ミュージカル「ALICE〜不思議の国のアリスより〜」東京公演が開幕！「自分ごとに感じていただける素敵なミュージカル」

株式会社キョードーメディアス

2024年11月8日 17時00分

2024年11月4日にリンクステーションホール青森で開幕し、東京、愛知、大阪、静岡、岐阜、和歌山、香川、大分、熊本、長崎、鹿児島にて上演される、ミュージカル「ALICE〜不思議の国のアリスより〜」。東京公演前の11月7日には、ゲネプロ取材会が行われ、田中夢羽、池上季実子、ROLLY、土屋アンナ、吉田要士、河相我聞が公演への思いを語りました。

本作は、イギリスのルイス・キャロルが1865年に刊行した児童小説「不思議の国のアリス」を原作に、誰もが知っている「ALICE」の誰も知らなかった物語を展開。上演台本・音楽・演出には数多くのミュージカル作品を手がけ、近年ではミュージカル「クリスマス・キャロル」やブロードウェイミュージカル「クラスアクト」の全国ツアーを成功させている西田直木を迎えました。

ゲネプロでは、歌とダンス、そして“不思議な世界”で彩られた胸が踊る物語が繰り広げられました。アップテンポな楽曲の中、華やかな衣裳をまとったキャラクターたちが登場するダンスシーンは圧巻です。幻想的な舞台美術と相まって、アリスと一緒に不思議の国に迷い込んでしまったかのような舞台体験が味わえました。テンポよくスピーディに展開するストーリーは飽きることなく子どもから大人まで楽しめます。

取材会では、田中が4日に行われた青森公演について「お客さまがすごく暖かくて熱量もすごかったので、私たちも負けない熱量で演技をしていきたいと思っています」と振り返りました。

続いて池上も「青森のお客さまは拍手もすごくて、スタンディングオベーションもすごくて、たくさんのエネルギーをいただいたので、今度は東京の皆さまにそのエネルギーをお返ししたいと思います」とコメント。

ROLLYは「青森は予想もしなかった皆さまの反応に驚きました。これからより精度を上げて、より素晴らしいものになるように、誠心誠意、切磋琢磨して頑張っていきたいと思います」、土屋は「私たちも初舞台でどうなるかなと思いましたが、『不思議の国のアリス』の世界にもっともっと引き込まれた感じがありました。稽古中からそうですが、どんどんこのミュージカルが好きになっています」と想いを寄せました。

そして、吉田は「青森で皆さんからパワーをいただいて、いよいよ東京が始まります。大切に大切に、皆さんに楽しんでいただけるように頑張っていきたいと思います」、河合は「青森公演はお客さんが喜んでいる、楽しんでいる姿を見てこちらも感動してしまいました。これからも１個１個積み上げてどんどん良いものにしていければと思います」とそれぞれ意気込みました。

錚々たるキャストの中で主演を務める田中。改めて「舞台に立って、ゲネをやって、青森公演も終えた中、皆さんのギアがまた一つ上がっていくのを体感しながら一緒に芝居をさせていただいています。私も負けないように頑張ろうという気持ちでおります」と力を込めます。

一方、初ミュージカル挑戦となる池上は「これでいいのかなと不安な気持ちでいっぱいですが、皆さん大先輩ばかりなので、日々、皆さんを拝見しながら学んでいます。大好きな芝居を通じてミュージカルも大好きになって、そこでお勉強もさせていただけるなんて、こんなありがたいお仕事はないなと充実を実感しています。ますます成長していけたら」と語りました。

同じくミュージカル初出演となる土屋は「めちゃくちゃ楽しい！」と笑顔。「自分が学んできた音楽とは全然違うものがたくさん詰まっていて、それを皆さんが教えてくれるんです。小学生に戻った気分で、全て吸収したいと思いながら勉強しています」と楽しそうな様子を見せました。

ミュージシャンとしても活躍するROLLYは本作の音楽について「音楽がとにかく素晴らしいです。イギリスのロックバンド、クイーンのアルバムでいうと『オペラ座の夜』のような、おいしいところが詰まった楽曲になっています。ミュージカルが好きじゃない人も好きになってしまうかもしれないくらい楽曲がいい」と言及。今回は歌唱指導としても本作に携わった吉田は、「皆さんがどんどんものにしていかれるのを見て、『おお！素敵』と刺激がいっぱいでたまらないです。僕もますます頑張ります」と話しました。

そして、劇中ではタップダンスも披露した河相。実は今回、初挑戦だったそうで、「踊りも歌もどちらかというと得意じゃないところから始めて、ようやくここまでたどり着けて、徐々に楽しめるようになってきました」と明かして驚かせていました。

最後に、田中は「世の中にあふれる他人事だと思われる事柄も、この作品を生で体感していただくことで自分事に感じていただける素敵なミュージカルになっています。ぜひ劇場でお待ちしております！」と呼びかけて取材会を締めくくりました。