くるり、過去アルバムを完全再現!「あのとき」と「いま」が導くバンドの「未来」。プレミアムだった渋谷公会堂でのライブの模様を、WOWOWで6月28日オンエア!
くるり NOW AND THEN さよならストレンジャー / 図鑑 6月28日(日)午後5:00[WOWOWライブ]
来年20周年を迎えるくるりが渋谷公会堂にてコンセプトライブ「NOW AND THEN」を開催した。今回のライブはくるりの1stアルバム『さよならストレンジャー』(1999年発売)と2ndアルバム『図鑑』(2000年発売)を完全再現。2枚のアルバムを曲順もそのままに全て演奏するプレミアムな内容。
まずは『さよならストレンジャー』のオープニングを飾る穏やかな「ランチ」からライブはスタートした。岸田繁(G・Vo)、佐藤征史(B)のふたりに、サポートメンバーとして松本大樹(G)、mabanua(Dr)を迎えた4人編成。エモーショナルな演奏で徐々に会場は熱気に包まれる。ブルージーなギターが印象的だった「虹」、ビリビリと新聞紙を引き裂く効果音を加えた「ハワイ・サーティーン」、名曲「東京」、佐藤が奏でるウッドベースに芳醇なメロディが寄り添う「りんご飴」など、まさにアルバムに漂うあの時代の空気感が蘇る。
MCで先日、妊娠を発表してライブ活動を休止しているファンファン(tp)のコメントが流され、会場を少し和ませた後、メンバーにゴンドウトモヒコが加わり、2ndアルバム『図鑑』のパートへと突入。「それではお聴きください。くるりで『図鑑』」と、岸田の気の効いた一言から「イントロ」へと繋ぐと、ゴンドウのフリューゲルホルンの音色がダイナミックに響き渡る。さらに、岸田がキーボードの弾き語りで聴かせた「ピアノガール」、ディジュリドゥ(アボリジニの民族楽器)を交えた「屏風浦」など、くるりのあくなき実験精神を感じる名演が次々と繰り広げられる。特に力強い歌声が広いホールに響いた「街」は後半のハイライトといえるパフォーマンスだった。
結成から20年近くにわたり音楽シーンに多大な影響を与えてきたくるりの原点を振り返る貴重なライブ内容に、お客さんは誰もが食い入るようにステージを見つめていた。ラスト2曲。「ガロン」ではくるりらしいセッションをたっぷりと聴かせ、最後は民謡のようなメロディが心に沁みる「宿はなし」で締めくくった。
くるりは今後も定期的に「NOW AND THEN」シリーズは続けていきたいという。自身の歩んだ道を辿ることで、バンドのいまを再発見する。それはとても有意義な試みだ。
■■■WOWOW番組情報■■■
くるり NOW AND THEN さよならストレンジャー / 図鑑
放送日:6月28日(日)午後5:00[WOWOWライブ]
収録日:2015年4月28日
収録場所:東京 渋谷公会堂
http://www.wowow.co.jp/music/quruli/
4月28日の最終公演から選りすぐった楽曲と、メンバーのインタビューを併せてお届け!
<放送予定楽曲>
ランチ
虹
さよならストレンジャー
ハワイ・サーティーン
東京
葡萄園
りんご飴
傘
ブルース
イントロ
マーチ
ミレニアム
窓
ピアノガール
ABULA
屏風浦
街
ロシアのルーレット
ガロン
宿はなし
※予定は変更になる場合がございます。
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