一人ひとりにAIが寄り添う、新しい大学の学びへ。|デジタルハリウッド大学、AIエージェントと学ぶ「キャンパスポータル」2026年9月より運用開始
「キャンパスポータル」のプラットフォームおよび全学AI基盤は本学の現実科学研究所が開発

文部科学省認可の株式会社立大学として、デジタルコンテンツと企画・コミュニケーションを学ぶ4年制大学「デジタルコミュニケーション学部」と、理論と実務を架橋し新たなビジネスを創出する専門職大学院「デジタルコンテンツ研究科」を設置するデジタルハリウッド大学(DHU、所在地:東京都千代田区、学長:藤井直敬)は、出席、授業、AIとの対話、授業ノート、振り返りまでをひとつにつなぐ新たな教育プラットフォーム「キャンパスポータル」(学内名称:デジキャンポータル)を構築し、2026年9月1日より運用を開始しました。あわせて、全学生・全教職員が生成AIを利用できる「全学AI基盤」の運用も開始しました。
生成AIを単なる「便利なツール」として教育に追加するのではなく、AIが日常的に存在することを前提に、学生一人ひとりの学びを支える環境そのものを設計することが、今回の取り組みの特徴です。
「キャンパスポータル」のプラットフォームおよび全学AI基盤は、本学の現実科学研究所(所長:藤井直敬)が開発しました。
【キャンパスポータルの特徴】
■AIが「学びの場」の中にいる、新しいキャンパス環境
キャンパスポータルでは、学生が毎日アクセスするひとつの画面から、当日の授業への入室、AIティーチングアシスタント(TA)との対話、授業ノートの記入、授業後の振り返りまでを行うことができます。
授業が終わったあとも、授業ごとのノートやAIとの対話を継続することができ、学生自身の学びの記録が蓄積されていきます。
目指しているのは、AIを使うための専用サービスを新たに増やすことではありません。
学生が普段使う学習環境そのものにAIがあたりまえに存在し、授業中だけでなく、授業の前後も含めて学びを継続できる環境をつくることです。
■授業ごとに育てる「AIティーチングアシスタント」
各授業には、その授業専用のAIティーチングアシスタント(TA)を設定することができます。
教員は管理画面から講義録や教材などを登録することで、自身の授業内容に応じたTAを構成できます。専門的なプログラミングの知識は必要ありません。
TAは学生一人ひとりに対して独立して動作します。
たとえば教員が授業中にひとつの問いを提示した場合でも、それぞれのTAが学生とのこれまでの対話を踏まえ、一人ひとりに応じた異なる問いかけを行います。
AIが教員に代わって「答えを教える」のではなく、教員が設計した学びをもとに、学生自身が考え、答えにたどり着く過程を支援します。
■学生とAIの対話は、学生本人だけのものに
AIを教育に取り入れるうえで、本学が重視しているのが学生のプライバシーです。
学生とAIとの対話履歴や授業ノートは、学生本人のみが閲覧できます。教員や大学がその内容を閲覧する機能は設けていません。
大学が把握するのは、システムの運用や管理に必要となるAIの利用量であり、学生とAIとの会話内容ではありません。
教員に共有されるのは、学生自身が授業後に自分の言葉で記入する振り返りです。
AIを学生の学習を「監視する」ために利用するのではなく、安心して試行錯誤できる学習環境を、システムの構造そのものからつくります。
■全学生・全教職員が生成AIを利用できる「全学AI基盤」
キャンパスポータルの基盤として、全学生・全教職員が利用できる「全学AI基盤」も2026年9月1日より運用を開始しました。
対象はテキスト生成だけではありません。画像、映像、音楽などの生成AIも含め、グラフィック/イラスト、3DCG、映像、音・音楽、UI/Web、ゲーム、企画・脚本、リサーチなど、本学の幅広い教育・制作領域での活用を想定しています。
複数の生成AIを大学の共通基盤から利用できるようにすることで、学生が個別のサービスや契約を意識することなく、目的に応じてAIを活用できる環境を整えます。
また、すべてのAI利用を共通のゲートウェイで管理することで、学生単位・授業単位で利用量を把握し、教育現場で継続的に運用できる仕組みを構築します。
■学生一人ひとりに寄り添う「専属AIエージェント」
キャンパスポータルには、授業ごとのTAとは別に、学生一人ひとりの学びに寄り添う専属AIエージェントを配置しています。
学生はAIエージェントの名前や人格などを自分で設定することができ、授業ノートや振り返り、AIとの対話など、自身の学びの記録をもとに継続的に対話できる環境を目指します。
