【銀座三越】老舗銘菓店の若衆たちが今年も熱い!新作を引っ提げて、自ら対面で商品を語る12回目の「本和菓衆」、11月27日(水)から開催。
もっと自由に、素直に。「和菓子の原点×現代のエッセンス」が融合する新作和菓子。
『第12回 本和菓衆 12 ~自由な感性と受け継がれる技~』
■会期:2024年11月27日(水)~12月3日(火)
■会場:銀座三越 本館地下2階 GINZAステージ
※三越伊勢丹の食メディアWEB「FOODIE」URL:https://mi-journey.jp/foodie/100051/
銀座三越では、11月27日(水)~12月3日(火)の期間、本館地下2階 GINZAステージで、全国の老舗和菓子店の若旦那衆で結成された「本和菓衆(ほんわかしゅう)」による『第12回 本和菓衆 12 ~自由な感性と受け継がれる技~』を開催いたします。銀座三越で12回目の開催となる今回は、いま一度和菓子の原点に戻って、もっと自由に、素直に。伝統的な製法や材料、形にとらわれない新作和菓子を考案しました。今回は8ブランドが会場に集結。会場初登場の菓子たちにご注目ください。
<菓子舗 間瀬>上生菓子の枠を超えて、“じゆう”な発想で個性に昇華
「本和菓衆」初参加の<菓子舗 間瀬>は熱海で明治5年から続く老舗。「12」から十二単を連想し2種類のお菓子を仕立てました。
◆担当バイヤーが語る◆
まず「紅衣(くれない)」(画像左)は、生クリームと練乳を使った餡でラズベリーピューレを包み、薄く延ばしたういろう生地で巻きあげた上生菓子。酸味とコクが好バランスなひと品です。もうひとつ、「柚重(ゆうがさね)」(画像右)は柚子香る浮島生地に、刻んだ柚子とクリームチーズを加えた羊羹を流し合わせました。生クリームや練乳、クリームチーズといった乳製品を使っているので、コーヒーや紅茶にも相性ぴったりだそう。その絶妙なマリアージュに思わず微笑んでしまいます。
今回より、本和菓衆に新規参入しました!
<菓子舗 間瀬>間瀬 智仁さん
静岡県熱海市生まれ。専門学校、和菓子店で修行の後、2023年より家業の菓子舗間瀬へ入社。
老舗和菓子店の6代目として、日々和菓子と向き合いながら、自身の技術力向上にも力を注いでいる。和菓子が世界中の若い人から年配の方まで多くに人に愛されるお菓子となるように、和菓子のもつ魅力や美しさ、伝統を大事にしつつ、新たなエッセンスとの調和を目指し、挑戦を続けている。今回の本和菓衆ではその思いを実現したい。
<きよめ餅総本家>なにより風味優先、素材としっとり食感にこだわった蒸し菓子
江戸時代、熱田神宮近くに設けられたとされる「きよめ茶屋」にちなんで創業した<きよめ餅総本家>。名古屋の上菓子屋で薯蕷饅頭に使われている伊勢芋を、“蒸しカステラ”ともいえる浮島生地に入れたお菓子を創作しました。
◆担当バイヤーが語る◆
今回の製法では、強い粘りが特徴の伊勢芋を使うと日持ちは短くなるのですが、風味を優先するために、あえて伊勢芋を使って試行錯誤を続けてきたそう。結果、しっとりとなめらかな口あたりが実現しました。合わせているのは、丹波大納言小豆の鹿の子。ほどよい甘さが上品に口の中に広がります。
<乃し梅本舗 佐藤屋>原料にビール!? わらび餅の概念が変わる味わい
山形市にある創業203年の<乃し梅本舗 佐藤屋>。八代目は、老舗だからこそ挑戦し続けなければならないと「和菓子をちょっと自由に」をテーマに新商品を次々開発しています。
◆担当バイヤーが語る◆
今回作りあげたのは、わらび餅。国産わらび粉の中でも特に高価な黒本蕨から作られたわらび粉を使用し、さらに水分の一部を、天童市のクラフトビール製造「ブリューラボ・108(トウハチ)」のデーツを使ったビールに置き換えるというこだわりよう。柔らかさと強いコシを併せ持つ独特な食感と、ビールによるスパイスやドライフルーツ系の香りが複雑に絡み合い、もはやわらび餅の概念が変わる味わいです。合わせる飲み物は、日本茶よりも紅茶がおすすめとか。また、素材として使ったデーツのビールはもちろん、熟成感のある日本酒との取り合わせも楽しいとのこと。
<御菓子司 彩雲堂>不昧公の茶席和菓子「若草」の進化形
