子ども時代の孤独、高校を中退してイタリア留学、極貧、シングルマザー、挫折の日々。ヤマザキマリさんが波乱万丈の人生で得た「表現者とは何か」?

NHK Eテレで放送され、大反響を巻き起こした「最後の講義 漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリ」が未放映分を加えて1冊の本になりました。

株式会社主婦の友社

主婦の友社は『最後の講義 完全版 漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリ』(https://www.amazon.co.jp/dp/4074615053)を1月17日(土)に発売いたします。

ヤマザキマリさんは「表現者」としてどんな人生を送ってきたのか

「あなたは今日が人生最後の日だとしたら何を伝えたいですか?」という問いに、各界のスペシャリストが熱い講義を行う人気番組「最後の講義」。2024年7月に放送され、大きな反響を呼んだのがヤマザキマリさんの放送回だった。本書はこの番組に未放映分を加え、新たに加筆したもの。

ヤマザキマリさんといえば、最初から成功した人、世界を股にかけて活躍している自由な人というイメージがあるかもしれない。しかし、実際は、幼い頃に父親を亡くし、オーケストラのヴィオラ奏者である母親と妹の3人暮らし。母親は仕事柄、帰りが遅く、家を空けることも多く、子ども時代から寂しさを感じる中で育つ。その時なりたかった職業が絵描きさんだった。

絵の道をめざして17歳でイタリアに留学するが、画家で食べていくことは難しく、日本人観光客相手の仕事をしながら、電気もガスも水道も止められているという生活を送る。表現者という道を選んだことによって感じる孤独や貧困が長年続き、シングルマザーになった後はいくつもの仕事を掛け持ち。友人のすすめで描いた漫画によって道が開けていったことまでが明かされる。

表現と自由にはどんな関係があるのか?

講義には表現に関わる仕事をしている人とそれを目指している若者が聴講生として集まった。テーマは「表現とは何か」。

表現は「自由」であることが必須であり、何もないところから何かを生み出すためには想像力が「自由」でなければできない。自分の生き方を自己責任として、だれにも頼ることなく生きて行かなければならないこと。「自由」であることは楽しくて解放感にあふれているわけではなく、誰にも守ってもらえない孤独感であり、束縛されない解放感には大きな負荷がかかるという、「自由」の認識や覚悟についてもヤマザキさん自身の経験から語られていく。

表現者としての「自由」を選んで一匹狼として闘っていく例として、『テルマエ・ロマエ』のルシウスも登場し、ヤマザキさんの想いが明らかになる。

他にも孤高の画家ジョルジョ・デ・キリコや自由を求めた安部公房の『砂の女』、『イージー・ライダー』などのアメリカン・ニューシネマが紹介され、ヤマザキさんならではの作品を通した多くの事例から表現と自由についての考察も必読だ。

表現者をめざす若者との質疑応答では多くの「生きる金言」が

最後は、聴講生たちが質問した内容についてのやりとりの章になっている。

SNSの時代の表現は自由なのか、自信がないときはどうすればいいのか、「普通」では表現者になれないのか、自由に表現したいけれど周りにも合わせたい矛盾をどうしたらいいかなど。聴講生たちの率直な質問のどれもにヤマザキさんならではの金言が続々と出てくる。

・悩みは、自分という土壌を耕す作業です

・20代のうちは精力的にできそうな仕事をたくさん経験し、徐々に引き算していけばいい

・表現者は精神面での第1次産業者

・自分自身というのはみなさんが思っている以上にタフにできているもの

・人はありのままの自分にもっと好奇心を持ち、ありのままの自分にもっと耳を傾け、ありのままの自分をもっと愛してあげないといけない

これらは表現の世界をめざす人だけでなく、生きていく途中で出会いたい言葉ばかりで胸を打つ。

悩みのある方、人生の岐路に立っている方に、ヤマザキさんがご自分の人生から導き出した、生き抜くヒントがたくさん詰まった1冊だ。

Contents

第1章 「自由」について考えたこと、ありますか?

第2章 宗教との関わりが深く、社会をまとめる大きな力を持つ表現

第3章 表現に経済生産性はあるのか。本質を探す旅に出た14歳の私

第4章 自由を選択した後悔。経済生産性の保障と不自由さ

第5章 映画や本から読み解く表現者とは? 自由とは?

第6章 表現者は精神面での第1次産業従事者

第7章 表現とは? 自由、自信、普通とは? 聴講生たちと改めて考える

【著者紹介】

Photo:ノザワヒロミチ

ヤマザキマリ

漫画家・文筆家・画家。

日本女子大学 国際文化学部国際文化学科 特別招聘教授、東京造形大学客員教授。1984年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』でマンガ大賞2010受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ受賞。2024年『プリニウス』(とり・みきと共著)で第28回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞。著書に『ヴィオラ母さん』『ムスコ物語』『歩きながら考える』『扉の向う側』『貧乏ピッツァ』など。現在、『続テルマエ・ロマエ』を集英社「少年ジャンプ+」で連載中。

【書誌情報】

『最後の講義 完全版 漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリ』

著者/ヤマザキマリ
判型、ページ数/四六判・224ページ
定価/1760円(税込)
発売/2026年1月17日(土)
発行/主婦の友社

ISBN / 978-4-07-461505-6

電子書籍も同時発売
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4074615053

【楽天ブックス】https://books.rakuten.co.jp/rb/18465447/

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会社概要

株式会社主婦の友社

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URL
https://shufunotomo.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア
電話番号
03-5280-7500
代表者名
大宮 敏靖
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1916年09月