大学生活の中で積み重なった学びを、単なる履修履歴や成績だけではなく、「何を考え、何をつくり、どのように変化してきたのか」という記録として残していきます。
卒業時には、キャンパスポータル内で行われた4年間の学びの記録を、外部サービスに依存しない形式で本人へ返却します。
学習データを大学が保有し続けるのではなく、学生自身の資産として扱うことを目指します。
■「使う人」がつくり、「使う人」が育て続ける
キャンパスポータルは、外部のシステム開発会社へ発注して完成品を導入したものではありません。
本学の現実科学研究所において、教育現場に立つ学長・藤井直敬自身が生成AIを活用しながら設計・構築しました。
運用開始後も完成形とするのではなく、実際の授業や学生の利用状況を踏まえながら、教育現場と研究所が継続的に改善していきます。
テクノロジーを教育現場に合わせるだけではなく、教育する側自身がテクノロジーをつくり、試し、改善する。
今回の取り組みは、デジタルハリウッド大学が開学以来大切にしてきた「つくりながら学ぶ」という実践教育を、AI時代の教育環境そのものへ広げる試みです。
【今後のスケジュール】
・2026年9月1日:キャンパスポータルおよび全学AI基盤の運用開始
・2026年9月21日:2026年度 第3クォーター開始にあわせて全学へ展開
【デジタルハリウッド大学 学長・藤井直敬 コメント】
デジタルハリウッド大学は「世界を満たせ」という教学ヴィジョンのもと、つくる人を育てる場であり、現実科学研究所は、そのための試行錯誤を繰り返す実験場です。
今回運用を開始する「キャンパスポータル」は、AIが当たり前に存在する時代において、大学の学びの場そのものをどうつくり直すことができるのかという実践です。
AIを教育に「追加する」のではなく、AIとともに学び、考え、つくることが自然に行われる環境をつくる。その環境自体も、私たち自身がAIとともにつくり、使いながら更新していきます。
この実践を通じて、デジタルハリウッド大学における次の教育の形をつくっていきたいと考えています。
【デジタルハリウッド大学「現実科学研究所」について】
デジタルハリウッド大学「現実科学研究所」は、2026年7月31日に開設した学長直轄の研究機関です。研究者、クリエイター、産業界、行政など、異なる領域の人々が一つのテーブルに集まり、研究によって生まれた知を社会に実装し、その実装から新たな学びや研究テーマを生み出す「知の循環」を生み出すことを目指しています。
【デジタルハリウッド大学[DHU]】
2005年4月、文部科学省認可の株式会社立の大学として東京・秋葉原に開学(現在の所在地は東京・御茶ノ水)。デジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置している。
2026年4月、二代目学長に藤井直敬が就任。初代学長・杉山知之が示した「すべてをエンタテインメントにせよ」を拡張し、新たな教学ヴィジョンとして「世界を満たせ」を掲げる。
デジタルコミュニケーション学部では、不確実で予測不能な未来を自分らしく生き抜く力を身につける。 デジタルコンテンツ(3DCG/VFX、VR/AR、ゲーム、映像、グラフィック、Webデザイン、メディアアート、プログラミング等)と企画・コミュニケーション(ビジネスプラン、マーケティング、広報PR等)を産業界の第一線で活躍する教員から幅広く学べる一学部一学科制を採用。さらにグローバル人材を育成するために外国語の重点的な学習プログラムを備え、留学を推進している。世界49か国・地域出身の学生が在籍し、御茶ノ水駅前で多様性に富むキャンパスを運営している。
デジタルコンテンツ研究科では、超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、創発的学究領域 [SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行う。新規事業プランニングとプロトタイピングなど、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により「令和7年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中17位、私立大学7位となっており、多数の起業家を輩出している。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
