最後の!?シティボーイズ大特集(1992-2015)。コント全集22作品他、生放送もお見逃し無く!
1979年に大竹まこと、きたろう、斉木しげるの3人で結成したシティボーイズは、1980年代から定期的にコントを上演してきた。定型に陥ることを周到に避け、コントに新鮮な風を送り続けてきた彼ら。まさに、コントをアートにまで高めたといっても過言ではない。
テレビのバラエティ番組では、もう3人で同じ画面に登場することがめっきり減ってしまった。だが、年に1回、劇場で公演を行ない、毎回異様な人気を博している。1度でもこの公演を見た人は皆、彼らの“バランスの妙”を再認識し、病み付きになってしまう。
WOWOWでは8月17日(月)より、92年のシュールなギャグ・バラエティ・ショー「鍵のないトイレ」から、今年6月に上演された最新作の「シティボーイズ ファイナル part.1『燃えるゴミ』」まで、全22作品を放送する。
今回の特集放送にあたり、シティボーイズの3人がコメントを寄せた。
―この大特集放送が決定したときのお気持ちは?
大竹まこと「全部で22本か。オーバーに言えば、1年の三分の一くらいをこのライブに使ってきたんだね。自分の人生の証拠みたいな感じがする。私の顔が曲がったり、斉木が借金で大変な時も、きたろうが骨折した時も止めなかった。関わってくれた人全部の作品かも知れない。感謝だね」
きたろう「今の時代でも通用するコントがあるかどうか。自分たちがやってきたコントの普遍性を確かめるのはちょっと、自慢でもあるが、恥ずかしい。無謀ともいえる大特集を決断した一人の男に感謝したい。一人の熱意は、事を動かせるもんだね」
斉木しげる「大変名誉なことと恐縮しております。私自身、持っていない作品も数多くあり、楽しみでもあります」
―今回の放送で、オススメ作品をお願いします。
大竹「『マンドラゴラの降る沼』と『燃えるゴミ』。マンドラゴラでのテント公演は思い出深い。(※テーマは“アングラ”ということで、なんと池上本門寺の境内に大テントを張って公演を行なった)。いとうせいこうがバランス崩しながら参加してくれたり、公演中とてもいいタイミングで外からカラスの声が聞こえたり、オープニングの崖上のコントもね。今回の『燃えるゴミ』もとても刺激的だった。三人だけで良くやったよね。もう66才なのに。終わった感じがまだしなくて、今も空中を浮遊してるみたいだ」
※『マンドラゴラの降る沼』は8月20日(木)深夜0:10、『燃えるゴミ』は22日(土)夜9:30放送。
きたろう「『灰色の男』(『愚者の代弁者、西へ』より)。シティーボーイズの関係性がはっきりわかる作品で、今回の作品と通じる役割分担が出てると思う。そしてぼくたちにしかできない作品だと思う」
斉木「『愚者の代弁者』。皮肉だよね。人生は。ちょっと視点を変えればって・・・私も笑っちゃいます」
※『愚者の代弁者、西へ』は8月18日(火)夜6:00、『愚者の代弁者、うっかり東へ』は同日夜9:45放送
更に、彼らの最後の公演になるかもしれない「シティボーイズ ファイナル part.1「燃えるゴミ」」の放送直前、22日(土)夜7:30からは、「生放送! シティボーイズ スペシャル企画」と題して、なんと本人たちが鑑賞のポイントを徹底解説するスペシャル番組を生放送する。今回のコントは、彼らが36年の歳月をかけてたどり着いた珠玉の作品ばかり。深読みした時に見えてくる本音や、潜む大テーマなど、深く掘り下げれば掘り下げるほど、より面白さが増幅していくこと請け合いだ。また、本人たちの口からコントの分析が語られることにより「コントとはこういうものだ!」という彼らの想いを次世代に伝える貴重な機会になるだろう。スタジオには、今までの公演でゆかりのある豪華ゲストが続々集結か!?
最後の!?シティボーイズ大特集(1992-2015)、是非、お見逃し無く!
番組詳細は、WOWOWオンライン
http://www.wowow.co.jp/pg_info/wk_new/009974.php
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