資生堂、「なでしこ銘柄」に4年連続で選定
資生堂は、経済産業省と東京証券取引所が共同で女性活躍推進に優れた上場企業を選出する「なでしこ銘柄」に4年連続で選定されました。企業価値向上につながる女性活躍のために不可欠な、「採用から登用までの一貫したキャリア形成支援」と「共働き・共育てを可能にする男女問わない両立支援」を両輪で進めていることが評価されました。
《なでしこ銘柄》
経済産業省は、東京証券取引所と共同で、女性活躍推進に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定する取り組みを、2012年度から実施しています。女性活躍推進に優れた企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進し、各社の取り組みを加速化していくことをねらいとしています。人的資本経営重視の流れを踏まえ、企業の女性活躍の取り組みの多寡だけではなく、経営戦略と結びついた女性活躍推進体制・取り組みとなっているか、また、それらが企業価値向上につながっているかという点を重視して選定しています。
《資生堂のダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)》
資生堂は企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」の実現に向けて、社員がジェンダーや年齢、国籍などに関係なく、個々人の違いを認め尊重し合い、それらのシナジーによりイノベーションを生み続ける組織風土をつくるため、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(以下、DE&I)を重要な経営戦略の柱と位置づけています。
なかでも日本における女性活躍を積極的に推進しており、2030年までに日本国内のあらゆる階層における男女比率を機会均等の象徴である50:50にすることを目指しています。2024年1月1日時点で、取締役・監査役の女性比率は40.0%※1、国内資生堂グループの女性管理職比率は40.0%(速報値)です。女性リーダー育成塾「NEXT LEADERSHIP SESSION for WOMEN」では、次期課長・部長・経営幹部候補向けの3つのプログラムを開催し、着実なリーダーシップパイプライン強化に繋げています。
さまざまな属性の社員が働きやすい職場環境の整備として、コアタイムのないフレックスタイム制度や業務の目的に合わせてリモートワークとオフィスワークを柔軟に組み合わせる「資生堂ハイブリッドワークスタイル」を運用しています。また、子育てする社員の保育ニーズに合わせて、2023年4月より当社の子会社であるKODOMOLOGY株式会社を通じて、乳幼児から小学生までを対象とする子育て支援サービス「KANGAROOM+(カンガルームプラス)」※2 を開始しました。一時預かり(ベビーシッター事業)を中心に、小学校の長期休暇に対応したキッズプログラム、新米パパ・ママに向けた体験型育児トレーニング「KODOMOLOGYイクトレ」や産後育児サポートなどを提供し、子育て中の社員をサポートしています。
当社会長 CEOの魚谷雅彦は、日本企業の役員※3 に占める女性比率の向上を目指す「30% Club Japan」の会長や、一般社団法人日本経済団体連合会のダイバーシティ推進委員会の委員長を務め、日本社会全体のジェンダーギャップ解消への旗振り役としても活動しています。
2023年からは、多様なバックグラウンドを持った人財の活躍と企業成長の関係を研究する社内研究機関「資生堂DE&Iラボ」※4 を立ち上げ、実証研究に取り組んでいます。研究成果や当社のこれまでの取り組みを公表することで、DE&Iの実現による日本経済の成長促進へ貢献していきます。
※1 第124回定時株主総会(2024年3月26日)終結後は45.4%となる予定。なお、当社は本株主総会終結後に指名委員会等設置会社に移行予定で、その女性比率(45.4%)は取締役におけるもの。
※2 当社および提携企業の社員向けサービス
※3 役員は取締役と監査役と定義
※4 ウェブサイト「資生堂DE&Iラボ」 https://corp.shiseido.com/deilab/jp/?rt_pr=trq18
▼ ニュースリリース
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003800&rt_pr=trq18
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