人気作家6人が紡ぐ三越をめぐる物語。三越アンソロジー小説 『時ひらく』文庫本 2月6日(火)発刊
作家の阿川佐和子さんをゲストに迎え発刊記念トークイベントを開催! ●2月5日(月)午後2時~午後3時 ●日本橋三越本店 本館1階 中央ホール
三越アンソロジー小説 『時ひらく』文庫本が2024年2月6日(火)に発刊されます。
この本は、三越創業350周年を記念し、文藝春秋が出版する小説雑誌 『オール讀物』に掲載された柚木麻子さん、恩田陸さん、阿川佐和子さん、辻村深月さん、東野圭吾さん、伊坂幸太郎さんの6人の人気作家による三越を題材にしたオリジナル短編小説をまとめたものです。2023年5月号から全6回にわたり連載され、このたび、三越アンソロジー小説 『時ひらく』文庫本が発刊される運びとなりました。
『時ひらく』の発刊を記念して、2月5日(月)午後2時~午後3時、日本橋三越本店 本館1階中央ホールに於いて、著者のおひとりである作家の阿川佐和子さんをお迎えしトークショーを開催いたします。
■『時ひらく』発刊の経緯
三越は、2023年に創業から350周年を迎え、2024年は、百貨店として歩み始めてから120年の節目の年となります。
1904年、日本初の「デパートメントストア宣言」で百貨店の始まりとともに文化振興も宣言し、文化・芸術の普及を図りながら、時代の変化にあわせて、新たな文化の創造と振興・継承のために様々な取り組みを続けてまいりました。
このたび、三越創業350周年を機に、これからの未来に向けて三越の文化を紡いでいくために「小説」という分野に着目。文豪・菊池寛氏が創立し2022年に100周年を迎えた株式会社文藝春秋と協業し、文芸作家による「三越」を題材にした「物語」を通じて、新たな価値を創造し、多くの人に読んでいただきたいという思いから、今回の取り組みが始まりました。
作家の皆さまには、三越に関するご自身の体験や知識だけでなく、一部の方には、三越の歴史や店内の見どころなどを紹介する「日本橋三越本店の店内ツアー」へのご参加や営業時間外の店内の様子に対する取材など、様々な形で三越を知っていただきました。
それらをもとに「三越」を題材にした「物語」が創作され、『オール讀物』に全6回にわたり、6つの「物語」が掲載されました。
2023年5月号:柚木麻子著「七階から愛をこめて」
7月号:恩田陸著「アニバーサリー」
8月号: 阿川佐和子著「雨あがりに」
9月・10月合併号:辻村深月著「思い出エレベーター」
12月号:東野圭吾著「重命(かさな)る」
2024年1月号:伊坂幸太郎著「Have a nice day!」
2024年2月6日(火)三越アンソロジー小説『時ひらく』文庫本が発刊。
三越アンソロジー小説『時ひらく』文庫本 発刊記念トークショー開催
日時:2024年2月5日(月)午後2時~午後3時
会場:日本橋三越本店 本館1階 中央ホール
『時ひらく』の発刊を記念して、作家の阿川佐和子さんと『オール讀物』編集長の石井一成さんによるトークショーを開催いたします。
※着席での観覧は、事前予約(抽選)のみ
【文藝春秋 『オール讀物』 編集長 石井一成氏メッセージ】
創業350年の三越さんと、ようやく100年を迎えた(若輩者の)文藝春秋とがコラボして、6名の作家が三越を舞台に短編小説を競作するスペシャル企画を進めてまいりました。みなさん三越への思い入れは大変なもので、六者六様、熱い気持ちのこもった小説が揃いましたが、なかでも阿川佐和子さんの「雨あがりに」は、昔、三越で働いていたという年老いたお母さんと娘とが日本橋三越本店でショッピングする物語。涙なくして読めない、やさしい文章が胸を打ちます。作者である阿川さんにも、こうしたお買い物の思い出があるのでしょうか。ぜひ、トークイベントに足をお運びいただけたら幸いです。
■『時ひらく』(文春文庫)について
著者:辻村深月、伊坂幸太郎、阿川佐和子、恩田陸、柚木麻子、東野圭吾
発売日:2024年2月6日(火)
出版社:文藝春秋
ページ数 : 256ページ
販売価格:770円(税込価格) 全国の書店、オンラインストアにて販売
●表紙とタイトル
表紙には、三越の包装紙「華ひらく」のデザインを採用。
タイトル「時ひらく」は、「華ひらく」と同じ韻を踏み、
「350年の時がひらき、未来へ続いていく」という想いが込められている。
三越を舞台に物語の名手たちが奏でる6つのデパートアンソロジー
350年の時を刻む老舗デパート『三越』。
楽しいときも、悲しいときもいつでも、むかえてくれる場所。
制服の採寸に訪れて感じたある予感。ライオンに跨る必勝祈願の言い伝えを試して見えたもの。老いた継母の買い物に付き合ってはぐれてしまった娘。命を宿した物たちが始めた会話。友達とプレゼントを買いに訪れて繋がった時間。亡くなった男が最後に買った
土産。歴史あるデパートを舞台に、人気作家6人が紡ぐ心揺さぶる物語。(文藝春秋BOOKSサイトより)
【目次】
「思い出エレベーター」 辻村深月
階下を見下ろしている泣きそうな顔の子どもがもし、いたら。
「Have a nice day!」 伊坂幸太郎
三越のライオン、知ってる? あれに跨ると夢が叶うんだって。
「雨あがりに」 阿川佐和子
三越でしか買い物をしないなんて、どこかのお嬢様のすることだ。
「アニバーサリー」 恩田陸
ざわざわするというか、ウキウキするというか。
「七階から愛をこめて」 柚木麻子
私の本当の願いはね。これから先の未来を見ることなの。
「重命(かさな)る」 東野圭吾
草薙は思わず声をあげて笑った。「いいねえ、湯川教授の人生相談か」
■三越創業350周年
三越伊勢丹グループの百貨店「三越」は、2023年に創業350周年を迎えました。
三越は、1673年 呉服店「越後屋」として創業し、1904年に日本で初めて「デパートメントストア宣言」を発し、百貨店として、その歴史を積み重ねて来ました。三越創業350周年を記念し、2023年4月1日(土)から2024年3月31日(日)までの12か月間、全国の三越各店と海外の一部店舗、三越伊勢丹オンラインストアで“伝統を超える革新性”をテーマに、これまでのご愛顧への感謝を込めて、「これからの三越への期待を感じていただく特別な価値」をお届けするさまざまな営業施策に取り組んでおります。
三越創業350周年スペシャルサイト
https://www.mitsukoshi.mistore.jp/common/event_calendar/350th/teaser.html
日本橋三越本店
電話:03-3241-3311 大代表
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
営業情報は、ホームページをご覧ください。
https://www.mistore.jp/store/nihombashi.html
※都合により、記載の情報が変更になる場合がございます。
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