大名茶人として知られる松江藩七代藩主の松平不昧公(ふまいこう)の茶席で出されたという銘菓「若草」。島根県松江市<御菓子司 彩雲堂>は創業150年を記念して新商品「よもぎ若草」発売しました。
◆担当バイヤーが語る◆
「よもぎ若草」は地元産の原料にこだわり、県内の生産者や製茶工場と協力して開発に取り組んできたそう。求肥は奥出雲産のもち米、衣の粉末よもぎは島根町産。もっちりなめらかな食感で、よもぎ本来の風味と香りが楽しめる一品に仕上がりました。緑茶や紅茶など好みのお茶をいただきながら、いにしえの茶人に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
<龜屋>歓声があがるかわいさ! なにより“Wあんこ”がおいしいもなか
キュートな猫ちゃんに思わず歓声があがるもなかは、「小江戸」と呼ばれる埼玉県川越市を代表する和菓子店<龜屋>から。材料と製法にこだわった上質な和菓子で多くの人々に愛されています。
◆担当バイヤーが語る◆
おいしさの要は、代表銘菓「亀の最中」にも使用している十勝産小豆のつぶあんで濃厚なキャラメルあんを包んだ“Wあんこ”。異なる2種類のあんこを使うことで味が単調にならないのがポイントです。パリッと香ばしいもなか皮と相まって何個でも食べられそう。
<深川屋陸奥大掾>レモン風味がさわやか。上品な甘さの“和風シュトーレン”
江戸から数えて、東海道五十三次の47番目にあたる宿場宿・関宿に本店を構える<深川屋陸奥大掾(ふかわやむつだいじょう)>は創業380余年。今回登場するのはシュトーレン専門店<ららん>とコラボした一品です。
◆担当バイヤーが語る◆
<深川屋陸奥大掾>が江戸時代より作り続けているのが、こしあんを求肥で包んで和三盆をまぶした餅菓子「関の戸 和三盆」。レモンの果実、スピリッツ、パウダーを加えた卵不使用の生地の中心に、この「関の戸 和三盆」を詰めて焼きあげました。生地の食感は中央の「関の戸 和三盆」と一体感を感じられるほどしっとり柔らか。レモンの果実などが日に日に生地になじみ、より味わい深くなっていく味の変化も楽しみの一つです。
<田中屋せんべい総本家>伝統を超えたせんべいは、一度食べたら惚れ込むおいしさ
1859年創業、手焼きの技を守り続けるせんべい屋<田中屋せんべい総本家>からは、看板商品である「みそ入大垣せんべい」をアレンジしたひと品がお目見え。
◆担当バイヤーが語る◆
自家製こうじ味噌を使った「みそ入大垣せんべい」を砕き、ピーナッツ、かぼちゃの種、オレンジピールとともにキャラメリゼ。みそせんべいのまろやかさ、ナッツの香ばしさの奥に、オレンジピールの爽やかさがあらわれています。キャラメルのほろ苦さと相まって、なんとも奥深い味わい。 小気味よい食感もクセになり、これは手が止まりません。今回で「本和菓衆」を卒業することが決まっている<田中屋せんべい総本家>。終わりではなく、ステップアップする意味合いで商品名に「はずむ」と付けたそう。おいしく食べて、エールを送りたいですね。
<平治煎餅本店>せんべいなのにフルーティーな後味が続く、クセになる味わい
<平治煎餅本店(へいじせんべいほんてん)>は、三重県津市にある日本三観音のひとつとされる「津観音」の門前町で1913年に創業。当時から販売する「平治煎餅」は、文楽や歌舞伎の演目にちなみ、阿漕(あこぎ)平治が浜に忘れたかさをかたどったもの。
◆担当バイヤーが語る◆
その「平治煎餅」にストロベリー風味のチョコレートを浸みこませたのがこちら。しっかりとした歯応えで、噛み締めるほどにチョコレートのコクといちごの甘酸っぱさを味わえます。日本茶はもちろん、フルーティーでまろやかなコーヒーとも相性がよさそう。
本和菓衆とは
全国の歴史ある和菓子店の若旦那衆10人によって、2013年に日本橋の地で結成されたチーム「本和菓衆(ほんわかしゅう)」。「和菓子の自由な楽しさを、もっと現代に広めたい」そんな想いで集まった和菓子屋跡取りたちが、伝統の味と技を大切にしながら自由な感性と遊び心を発揮した新作和菓子を制作しています。
※数に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※画像はイメージです。
※価格はすべて税込です。
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