介護職経験者の約8割が「入浴介助は他の業務より身体的・精神的負担が大きい」と実感。つらい場面は「中腰姿勢」「転倒リスク」「着脱介助」が上位に

株式会社NEXER・介護職における入浴介助の負担実態に関する調査

株式会社NEXER

■介護職における「入浴介助」の負担に関する意識調査

介護現場でとくに重労働とされる業務のひとつが「入浴介助」です。

狭い浴室での中腰姿勢、濡れた床での移乗、夏場の高温多湿といった条件のなかで、介助者には心身ともに大きな負荷がかかります。

一方で「現場では実際にどれほどの時間を費やし、何をつらいと感じているのか」「身体への影響はどれほどあるのか」など、数字で語られる機会は決して多くありません。

ということで今回はシャワー入浴機器の美浴(びあみ)と共同で、事前調査で「介護職として働いていた経験がある」と回答した全国の男女50名を対象に「介護職における入浴介助の負担実態」についてのアンケートをおこないました。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。

・引用元が「株式会社NEXERとシャワー入浴機器の美浴(びあみ)による調査」である旨の記載

・シャワー入浴機器の美浴(びあみ)(https://viami.awmi.co.jp/)へのリンク設置

「介護職における入浴介助の負担実態に関するアンケート」調査概要

調査手法:インターネットでのアンケート

調査期間:2026年5月2日 ~ 5月8日

調査対象者:事前調査で「介護職として働いていた経験がある」と回答した全国の男女

有効回答:50サンプル

質問内容:

質問1:業務のなかで「入浴介助」にかける時間は、1日あたりどのくらいでしたか?

質問2:入浴介助は、他の介護業務と比べて身体的・精神的な負担が大きいと感じましたか?

質問3:その理由を教えてください。

質問4:入浴介助の際、特に「つらい・きつい」と感じた場面は何ですか?(複数回答可)

質問5:入浴介助が原因で、身体的な不調(腰痛・肩こり・熱中症など)を経験したことはありますか?

質問6:入浴介助について、負担に感じた経験や改善してほしい点があれば教えてください。

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■24.0%が、入浴介助に「1日2時間以上」を費やしていたと回答

まず、業務のなかで入浴介助にかけていた時間について聞いてみました。


その結果「30分~1時間未満」が22.0%、「1~2時間未満」が20.0%となりました。

また「2~3時間未満」は18.0%、「3時間以上」は6.0%で、合わせて24.0%の方が、1日のうち2時間以上を入浴介助に充てていたことがわかりました。「30分未満」は16.0%です。

さらに、「日によって大きく異なる」と回答した方も18.0%おり、日によって業務量に差があることもうかがえます。入浴介助は短時間で終わる業務ではなく、日中の介護業務のなかでも大きな割合を占めていたことがわかる結果となりました。

■82.0%が、入浴介助は他の業務より「身体的・精神的な負担が大きい」と回答

続いて、入浴介助の負担感について聞きました。


その結果「非常に大きい」が52.0%、「やや大きい」が30.0%となり、合わせて82.0%の方が、入浴介助は他の介護業務より負担が大きいと感じていたことがわかりました。一方で「同程度」は14.0%、「あまり感じなかった」は4.0%にとどまっています。

介護職経験者の8割以上が、入浴介助を身体的にも精神的にも負担の大きい業務として捉えていたことがうかがえます。

負担感が大きいと回答した理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

負担感が大きいと回答した理由

・夏は特に風呂場の暑さが身体にこたえる。(30代・男性)

・認知症の方だと浴室まで連れて行くのに時間がかかることがよくあるうえに、1日の入浴人数のノルマのようなものがあり、プレッシャーがかかるから。(30代・女性)

・転倒事故に注意する必要が他の介助より大きいから。(40代・男性)

・ユニットケアで一対一だったが、一人で介助するのでその分責任が大きかったのと夏は暑くて負担が大きかった。(40代・男性)

・利用者一人にかける時間が決めっているので、ある程度急いでやらないといけないから。(40代・男性)

・やはり入所者の体を持ち上げたり洗ったりするのは非常に力が要ります。(60代・男性)

寄せられた声からは、体力的なつらさだけでなく、複数の負担が重なっている実態が見えてきます。「体を持ち上げる」「洗う」といった身体的な負荷に加え、「転倒事故に注意する必要がある」「責任が大きい」といった精神的なプレッシャーもあがっています。

さらに、夏場の浴室の暑さや、決められた時間内に終わらせなければならない負担などもあり、入浴介助では複数のストレス要因が同時に発生していることがうかがえます。

介助者が一人で多くの役割を担わなければならない状況も、入浴介助の負担をより大きくしている要因といえそうです。

■入浴介助で「つらい・きつい」と感じた場面、1位は「中腰姿勢による腰への負担」で62.0%

続いて、入浴介助の際に特につらい・きついと感じた場面について聞いてみました。

最も多かったのは「中腰姿勢による腰への負担」で62.0%でした。

次いで「利用者の転倒リスク・ヒヤリハット」が58.0%、「着脱介助」が44.0%、「利用者の移乗・移動介助」が42.0%、「浴室内の高温・湿度」が40.0%と続きます。

