世界中のファンを魅了するパリ・オペラ座バレエ団の魅力をYOUとフリーライターの佐藤友紀が語る「数あるバレエ団の中でも、やっぱりオペラ座は特別です!」
350年以上の歴史を誇り、伝統を継承しながらも常に革新的な技術を追求し続けているパリ・オペラ座バレエ団。世界最高峰と評されるバレエ団の最新公演がWOWOWで放送される。
3歳からバレエを習いはじめたというYOU も今回の放送を楽しみにしているひとり。
「バレエは高校生の頃まで続けていました。いま、義務教育にダンスが取り入れられて、ほとんどの学校でヒップホップダンスを教えているじゃないですか。でも私はまずバレエ習わせたらいいんじゃないかなと思うんですよね。バーレッスンするだけで背筋が伸びてきれいに歩けるのにって。私自身は残念ながら高校でやめちゃいました。気づいたんです、中学の時。私の中にプリマ・ドンナ的な要素はないなって(笑)。でも、バレエ団の公演があればお教室のみんなと観に行ったりしていましたし、今でも観るのは大好きです」
パリ・オペラ座と言えばダンサーたちの卓越した踊りはもちろん、「ガルニエ宮」と呼ばれる華麗な装飾が施された劇場も世界中の人々を魅了している。プライベートでパリをよく訪れるというYOUもガルニエ宮の荘厳な美しさに魅せられたと語る。
「世界中に有名なバレエ団はたくさんあるけれど、やはりオペラ座は特別。客席の天井にシャガールの『夢の花束』が描かれているじゃないですか。私、あまり絵画は詳しくないんですが、シャガールだけは好きで、あの天井画を見るためにオペラ座に行ったと言ってもいいぐらい。オペラ座でシャガール見て、バレエを鑑賞して……、超幸せな旅でした」
バレエとパリを愛するYOUが最も注目するダンサーはパリ・オペラ座出身のシルヴィ・ギエム。オペラ座に在籍していた頃から積極的にコンテンポラリー・ダンスに取り組み、いくつもの代表作を残している。YOU自身もコンテンポラリー・ダンスに興味があるとか。
「私、好きになるものに波があって、今はちょっと変わった作品も観たいと思っているんです。と言いつつ、いわゆる古典の大作といわれるものも観ておかないといけないなと。バレエに関して言えば、好きなものとそうじゃないもの、両方知った上できちんと話ができるようになりたいですね」
そんなYOUに佐藤友紀が今回の作品の見どころを語る。
「オペラ座の芸術監督を長く務めたヌレエフは自身も優れたダンサーでしたので、その振り付けは超絶技巧の連続。ヌレエフ振り付けの『眠れる森の美女』と『ドン・キホーテ』はダンサーなら誰もが挑戦したいと思う作品です。また、元来バレエ音楽ではない「マーラー交響曲第三番」をノイマイヤーがどんな作品世界に仕上げるかも楽しみですね。これははまるとかなり面白いと思います」
バレエファンはもちろん、初めてバレエの世界に触れる人でも十分に楽しめる充実のラインナップで、世界最高峰の踊りをたっぷり堪能したい。
パリ・オペラ座バレエ団特集 2012-2014 【WOWOWライブ】
7月18日(土)14:00~
7月25日(土)14:00~
詳しくは番組HP http://www.wowow.co.jp/stage/ballet/
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