入が減少する可能性がある。
参照:厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/content/001265287.pdf#page=15
■「ナビナビ保険」編集部からのコメント
今回は、年収の「年収103万円の壁」に関する意識や働き方の傾向について調査しました。その結果、アルバイトやパートで働く方々の約41%が「年収103万円の壁」を意識していることが分かりました。年収の壁があることで、収入面だけでなく、職場の人間関係や働き控えをする際の心理的負担も発生していました。また、「年収103万円の壁」の他にも106万、130万円の壁についても緩和すべきだという声がありました。これらのことから、現在において基準とされている年収の壁には課題があり、多くの方々がより良い税制改正を求めていることが分かりました。年収の壁がいくらに引き上げられるのかまだ確定していませんが、早いうちに見直しされることを期待しています。
■調査概要
調査期間:2024年12月19日~22日
調査委託先:株式会社ジャストシステム(Fastask)
調査対象:パートタイム労働者(短時間労働者)男女
サンプル数:313名
調査方法:インターネット調査
■エイチームフィナジーについて
エイチームフィナジーでは、「世の中からお金の不安をなくす」というミッションのもとに、保険代理店を中心に有益なサービスを多数提供しています。専門知識がないと難しい金融商品の比較や、日常でかかるお金の負担を減らすための情報を提供する比較サイトなど、お客さまのお金に対する不安と課題を解決することで、より人生が豊かになる社会を実現し、業界のさらなる発展に貢献していきます。
■会社概要
会社名: 株式会社エイチーム(Ateam Inc.)
所在地: 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 大名古屋ビルヂング32F
代表者:代表取締役社長 林高生
設立:2000年2月29日
資本金:838百万円(2024年7月31 日時点)
事業内容:日常生活に密着した比較サイト・情報メディア・ツールなどの様々なウェブサービスの企画・開発・運営、法人向けデジタル集客支援に関する事業支援サービスを展開する「ライフスタイルサポート事業」、多様なジャンルのゲームやツールアプリケーションを企画・開発・運営する「エンターテインメント事業」、複数の商材を取り扱うECサイトの企画・開発・運営をする「EC事業」の3つの軸で事業を展開するIT企業
コーポレートサイトURL:https://www.a-tm.co.jp/
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