南スーダンで戦闘激化 子ども45万人超が急性栄養不良のリスク ユニセフ「安全で妨げのない支援活動を」【プレスリリース】

【2026年2月3日 ジュバ(南スーダン)発】
ユニセフ(国連児童基金)南スーダン事務所は、同国ジョングレイ州での戦闘により住民の大規模な避難と重要な保健・栄養サービスの停止が相次ぐ中、45万人以上の子どもが急性栄養不良のリスクにさらされていると、警鐘を鳴らしました。
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報告によると、2026年初頭からジョングレイ州で激化した武力衝突により、特に州北部および中部において、少なくとも25万人*が避難を余儀なくされています。
ユニセフ・南スーダン事務所代表のノアラ・スキナーは次のように述べています。「こうした武力衝突の影響を被った女性や子どもたちの状況を、私たちは深く憂慮しています。これらの地域では子どもの栄養不良率が最悪レベルであること、また栄養不良の治療を受けられない子どもの死亡リスクは12倍高いことを、私たちは認識しています。全ての関係者に暴力の停止を緊急に要請するとともに、非常に脆弱な状況に置かれている避難民のもとへ、人道支援物資と支援従事者が迅速かつ妨げられることなく安全に到達できるよう求めます」
緊急支援を必要とする人々へ物資を届ける活動は大きく妨げられています。加えて、水路・空路・陸路での移動に制限がかかっているため、人道支援団体による脆弱な立場の人々への支援活動は著しく阻まれています。ジョングレイ州内の6つの郡では、重度の栄養不良の子どもたちの命を守る栄養治療食の在庫が既に底を突いている、あるいは在庫切れ寸前の状況です。
国内では、戦闘により17の保健施設が閉鎖され、関連する栄養支援サービスも停止していることがユニセフにより確認されています。また、保健・栄養物資の略奪事件が10件発生しており、そのうち5件はジョングレイ州で起きています。

移動や支援活動に大きな制約がある中でも、ユニセフは危機への対応を進めており、コレラの集団感染が懸念されているジョングレイ州ドゥク郡には、すでに浄水装置やバケツ、せっけんを届けています。また、同アコボ郡にも、マラリア治療薬や栄養不良の子ども向けの治療食、さらに約1万人分の治療に対応できる緊急保健キットなどを送っています。
* 数値は国連による確認待ちで、現時点では南スーダン救済復興委員会の情報に基づいています。
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■ ユニセフについて
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※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する32の国と地域を含みます
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公益財団法人 日本ユニセフ協会は、32の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間で唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、アドボカシーを担っています。https://www.unicef.or.jp
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