松坂桃李初舞台作品 いよいよWOWOWで放送!!
1982年、第一巻となる「I 黎明篇」の発売以来、約5年にわたって刊行され、累計1500万部の売上を誇るベストセラー小説「銀河英雄伝説」。人気作家・田中芳樹が銀河系を舞台に、多くの英雄たちによる攻防戦と策略劇を描いた、このスペースオペラは“銀英伝”の略称で知られており、30年以上、SF小説ファンだけでなく、銀河帝国のラインハルト・フォン・ローエングラムと自由惑星同盟のヤン・ウェンリーの関係性など、個性的なキャラクターが戦国武将とも重なる点から歴史小説ファンなど、数多くの人々を魅了してきた。さらにはコミック化・(劇場公開版を含む)アニメ化・ゲーム化など、さまざまなメディアミックスもされ、中国や韓国でも人気の“銀英伝”だが、11年からは舞台化もされ、さらに新たなファンを獲得しているのである。
今回WOWOWでは、その舞台版の第一弾として上演され、18000人を動員する好評を博した「舞台 銀河英雄伝説 第一章 銀河帝国篇」(11年1月、青山劇場で公演)を初放送。銀河帝国側に焦点を当てた本作で、権力によって奪われた姉を取り戻すべく、幼馴染と軍人となり、全宇宙支配の野望を募らせる下級貴族・ラインハルトを演じるのは、今をときめく人気俳優・松坂桃李だ。
彼はいかに知性とカリスマ性を兼ね備えたラインハルトを演じ切ったか。それは原作序盤の魅力を凝縮した、本作最大の見どころである。それと同時に、その後にスターダムに上り詰めていくことになる彼自身と、全宇宙支配の野望を抱くことになる役柄を重ねて楽しめることだろう。また、演出と脚本にはかつて佐々木蔵之介も所属し、SF活劇を得意としていた伝説の劇団「惑星ピスタチオ」の西田シャトナーが参加。それだけに、艦隊同士の戦闘場面をアンサンブルの群舞で表現するなど、“銀英伝”の世界観を見事に表現することに成功している。
翌6月にはヤン・ウェンリーをミュージシャン・河村隆一が、ラインハルトを注目の若手俳優・間宮祥太朗が演じ、銀河帝国の大攻勢作戦「神々の黄昏」を描いた舞台版最新作「銀河英雄伝説 星々の軌跡」が上演されることもあり、原作ファンならずともこのチャンスを逃す手はないだろう。〈映画評論家/ライター くれい響〉
5/23(土)午後5:30 WOWOWライブ
「銀河英雄伝説」銀河帝国篇
原作:田中芳樹
演出:西田シャトナー
出演:松坂桃李、崎本大海、白羽ゆり、宇野実彩子(AAA)、中河内雅貴、東山義久、
貴水博之、ジェームス小野田、堀川りょう、長谷川初範 ほか
今後のWOWOWステージラインナップ
http://www.wowow.co.jp/stage/
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