デジタルハリウッド、茨城県全域で教育DX加速化推進事業支援業務を開始
県立高校・中等教育学校を対象に展開

IT関連およびデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:春名啓紀、学長:杉山知之)は、茨城県から委託を受け、2025年8月より、『茨城県 高等学校DX加速化推進事業域内横断的な取組支援業務』を担当します。
今年度、全国47都道府県において「高等学校等におけるDX加速化推進に向けた域内横断的な取組事業」が展開されています。茨城県では、県内の情報科教員の専門性向上と教職員全体の生成AIリテラシーの定着を図るとともに、県内のデジタル人材育成に関する取組を共有し、全国に発信することで県全体の取組を活性化させることを目的としています。
当社の具体的な支援内容については、「情報Ⅱ」に関する教員研修、生成AIリテラシーに関する教員研修、先端技術等(大学、企業、高等学校)の視察研修、実践事例共有会、DXハイスクール採択校の生徒による発表会、DXハイスクールのPR動画制作など、他都道府県では見られない独自性の高い取組を進めてまいります。
■DXハイスクール(高等学校DX加速化推進事業)とは
高等学校の段階におけるデジタル等の成長分野を支える人材育成の抜本的強化を図るため、情報、数学等の教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用した文理横断的・探究的な学びを強化する学校などに対して、必要な環境整備の経費を支援するものです。令和7年度については、全国で1,191校の高校が採択を受けています。
■茨城県における当事業の取組
当事業は、茨城県が県内の情報科教員の専門性向上、教職員全体の生成AIリテラシー定着、これらを通じたデジタル人材育成、全国への県取組のPRを目的としています。県立高等学校中等教育学校、を対象に域内横断支援を行うものです。事業として、次の6つの内容が含まれます。
1 「情報Ⅱ」に関する教員研修
2 生成AIリテラシーに関する教員研修
3 先端技術等の視察
4 実践事例共有発表会
5 DXハイスクール採択校の生徒による発表会
6 DXハイスクール採択校のPR動画の制作
■当事業における当社の具体的な支援内容
①「情報Ⅱ」に関する教員研修
「高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説情報編 第1部 第2章 第2節 情報Ⅱ」を基準とし、加えて、数理・データベース・AIの活用を前提とした実践的な研修を実施します。さらに、実際のカリキュラムや指導法(ハイブリットラーニング等)、評価法についてもお伝えします。研修教材には、参加者が研修で利用する生成AIやプログラミング等の実施環境について研修で取り組んだ内容を各学校の授業等で、特別な設備や環境が無くても活用可能な教材を工夫します。また、情報科以外の教員も参加することを想定し、生成AIやプログラミング等のデジタル技術に対する教員の興味関心を高め、積極的に学習できる内容とします。
②生成AIリテラシーに関する教員研修
当社のオンラインスクール等(動画教材を活用したeラーニング)で展開している「プロンプトエンジニアリングマスター講座」の実績や数多くの高等学校教員向け生成AI活用研修のノウハウを活かし、新たに動画教材を開発・提供いたします。「生成AIの基礎知識」「ガイドラインについての概要と解説」「生成AIを活用する上での留意点」「校務としての生成活用事例」「授業としての生成AI活用事例」等の項目が含まれます。
③先端技術等の視察
先端的な技術や教育カリキュラムを持つ首都圏の企業、大学、高等学校を視察します。先端プログラムの体験や有識者とのディスカッションを通じて、学びを学校現場へ還元します。
④実践事例共有会
県内採択校の実践事例共有会をオンラインで開催いたします。学校の取組や課題点を共有することで、県全体の取組活性化を図ります。
⑤DXハイスクール採択校の生徒による発表会
県内の採択校の生徒を主体とした、デジタル探究活動の発表会を開催いたします。県内採択校と県外採択校の取組事例を発表いたします。リアルでの開催と並行して、オンラインで同時配信もすることで、より多くの方々(高校生、高校教員、高校生の保護者、中学生)にお届けいたします。
⑥DXハイスクール採択校のPR動画の制作
県内の採択校の今年度の成果として、各校の取組事例をまとめたPR動画を制作いたします。
【茨城県】

https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/
茨城県教育委員会では、次世代を担う「人財」を育成するため、先進的なデジタル教育を推進しています。県内の中高生を対象とした「プログラミング・エキスパート育成事業」では、専門的なプログラミング教育を提供し創造力と実践力の涵養を図っています。さらに、ITを専門的に学ぶ「IT未来高校」、最先端の科学技術を学ぶことができる「つくばサイエンス高校」を新設、全国に先駆けたAI技術者育成のための独自教育カリキュラムの導入など、特色ある学びの場を整備することで、高度なデジタル人材の育成に取り組んでいます。加えて、県立高校17校を「DXハイスクール」に指定し、デジタルを活用した文理横断的な探究的な学びの強化を図っています。
【デジタルハリウッド株式会社】
1994年10月、会社設立と同時に日本初の実践的産学協同のクリエイター養成スクールを開校。現在、東京と大阪に専門スクール「デジタルハリウッド」と全国の各都市にWebやラーニングスタジオ「デジタルハリウッドSTUDIO」、そしてeラーニングによる通信講座「デジハリ・オンラインスクール」を展開。2004年には、日本初、株式会社によるビジネス×ICT×クリエイティブの高度人材育成機関「デジタルハリウッド大学院(専門職)」、翌2005年4月に四年制大学「デジタルハリウッド大学」を開学。
設立以来、デジタルハリウッド全体で10万人以上の卒業生を輩出している。
また、デジタルハリウッド大学開学時より導入している、動画教材と対面授業を組み合わせた「ブレンディッド・ラーニング」のノウハウを生かし、大学・専門学校の教育機関をはじめ塾・障害者支援サービス「デジタルハリウッドアカデミー」を国内外に展開。
さらに、2015年4月、スタートアップ志望者を対象としたエンジニア養成学校「ジーズアカデミー(現:ジーズ)」を開校し現在ドローンビジネスとロボットサービス産業の推進を目的とした「デジタルハリウッド ロボティックスアカデミー」を開校するなど、デジタルコンテンツ業界の人材育成と産業インキュベーションに力を注ぐ。
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