中腰姿勢による腰への負担や、転倒リスク、利用者の身体を支える動作が上位を占めており、入浴介助が介助者の身体と精神の両面に負担をかけていることがうかがえます。

濡れた床で裸の利用者を支える場面では、わずかな動作にも転倒のリスクが伴います。

そのため、肉体的な疲労だけでなく、常に注意を払う精神的な緊張も蓄積しやすい業務だといえそうです。

■48.0%が、入浴介助が原因で「身体的な不調を経験したことがある」と回答

続いて、入浴介助が原因で身体的な不調を経験したことがあるかを聞いてみました。


その結果、「ある」と回答した方は48.0%、「ない」と回答した方は52.0%となりました。

約半数の介助者が、入浴介助によって腰痛や肩こり、熱中症など、何らかの身体的な不調を経験していたことがわかります。

入浴介助は業務上のリスクとして見過ごせない負担があるといえそうです。

■入浴介助について、負担に感じた経験や改善してほしい点

最後に、入浴介助について負担に感じた経験や改善してほしい点について聞いてみました。

入浴介助について、負担に感じた経験や改善してほしい点があれば教えてください。

・利用者の身体は冷やさずに、介助者の熱中症対策ができるように改善してほしい。(30代・男性)

・入浴を何時から何時までに終わらせる、というのではなく、日勤帯の間に終わらせる、という風にし、入浴専門のスタッフを設置してほしい。(30代・女性)

・機械化してほしいです。(40代・男性)

・お風呂内と外の温度変化を何回も体感するのでそれが疲れる。(40代・女性)

・人手不足により一人あたりの介護士にかかる負担が大きい。(40代・男性)

・狭い浴室で体の端から端まで洗うため変な体制で行うことがあるため首、腰、足に負担がかかる。個人宅だとなかなか大きな改善はおねがいできないが、シャワーチェアは導入予定してもらえると安定感、立位、立ち上がりにご利用者の負担も軽減できると思う。(50代・女性)

・自動入浴機などがあれば助かると思います。(60代・男性)

入浴介助の負担が個人の体力だけでなく、人員体制や設備環境にも大きく左右されていることがわかります。特に、浴室内の暑さや温度差による疲労、人手不足による一人あたりの負担、限られた時間内で介助を終えなければならないプレッシャーを改善してほしいという声が目立ちました。

また、自動入浴機やシャワーチェアなどの設備導入を求める声もあり、介助者と利用者の双方にとって、安全で負担の少ない入浴環境づくりが求められていることがうかがえます。

■まとめ

今回の調査では、介護職経験者の約8割が、入浴介助を「他の介護業務より身体的・精神的な負担が大きい」と感じていることがわかりました。また、約半数が、腰痛や肩こり、熱中症などの不調を実際に経験していました。

つらいと感じる場面としては、「中腰姿勢による腰への負担」「利用者の転倒リスク・ヒヤリハット」「着脱介助」が上位を占めています。入浴介助では、現場特有の動作や安全確認が、介助者の身体と精神の両面に負担をかけていることがうかがえます。

介助者の負担を減らすためには、機械化や専用機器の導入、人員体制の見直し、浴室環境の改善など、多角的な取り組みが求められます。

介助する側もされる側も無理なく過ごせる入浴環境を整えるために、機器の活用や仕組みの工夫を取り入れることが、これからの介護現場ではますます重要になっていくのではないでしょうか。

<記事等でのご利用にあたって>

・引用元が「株式会社NEXERとシャワー入浴機器の美浴(びあみ)による調査」である旨の記載

・シャワー入浴機器の美浴(びあみ)(https://viami.awmi.co.jp/)へのリンク設置

【美浴(びあみ)について】

社名:エア・ウォーター・メディカル株式会社

所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門三丁目18番19号

代表取締役:小林 靖司

Tel:0120-048-067

URL:https://viami.awmi.co.jp/

事業内容:1963年設立、エア・ウォーターグループの医療機器メーカー。在宅患者向け酸素濃縮装置の製造・販売を主力とし、介護用シャワー入浴装置「美浴(びあみ)」シリーズを展開しています。

「美浴(びあみ)」は独自のミストシャワーとドーム構造が生み出すサウナ効果で、入浴者の身体をじっくりと温め、まるでお湯に包まれているような気持ちいい入浴感をお届けします。

【株式会社NEXERについて】

本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F

代表取締役:宮田 裕也

URL:https://www.nexer.co.jp

事業内容:SEO、Webブランディング、Web広告、サイト制作、メディア

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会社概要

株式会社NEXER

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URL
https://www.nexer.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
電話番号
03-6890-4757
代表者名
宮田 裕也
上場
未上場
資本金
1億500万円
設立
2012年02月