かつてない熱量で、「小説」と「アート」への愛を込めた長篇小説。原田マハの『晴れの日の木馬たち』本日発売!

待望の最新長篇小説の主人公は、小説家になることを夢見る工女・すてら。「すてらは私の化身です」と著者は語る。

株式会社新潮社

アート小説の第一人者・原田マハさんが、さまざまな奇跡的な出会いに導かれ小説家になる少女を描く『晴れの日の木馬たち』を12月17日(水)、新潮社より刊行いたします。

著者からのメッセージ

主人公・すてらはいかなる状況でも大好きな「書くこと」をやめない力のある女性。

「好きなことをあきらめないでほしい」という応援の気持ちを込めました。

挑戦者であり続けたすてらの人生を、読者に追体験していただきたいです。――原田マハ

主人公、すてらとは?

母親に見捨てられた少女・すてらは、貧しい暮らしのなかで、父親の愛を一身に受けて育つ。病に倒れた最愛の父を支えるため、すてらは倉敷紡績で働くことになる。倉敷紡績社長の大原孫三郎の知遇を得、贈られた雑誌〈白樺〉で見たゴッホの絵と武者小路実篤のゴッホについての批評に心打たれたすてらは、「ゴッホが絵を描いたように自分は小説を書く」と、自身の道を定める。
20歳になる直前に8年間務めた倉敷紡績を退職し、岡山の富家で職を得て住み込みで働きはじめるが、あることをきっかけに追い出されてしまう。幼い頃から慕ってきた宣教師アリスに励まされ東京へ出たすてらは、やがて師となる流行作家の家に書生として迎え入れられるが……。

どしゃぶりの日もある。でも、雨はいつかきっとあがる――。

物語は1910年の岡山からはじまる。著者が、主人公・すてらに自らの書くことへの情熱を重ね、かつてない熱量で「小説」と「アート」への愛を込めた最新長篇小説誕生!

著者プロフィール

原田マハ

1962(昭和37)年、東京都生まれ。作家。関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業。馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍中の2000(平成12)年、ニューヨーク近代美術館に半年間派遣。その後2005年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞し、翌年デビュー。2012年に発表したアートミステリ『楽園のカンヴァス』は山本周五郎賞、R-40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードなどを受賞、ベストセラーに。2016年『暗幕のゲルニカ』がR-40本屋さん大賞、2017年『リーチ先生』が新田次郎文学賞を受賞、2024年『板上に咲く』が泉鏡花文学賞を受賞。その他の作品に『本日は、お日柄もよく』『ジヴェルニーの食卓』『デトロイト美術館の奇跡』『常設展示室』『原田マハの印象派物語』『風神雷神』『リボルバー』『たゆたえども沈まず』『美しき愚かものたちのタブロー』『黒い絵』などがある。自身の短篇小説を原作とし、監督、脚本を務めた映画『無用の人』が2027年公開予定。

(C)新潮社

■書籍データ 

【タイトル】『晴れの日の木馬たち』

【著者名】原田マハ

【発売日】2025年12月17日

【造本】 ハードカバー

【定価】(税込) 2,310円

【ISBN】978-4-10-331756-2

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/331756/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220
代表者名
佐藤隆信
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
1896年07月