海と友達になろう!【海スイムセミナー】を開催しました!
2024年6月~10月(全8回) 【場所】大村市、西海市、川棚町、諫早市
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
・開催概要:海スイムセミナー
・日程及び開催場所:
第1回 2024年6月2日(日) ボートレース大村(大村市玖島1丁目15-1)
第2回 2024年6月23日(日) 崎戸海浜公園(西海市崎戸町蠣浦郷2157)
※落石で海水浴場閉鎖により延期⇒2024年8月25日(日)
第3回 2024年6月30日(日) 大崎海水浴場(東彼杵郡川棚町小串郷)
※荒天により延期⇒2024年10月12日(土)結の浜マリンパーク(諫早市飯盛町池下17-2)
第4回 2024年7月7日(日) 大崎海水浴場(東彼杵郡川棚町小串郷)
第5回 2024年7月21日(日) 結の浜マリンパーク(諫早市飯盛町池下17-2)
第6回 2024年7月28日(日) 結の浜マリンパーク(諫早市飯盛町池下17-2)
第7回 2024年8月1日(木) ボートレース大村(大村市玖島1丁目15-1)
第8回 2024年8月4日(日) 結の浜マリンパーク(諫早市飯盛町池下17-2)
・参加人数:145人(全8回合計)
・主催:一般社団法人 海と日本プロジェクト in ながさき
・共催:日本財団 海と日本プロジェクト、長与町トライアスロン協会、長崎県トライアスロン協会
大村湾の特徴や、海で安全に泳ぐために大事なことを学ぼう!
海で泳ぐ経験が少なく、海で泳ぐことに不安がある参加者が、水泳コーチとライフセーバーから海で泳ぐコツを学び、海で安全に楽しく泳ぐ練習を行う「海スイムセミナー」を全8回、4会場で開催しました。
早く海に入りたい気持ちを抑えて、まずは海スイムセミナーの主な会場である大村湾について学びました。「大村湾は超閉鎖性海域と呼ばれ、国内でも有数の特徴があります。外側の海から影響を受けにくく、周辺に住む私たちの生活が直結する海です。だからこそ地域一体でワンチームになって大村湾を守りましょう。」と伝えました。また、子どもたちに「大村湾はキレイだと思いますか?汚いと思いますか?」と問いかけると、「汚いと思う」と回答がかえって来ました。「大村湾は濁っているけれど、これはプランクトンで汚くないんです。大村湾は栄養素が豊富で『豊かな海』なんですよ。」と話すと、みんな驚いた表情をしていました。
続いてライフセーバーから「海で泳ぐとき、気を付けること」について説明しました。プールでは泳ぎ慣れている参加者たちですが、海はプールとは違います。急に水深が深くなったり、波や流れがあるため「プールで泳げる人でも、海では溺れてしまう。海で安全に泳ぐために、これから話すことを守ってほしい」と、
①海に行く前に天気予報を確認しよう
②遊びに行く海に危ないところはないか確認しよう
③ライフジャケットなど浮くものを持っていこう
④何かあったときはすぐに大人に言おう
⑤海で流されたときはどうするのか勉強しよう
の5点について説明し、海に入る前の「そなえ」が大切だと呼びかけました。
海で泳いでみよう!
陸での学びが終わったら、いよいよ海での泳ぎ方を練習します。前半は学年ごとにグループに分かれて、各コーチからプールとは違う、海での泳ぎ方を学びました。足のつかない場所で浮いて待つ方法として「立ち泳ぎ」や、八の字に手をかく「スカーリング」、自分の現在地を見失ってしまう海で泳ぎながら周りを確認する「ヘッドアップ」など、今までプールでは使ってこなかった泳ぎ方をたくさん練習しました。
海で泳ぐのが初めての子どもたちは、不安そうな表情で海に入っていきましたが、少しずつプールとの違いに慣れて、しっかりと泳げるようになっていました。練習中はライフセーバーがしっかりと参加者を見守りながら、たくさん声をかけてくれたので、みんな安心して練習ができたようでした。
後半は、豊かな大村湾を泳ぐ「スイム」と大村湾沿いを走る「ラン」の2つを掛け合わせた競技「アクアスロン」の大会、第4回ながよアクアスロン大会(8月11日開催 長崎県西彼杵郡長与町)に備えた練習も行いました。
また、6月30日(日)と8月1日(木)にボートレース大村で開催した海スイムセミナーでは、競走水面を泳ぐことができ、参加者は貴重な体験ができました。
練習後、参加者からは「波があったり、水の色が濃くて先が見えずらかったりしたけど、広い海で泳げて楽しかった」との声があり、プールとの違いを感じつつ、海の魅力を知ってもらえたようでした。
いつも海を守ってくれる、ライフセーバーを体験しよう!
第3回は荒天のため延期になり、10月12日(土)に番外編としてライフセーバー体験会を開催しました。まずは「海で泳ぐとき、気を付けること」に加え、サインフラッグについて説明しました。赤と白の格子模様の旗は「津波フラッグ」で、砂浜などに掲揚された場合、津波警報等が発令されていることがあるので速やかに避難するように伝えました。
続いて、ビーチランでウォーミングアップ後、判断力を養い砂浜を走る練習となるビーチフラッグスを体験しました。フラッグはいろいろな場所に埋められています。全体を見てフラッグを探し、狙いを定めて走り出す必要があるため、瞬時に状況判断することが求められます。さらに砂に足を取られ思うように走れません。子どもたちは楽しそうに体験しつつも、ライフセーバーの大変さを実感したようでした。
また、レスキューチューブの使い方のデモも行いました。コーチが溺れている人の役になって、救助するまでの実際の動きを見せてもらい、とてもいい経験になりました。
最後は子どもたちが楽しみにしていたレスキューボード体験です。バランスを取るのが難しく、ボードに乗るのも一苦労でした。手で漕いで進むパドリングの方法も教えてもらい、少しずつボードに慣れていきました。とても楽しかったようで、体験会終了後もボードの周りから子どもたちが離れてくれませんでした。
貴重な経験を楽しみ、海の安全を学ぶことができた体験会となりました。
参加した子ども・保護者からの声
・ごみがたくさんあると海で泳げなくなるから、自分だけでなく友達にも、ごみを捨てたらいけないということを教えてあげたい。(小学生)
・海に行く前にいろいろ調べていく必要があること、海は急に深くなること、海で泳ぐのが楽しいことを学んだ。(小学生)
・ごみを拾って海をきれいにしたいと思った。(小学生)
・海で泳ぐときに安全に泳ぐ方法や、泳力があっても溺れることがあると知れた。(高校生)
<団体概要>
団体名称:一般社団法人海と日本プロジェクト in ながさき
URL:https://nagasaki.uminohi.jp
活動内容:県内企業・団体への「海と日本プロジェクト in ながさき」への参加要請、海と日本プロジェクト in ながさき 応援動画の制作・放送やホームページの制作、長崎県独自の特徴を活かしたイベントの開催 など
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
「大村湾ワンダーベイプロジェクト」
超閉鎖性海域であるが故に、周辺地域の生活環境が影響しやすい大村湾は、地域住民・企業・自治体がワンチームとなって取り組み、大村湾を大切に守る気持ちを育む必要があります。そこで、2023年度新たに立ち上がったのが「大村湾ワンダーベイプロジェクト」です。日本財団 海と日本プロジェクトの活動の一環として、豊かで美しい大村湾を守るために推進するプロジェクトです。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像