『アメリカの新右翼:トランプを生み出した思想家たち』(井上弘貴著、新潮選書)が「TOPPOINT大賞」を受賞!
トランプ政権を支えるブレーンたちを徹底研究した著書が、2025年下半期のベストビジネス書に選ばれました。
「⼀読の価値ある新刊書」を厳選して紹介する⽉刊誌『TOPPOINT(トップポイント)』。1987年創刊の同誌が、ビジネスリーダーを中心とする1万名以上の定期購読者へのアンケートで決定する「TOPPOINT大賞(2025年下半期)」に、井上弘貴・神戸大学教授の著書『アメリカの新右翼:トランプを生み出した思想家たち』(新潮選書)が選ばれました。ビジネス書でも経済書でもない、アメリカの政治思想を扱った本が「TOPPOINT大賞」に選ばれるのは異例のことで、ビジネスリーダーたちにとってもトランプ政権の動向は死活的な関心事になっているようです。

2025年1月の政権発足以来、トランプ政権は次々とこれまでの常識を覆す政策を打ち出し、内外に大きな混乱を生んでいます。いっけん支離滅裂な動き繰り返しているように見えるトランプ政権ですが、本書が描く「第三のニューライト(新右翼)」と呼ばれる政権のブレーンたちの来歴と思想を読めば、彼らがなぜリベラルな価値観を批判し、社会をどのように作り変えようとしているのかが見えてきます。「第三のニューライト」には、テック右派から宗教保守、ネオナチまで多様なグループが混在しており、彼らが互いに矛盾、反目し合っていることが、トランプ政権の不可解な政策につながっていることも本書を読むとよく分かります。トランプ政権とこれからの世界のゆくえを考える際にとても参考になる一冊です。
■本書で紹介される主な思想家たち
R・スペンサー……「オルトライト」を生んだ白人ナショナリストのカリスマ。
Y・ハゾニー……「ナトコン(国民保守主義)」を率いるイスラエルのシオニスト。
P・デニーン……ヴァンス副大統領の盟友で「ポストリベラル右派」の急先鋒。
R・ドレア……ハンガリーに「文化的な亡命」をした宗教保守のイデオローグ。
T・カールソン……オルバン首相を評価する元「FOXニュース」の名物ホスト。
P・ティール……テクノロジーと反中主義を信奉する「右派進歩主義」の首魁。
E・マスク……火星移住を目指し、政府効率化省(DOGE)を率いる暴れん坊。
M・アンドリーセン……「テクノ=オプティミスト宣言」を出した加速主義者。
M・ハリントン……レズビアンのコミューン出身の「反動的フェミニズム」論客。
J・D・ヴァンス……反トランプから転向し、次期大統領を狙う「トランプの番犬」。
K・ロバーツ……「ヘリテージ財団」の親トランプ化を推進するカトリック保守。
R・カミュ………「大いなる置き換え」論で世界を震撼させた仏の極右思想家。
■著者コメント
このたびはTOPPOINT大賞に拙著を選んでいただき、とても光栄に存じます。拙著はアメリカ政治のなかでも実務から離れた思想潮流という題材を扱っているにもかかわらず、ビジネスパーソンの皆様に関心をもっていただけるとは、望外の喜びでした。あらためて考えれば、アメリカの関税政策をはじめ規制の強化・撤廃をもっとも切実に受けとめていらっしゃるのが、ビジネスの最前線にいる方がたであり、そのような変化を予測し対応するためにも、皆様がその根底にある思想に注目されていることを、わたし自身、遅ればせながら学ばせていただきました。今後とも皆様に、思想という観点からのアメリカの変化や最新の動きをお伝えできるよう、努力してまいります。

■書籍内容紹介
トランプ政権による国家改造の成否に関わらず、リベラル・デモクラシーへの不信感は決定的なものとなっている。左右両極の間で起きた思想戦争の内幕を追いながら、テック右派から宗教保守、ネオナチなどの思想家たちが、なぜリベラルな価値観を批判し、社会をどのように作り変えようとしているのか、冷静な筆致で読み解く。
■著者紹介:井上弘貴(いのうえ・ひろたか)
1973年、東京都生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。博士(政治学)。早稲田大学政治経済学術院助教、テネシー大学歴史学部訪問研究員などを経て、神戸大学大学院国際文化学研究科教授。専門は政治理論、公共政策論、アメリカ政治思想史。著書に『ジョン・デューイとアメリカの責任』(木鐸社)、『アメリカ保守主義の思想史』(青土社)、訳書に『市民的不服従』(共訳、人文書院)など。
■書籍データ
【タイトル】アメリカの新右翼:トランプを生み出した思想家たち
【著者名】雄井上弘貴
【発売日】2025年6月26日
【造本】新潮選書/四六判変型ソフトカバー
【定価】1,705(税込)
【ISBN】978-4-10-603932-4
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