パナソニックが「視覚障がい者向けお買い物サポート」の実証実験を実施
パナソニック株式会社は、2017年11月16日(木)、「視覚障がい者向けお買い物サポート」の実証実験を、株式会社丸井グループの協力のもと東京の有楽町マルイにて実施します。
視覚障がい者の日常生活でのお困りごとは、「街中の移動」、「公共交通機関の利用」に次いで、百貨店やスーパーにおける「買い物」が挙げられます。「商品の陳列場所や値段が分からない」、「食料品の原材料や賞味期限がわからない」という悩みの解消や、「ウィンドウショッピングをしてみたい」という要望に応えることで、視覚障がい者の方の日常生活の自立サポートを目指した、「視覚障がい者向けお買い物サポート」の実証実験を行います。
今回の実証実験は、有楽町マルイで、店舗より貸し出したスマートフォンのカメラとマイクを活用し、買い物をしている現場の映像と音声をSkype for Businessでコールセンターに接続します。オペレータがお客様と映像を共有しながら会話し、実際の服飾雑貨売り場までの案内や買い物をサポートします。オペレータは、パナソニックのコールセンター(※1)あるいは株式会社ミライロ(※2)が担当します。また、店舗の詳細情報や商品知識が必要な場合は有楽町マルイのスタッフと連携して、お客様のお困りごとに対応します。
今回の実証実験を通じ、視覚障がい者の方のためのお買い物サポートの実用性を検証するとともに、多言語対応など今後の商品化に向けた開発を加速していきます。
実証実験の概要は以下の通りです。
実施期間:2017年11月16日(木)
実施場所:有楽町マルイ
住所:東京都千代田区有楽町2-7-1
検証内容:服飾雑貨売り場などで実際のお買い物をサポート
被験者:視覚障がい者
なお、2017年11月1日(水)~2日(木)、すみだ産業会館サンライズホールにて行われる「第12回視覚障害者向け総合イベント サイトワールド2017」にて、本サービスの実演を行います。
パナソニックは、障がい者や高齢者を含めたあらゆる人への優しい商品・サービスの提供を目指します。また、障がい者が積極的に外出し楽しめる環境づくりなど、新たな価値創造に向け取り組みます。
※1:パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社 クラウド・サービス事業センターにて運営。電話、テレビ会議、Skype等を活用し、主にBtoB向けヘルプデスク/コールセンター対応を行っています。
※2:株式会社ミライロは、ユニバーサルマナー検定や障がい者応対研修の運営など、当事者視点を取り入れた障がい者支援の取り組みに多数実績があります。
<関連情報>
・松下幸之助歴史館で、パナソニックがロボット電動車いすやITツールを活用した障がい者支援の実証実験を実施(2017年10月10日)
http://news.panasonic.com/jp/topics/156504.html
・【業界初】位置情報を使った「視覚障がい者向け鑑賞ガイドサービス」の実証実験を実施~パナソニック 汐留ミュージアム(2017年1月20日)
http://news.panasonic.com/jp/topics/151546.html
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